好きな曲。

好きな曲。

私は昔から切ない曲が大好きなのですが、今日は自分の切ない曲リストからマイナーで知られてない曲を紹介したいと思います。

My Little LoverのNaked。
これはセカンドアルバムのPRESENTSの6曲目に入ってる曲です。シングルのカップリングとしてもDestinyに収録されています。Destinyは売れたシングルなので聞き覚えのある人もいらっしゃるかもしれません。
ジャンルはポップスとジャズが混じったかのような曲調なのですが、もうこのえもいわれぬ雰囲気がたまりません。マイラバと言えば、普通の人はHello,Againを挙げる人が殆どだと思うのですが、こういうアルバム曲にもキラリと光る曲があるんですよね。

で、この曲の歌詞って結構禁断の恋を淡々と歌ってたりするんですけど、オルガンとかワウギターとかが効果的に使われていて"夜っぽい雰囲気"も出ていて夜中にそういうことを考えながら聴いてるととてもいい感じです。

それにしても小林武史はすごい。ボーカリストAKKOの声のいいところを知り尽くしてるなあ、と感心する。少し揺らぎがあったり、ちょっと舌足らずっぽいところがあったり、AKKOは必ずしもめちゃくちゃ上手い歌唱力で売っているボーカリストではない。けれど、その声の透明感やちょっと切れてしまいそうな線の細い感じをうまく楽曲に活かしてる。このNakedもそんな彼女の声が存分に活かされてる。サビの「あなったーとな〜ら〜っば naked 」の最高音の"た"とか、ちょっとキツそうな感じが出るようになってたりするんだけど、本当によく計算され尽くされてるなあ、と。ただ、だからと言ってこの曲が簡単かと言うと、逆にこの曲をそれっぽく歌うのもまた難しいんじゃないのかなあ、とも思う。本当に彼女しか上手く歌えない曲だし、雰囲気を出せない曲なのだろうな、と感じるのです。