Cancun Honeymoon

8/9から8/14まで5泊6日でメキシコはカンクンまでHoneymoonに行ってきました。
結婚してからは半年以上経ってしまったのですが、なかなか旅行に出る機会が無く、8月までずれこんでしまいました。


■新婚旅行でアメリカ西海岸からどこへ行くか?さて、まず新婚旅行で考えるのは予算と行先とやりたいこと、だと思います。
私は青い海、白い入道雲、どこまでも続く空が大好きなので、最初はハワイを挙げていました。
奥さんは最初はヨーロッパに行きたいと行っていました。

ただ、会社のメンバーにはある飲み会で「ハワイなんて日本人ばっかりだし、いつでも日本から行けるわけでしょう、なぜカンクンにしないの?」という厳しい問いをいただき、
カンクンについてもしっかり調べてみました。最初はピンときませんでしたが、調べていくうちにカンクンもありだなあ、と思うようになり、
また、お盆の間、日本は静かだし、電話もかかってこないだろうからここはひとつ、この期間にカンクンに行ってしまえ!と予定を立ててみることにしました。

色々調べた結果、HISのツアーで行くよりもExpediaで予約したほうが安いという目算が立ったので即予約しました。
ホテルも色々選べたのですが、せっかくの新婚旅行だったのでAdult Onlyのホテルで高級感のあるところ、そしてせっかくのオールインクルッシブなのでレストランが多いところ、という視点で「ハイアットジラーラ カンクン(旧ロイヤルインカンクン)」に泊まることになりました。

カリフォルニア サンフランシスコから直行便でカンクンに行くと1人だいたい10万円くらいだったでしょうか、ざっくり。
で、5泊6日のオールインクルッシブのホテルがこれまた10万円くらい、でトータル2人で40万円くらいが今回のざっくり予算とあいなりました。
実際には1ドル=100円計算ではなく120円計算で話すともっとかかっている計算にもなりますが・・・。

HISのツアーでも結局それほど変わらず、あまりメリットは無かったので。。。。
ツアーを予約し、サンフランシスコの紀伊國屋書店で「カンクン地球の歩き方」を入手し、妻が私が仕事に行っている間にツアーをかたっぱしから調べておいてくれました。そして、即予約してくれてなんとか、数日間、何をやるのか目算が立ちました。

カンクンというと、サンノゼとの時差は2時間、かなり東海岸よりでして、地中海に面した海は非常に美しく、砂浜も海も空もきれいで「ウォータースポーツのメッカ」という印象が強いです。会社の先輩もダイビング旅行に行っていました。
それと同時にメキシコの東部で旧時代の文明が栄えた国という印象もありましたが、あまり具体的に何がある、という理解は出来ていませんでした。
実際には詳細を細かく把握できないまま、新婚旅行の前の週は出張者も目白押しで非常に忙しく、あまり具体的に準備もできないまま出発前日を迎えてしまったような気がします。

結局、行きの飛行機の中で「地球の歩き方」を読む羽目になっていました。

■いざカンクン8/9出発当日は車でサンフランシスコ空港まで45分くらいで向かいました。朝早い便だったので念には念を入れて朝4時くらいに起きて準備して朝4時20分くらいには車をだし、5時過ぎには車は2?離れたOff airport parkingに到着し、そこからサンフランシスコ空港のUnitedのラウンジでゆっくりしました。が、あまりにも早く着き過ぎたせいで1時間半以上やることもなく、暇暇だったように思います。適当に過ごす羽目になってしまいました。
そこから8時の飛行機に乗り、いざメキシコ・カンクンに飛び立ちました。飛行機機内ではなんと国際便にも関わらず、ごはんが出てこず、5時間半ちょっと飲まず食わずでした。恐るべし、United・・・・。最近どんどんUnitedが嫌いになっていく自分がいます。同じスターアライアンスANAはあんなに快適だったのに。。。結局、プリングルスか何かを食べていたかと思います。飛行機が到着すると、飛行機は冷房がききすぎて寒かったにも関わらず、常夏の国だけに非常に暑い。暑さを早くも感じつつもドルからペソへ現金両替して、前日に慌てて予約していたシャトルバスへ。

■ホテルゾーンへシャトルバスに乗り込むと20分程度でカンクンのホテルゾーンと呼ばれるエリアに到着しました。1970年代には単なる漁村だったという、ホテルゾーンはいまや、大小80もの超豪華ホテルが立ち並ぶスーパーリゾートになっています。シャトルバスがホテルへ到着すると、さっそくベルボーイがスーツケースを預かり、ホテルの1階の奥のほうにある、日本人用のコンシェルジュデスクに通されました。ホテルのロビーも吹き抜けになっており、入り口から奥にビーチや海が見通せるようになっていたり、ととても素敵な景観でした。

コンシェルジュデスクとは既に別件で何度かメールのやりとりをしていたのですが、その日本人の方が快く迎え入れてくれて、ウェルカムドリンクとして早速シャンパンが出てきたり、冷たいおしぼりが出てきて感動してしまいました。コンシェルジュがさっと手際よく、チェックイン手続きやら説明手続き、また、おいしいレストランの予約手続きをしてくれたのでその後は部屋に通されました。お部屋は9階建てくらいのホテルの3階で全室オーシャンビューというのもまたこのホテルのよかったことの一つでしょうか。オールインクルッシブ(All Inclusive)の証として手首にリストバンドも巻かれました。結局、滞在中リストバンドの有無を確認されたことはあまりなかったようにも思いますが・・。

ホテルのお部屋に入ると、窓からは素敵な青い海と空がまばゆいばかりで、お部屋にはウェルカムワインとして赤ワインが置いてあり、しかもベッドには素敵な白鳥のタオルと赤いお花でできた飾り付けがしてありました。一応、事前にハネムーンと言っておくとこういう素敵なアレンジをしてもらえるそうです。(こういうアレンジはハネムーン以外では有料だそうです)もうこれだけでも十分にいい気持ですが、お部屋のバルコニーにはハンモックが置いてあったりして、そのハンモックにぶら下がって赤ワインを楽しんでいたらあっという間に時間が経ってしまいました。ルームサービスがうれしくてチーズケーキやらスイーツやらも頼んだりしました。


その後、ホテルの中を散策してプール周辺を歩いているとプールのわきにある素敵なレストランを発見しました。これもまた、海が見えるオープンレストランでペリカノスというところでステーキを食べたりして夜は更けていきました。お部屋には室内のベッドのすぐ横にジャグジーがあって、そこにきれいな赤い花を浮かべながらお風呂に入ったりしました。(こういうのは初体験でしたね)

■チチェン・イツァ、イク・キル8/10は早朝6時前には起きてルートツアーズという日本人のツアー会社のツアーでチチェン・イツァ、イク・キルへ向かいました。今回のツアーでは日本人の観光客とも一緒でした。6:10に集合と私が勘違いしてまして、6:05に集合だったのにのんびりしていたら、ツアー会社の人に3分遅れたことをかなり深刻に怒られてしまい、非常に悲しい気持ちになりつつ、他のみなさんを待たせたことも申し訳なくなりつつ、非常にどんよりした気持ちでスタートしてしまいました。
マイクロバスの中で朝ごはんとしてパンにチョコクリーム塗ったやつとかコーヒーとかもいただきました。(このツアーでは朝食とランチがついている)
チチェン・イツァへはカンクンのホテルゾーンからマイクロバスでおおよそ2時間半ほどかかりました。朝早いツアーでしたのですっかり爆睡してしまう場面もありましたが、ツアー会社の小林さんのひょうきんなお話がとても面白く、結構解説も聞いていたように思います。
チチェン・イツァはマヤ・アステカ文明時代の遺物だそうですが、見た感じピラミッドのような形をしているため、ついつい誰か王様のお墓と受け取ってしまいがちですが、実際には神殿だったそうです。当時、まだスペイン人がやってくる前から続いていた文明の神殿だそうですが、石灰岩でできた神殿はかなり立派でして、(実際には修繕が加わっているそうです)歴史を感じることができました。登ったり、中に入ったりは出来なかったんですが。
マヤ・アステカ文明では天候を重視した信仰が続いていたそうで、神への生贄などの現代人が聞くと恐ろしく感じる風習も残っていたそうです。また、この神殿が蛇をあしらったものではないか?という話や、毎年、夏至の日と冬至の日には蛇に羽根が生えている姿が神殿の影を利用して見えるという話、また、神殿の前で手を叩くと石灰岩の性質から鳥の鳴き声のような音が反響してくる話、また、神殿の段数や階段の段数の数が当時のマヤの暦を表していてある種「カレンダー神殿」だったという話は面白かったですね。
結局のところ、この文明は滅びてしまって、その後にジャングルの中に残る神殿が数百年経ってから発見されたのですが、天候をある意味信仰対象である神の根拠に掲げるような宗教が立ち行かなくなってしまったのはおおよそ鎌倉時代くらいのことだったそうです。チチェン・イツァでは神殿の他にも神へ捧げる生贄を決めるための競技場や生贄が多数沈んでいった泉を見学しました。

その後、チチェン・イツァから車で移動し、イク・キルと呼ばれるセノーテ(泉)に向かいました。このイク・キルでは水着に着替え、救命胴衣を付けたうえで泉に飛び込んだり泳いだりしました。高さ5Ⅿくらいのジャンプ台から飛び込むのは結構勇気が必要でした。後でムービー見たら自分の白いからだに苦笑いしました。このセノーテ、カンクンには大小さまざまな泉が2000ほどもあるそうでして、そのセノーテ自体は6500万年前に落ちた隕石の跡地に地下水が流れ込んでできた泉だと言われています。泉の水は冷たかったですが、昼になってきて暑くてたまらなかったのでいい感じに汗を流すことが出来ました。それから、お昼ご飯はメキシカン・ビュッフェを楽しみ、車は一路帰路へついたのでした。帰り路にスペイン人がいたころの面影が残る街へ少し車は寄った後、ホテルまで戻りました。
ホテルに戻ってから18時からはホテルから直結している砂浜の海岸で「ロマンチックディナー」を楽しみました。(事前予約必要・料金別)ロマンチックディナーではテーブル係がついてくれてお食事を運んで来てくれました。また、この日は奥さんの誕生日でもあったので、お誕生日ケーキも出てきてすっかりおなか一杯になりました。夕陽は逆側に沈むので、それほど夕陽が沈むさまを見ることはできませんでしたが、それでも非常にきれいな夕陽が海を照らしてなんとも言えないピンク色が空と海に広がっていました。食べ終わって20時からホテルのロビー付近のホールで開かれていたショーを観ることもできました。このショーは毎晩見ることができました。(この日のショーはアクロバティックな要素が強かったですね。火を使ったり・・・。)

■グラン・セノーテ8/11は早朝6時20分にホテルロビーからまたルートツアーズのマイクロバスに乗って出発しました。
朝8時にグラン・セノーテに到着。誰もまだ来ていないセノーテでウェットスーツとシュノーケルとライフジャケット着用で透明な美しい泉をシュノーケリングしました。この泉は洞窟みたいになっていて、洞窟の中を泳ぐこともできました。海水ではないので、人間の体は浮きづらいのが特徴です。また、朝日がキラキラ差し込むのを水の中から見ることもできました。(この日のツアーでは水中デジカメも貸してくれたので色々撮影できたのがとてもうれしかったですね。)

シアン・カアンその後、すぐ近くのシアン・カアンに向かいました。ここはまた、非常に美しい川でして、川とは思えないほどの透き通った水と広さでした。(パッと見た感じ海のように感じるのですが)この川の船着場から別の場所へボートで移動し、そこからライフジャケットを足からおむつのように履いて水深2mくらい、幅5mくらいの小さな流れのある川をゆっくりと流れていく、という体験をすることが出来ました。実際に体験してみないとピンとこないアクティビティでしたが、これが非常に心地よく、40分ほど川を流れている間、本当に楽しかったです。(「癒される」という話もわからないでもなかったです)
またボートに乗って船着場に戻り、マイクロバスに乗ってここから帰り道にトゥルムという街にあるレストランで魚のフライやチキンをトルティーヤに挟んで食べましたが、これがまたとってもおいしかったです。

■ホテルライフその後、マイクロバスは一路ホテルに戻っていきました。お部屋でゆっくりした後、プールに行ってバブルプールパーティを楽しみました。DJがプールサイドで音楽をかけつつ、プールで泳ぐ人たちはお酒を飲んでました。(文字通りのプールバーがあって、プールの中にバーが作られていて泳ぎながらお酒飲める場所があったのには驚きました)バブル発生機でたくさん泡を発生させてプールにたくさんバブルが浮いていました。うーん、本当にバブル感が出ていました。
その後、夕陽を見に近くのショッピングモールへ向かいましたが、うまく夕陽は見れず失意のうちにホテルに戻り夕食はメキシカン料理を食べました。これもまた結構おいしかったです。夜のショーはこの日だけお休みでした。

8/12はゆっくりホテルでいることにしました。
朝食にルームサービスを頼み、パンケーキやスモークサーモンオムレツ(初めて食べたけど、これはうまい!!)を食べてゆっくりした後、お昼ご飯はビュッフェで食べました。このビュッフェも結構おいしかったんですよね。意外と。
その後、パラセーリングにチャレンジしました。残念ながら写真もムービーも撮影できなかったんですが、とても貴重な経験でした。パラセーリングでは1人60ドルくらいでして、お金を払って予約した後、ビーチの指定場所で待機、その後、ジェットスキーが迎えに来て、それに乗って沖合に出ている船に乗り移り、10分ほどしたら、ソファみたいなものに座って救命胴衣だけでシートベルトも命綱も無しでそのソファについたパラシュートが開いて空に飛んでいくという、なかなかにスリリングな体験でした。飛んでいる時間はおおよそ10分ほどですが、人生で体験したことが無かったのでこれも貴重な体験でした。その後、プールでゆっくり日焼けした後、部屋に戻り、鉄板焼き料理のレストランへ向かいました。ここでは様々なパフォーマンスを鉄板を前にして見せてくれて、そのパフォーマンスはとっても面白かったです。お食事もとてもおいしかったです。(特にチャーハン)この日も20時からはホテルのロビーで世界のダンスショー的なパフォーマンスを見ることが出来ました。毎回、ショーは趣向がこらしてあり、とても見応えがあります。

■イスラ・ムヘーレス8/13は朝はゆっくりルームサービスで朝食をとり、午前10時過ぎからバスに乗ってフェリー乗り場へ。バスはホテルの目の前から出ていたのですぐに乗ることが出来ました。バス代はタクシーなどに比べると結構安かったです。20ペソくらいかな。そこからぎりぎりの時間にフェリーに乗ってフェリーは20分くらいでイスラ・ムヘーレスという離れた島に向かいました。個人的にはこのイスラ・ムヘーレスもかなり印象に残っていまして、美しい透き通るような青い海が島を囲み、ゴルフカートで島中を走り回るのはとても楽しかったです。フェリーは一人19ドルくらいで、ゴルフカートが終日借りて55ドルくらいでした。フェリーの中ではおじさんが突然ギター片手に歌い始めて、その後2曲くらい歌ってからチップを集めに歩き回っていまして、結局請求されました。楽しかったですが、ある意味、好意の押し売り・・・汗。ゴルフカートを借りるときにはカリフォルニアの免許を預かられたりと、結構慣れない展開が続きました。(やっぱり自分の身分証って人には預けたくないよね、個人情報の塊なわけだし)
ゴルフカートはガソリン式で、乗るのは初めてでしたが、運転は比較的すぐに慣れて、道に迷いつつもなんとか島内1周することが出来ました。島の道ではココナッツジュース売っていたり、(結構おいしかった)イグアナが歩いていたり、ウミガメが見られる簡単な水族館みたいな場所があったり、ガラフォン公園という場所があったりします。このガラフォン公園は入園はフェリー代含め一人90ドルくらいしますが、プールがあったり、ジップラインというターザンロープみたいなものがあったりかなり楽しそうな場所でした。結局、行かずじまいでしたが。。。また、岬の突端には変なモニュメントがたくさんある場所があったんですが、それは有料だったので行きませんでした。(それでも十分きれいな景色でしたけど)
島を1周してから、ビーチにたどり着いて、あらかじめ着ていた水着に着替えて海を泳ぎました。パラソルと椅子を20ドルくらいで借りまして、そこに荷物を置いて透明感のある海を堪能しました。(案外と流れが速かったのは意外でしたが)その後、パラソルで料理と飲み物を頼むことができてゆっくりすることが出来ました。その後、パラソルから出てゴルフカートを返却し、イスラ・ムヘーレスの街並みを少しだけ歩きました。コンビニも色々と充実していて意外とアメリカよりも日本のコンビニに近い品ぞろえでした。またもや、フェリーに乗り込みフェリー乗り場→バス→ホテルへ戻りました。部屋に戻って軽くシャワーを浴びてからホテルのレストラン「シェフズ プレート」でディナーを楽しみました。(これも予約必須ですが、オールインクルッシブの範囲内)ディナーは8人から10人くらいしか一度に食べられないくらい狭めのお部屋で1プレートごとにお料理の説明をしてくれ、ワインも楽しめるディナーでした。
その後、20時からはショーはメキシカンショーでした。ダンスは案外とライトでして、メキシカンな男の人たちが投げ縄やったり、スペイン語の歌を朗々と歌い上げていました。(この日のショーはちょっと退屈だったかも苦笑。)

8/14は帰る日でしたので朝起きてからカフェに行ったりしてだらだらしてチェックアウトして、お昼ご飯にまたビュッフェレストランに行き、その後、自分たちで手配したシャトルバスに乗って空港へ戻りました。空港まではおおよそ20分。空港ではお土産を買ったりして、その後、時間をやや持て余しましたが、無事フライトはサンフランシスコへ向けて飛び立ちました。

総括すると、料理もおいしく、ツアーも堪能し、自然を目いっぱい楽しむことができ、非常に印象に残る新婚旅行だったと思います。また、カンクンに行きたいなあ。