サンディエゴ3泊4日の旅

またもや、ロードトリップに行ってきました。
お盆の間は日本の工場や本社が殆ど、動いていないので仕事があまり進まない、というのもこの時期に旅行を企てた理由ですが、娘が生まれてからの初めての旅行もしたい!という思いもあり、敢行しました。

■1日目
出発したのは8/12金曜日。
サンディエゴはサンノゼからだと自動車で7時間半、飛行機だと1時間そこそこでたどり着けるのですが、今回は節約コースということで、ロードトリップにトライすることにしました。
心配だったのはやはり娘のことでした。自動車の中でご機嫌でいてくれるかは結構不安でした。
ここしばらく、自動車のカーシートに乗るたびに泣いてしまう愛娘がどれくらいロードトリップに耐えられるか?非常に不安でした。
幸い、ここ最近は彼女の睡眠時間も長くなってきており、9時半くらいから朝まで寝てくれるようになっています。
そのため、朝4時に起きて娘が寝ている間に思い切って移動することにしました。

さて、これまでの私のロードトリップ歴ではロスアンゼルスとグランドキャニオンには行ったことがあるわけですが、どちらも南、同じ方向ということで今回もまた101 Sから152 Eを経由してI-5 Sで南下することにしました。もはや、行き慣れた道です。
幸い、I-5に乗ってしまえばあとは一本道、ロスアンゼルスの街中を突っ切ってサンディエゴまでまっしぐらです。
途中ガソリンスタンドに寄って授乳したりオムツを替えたりしながら、コーヒー買ったりもしましたし、妻に運転を一時間少し代わってもらって仮眠もとりましたが、なんとかかんとか、お昼過ぎて1時半くらいには現地に着いたのではないでしょうか。

ただ、ホテルのチェックインが始まってないだろうと予測して、ラホヤビーチに向かいました。
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ラホヤビーチはサンディエゴの数あるビーチの中でもリゾート感溢れるとても素敵なところでした。
本当に一緒に写真に写ることができる距離にオットセイが居たり、ラホヤ コブと呼ばれる洞窟体験ができたり、となかなか素敵な場所でした。
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ラホヤはなかなか駐車するのが厳しかったのですが、なんとか空きを見つけて駐車して、あちこち散策することができました。
お昼ごはんはラホヤコブのすぐ近くにある海の見える素敵なカフェレストランでお食事をとりました。
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その後、しばらく海辺を歩いたり砂浜に降りたりした後、車に戻り、再び授乳したりオムツを替えたりしてホテルに向かいました。
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いやー、赤ちゃんとの旅というのは厳密にスケジュール立てて動くことはかなり難しいなあ、というのを痛感します。
どちらかというと、いろんなところを巡る旅にするよりは、1日1箇所に行くくらいの方が落ち着けるなあと。

ホテルはラホヤビーチから車で10分くらいのところにあるハイアットリージェンシーラホヤを選びました。
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チェックインを済ませて、部屋で少しくつろいだ後、再び晩ご飯に外出しました。
ガソリンを入れてから、居酒屋さくらに向かいました。
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ここでは妻が調べてくれていたウニ・いくら丼を食べました。とっても美味しかったです。
サンノゼではあまり食べられないメニューかなあ、と思います。
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厳密には食べることは可能ですが、ウニの量が全然違うかなあ、と。
居酒屋さくらの周辺には焼肉屋やビストロなど、日本人がよく行きそうなお店が結構ありました。

その後、ホテルに戻り、1日目はなんとか終了しました。
いや、ホテルに帰ってからも娘をお風呂に入れたり、あれこれあるわけですが、車だったので、殆ど自宅と変わらず、のびのび出来たと思います。
お願いすればクリブ(赤ちゃん用ベッド)も貸してくれるんですね。

■2日目
2日目は…まずは朝ごはんをホテルで食べてから、街中に出かけました。
ラホヤからダウンタウンは20分以上はかかるのですが、土曜日だったので、リトルイタリーのファーマーズマーケットが催されており、そこに繰り出しました。ここでも駐車場がなかなか見つからず、仕方なく15分のパーキングに停めてバーっと見て回りました。
とはいえ、ここでも妻がしっかり事前に調べてくれていたおかげで一個$10の大きな生ウニをその場で切って割ってもらって食べる、というお店がありまして、そこで生ウニを堪能しました。
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前日のウニ丼もとっても美味しかったのですが、生ウニもまた鮮度抜群で、非常に瑞々しく、美味しくいただけました。

慌てて車に戻り、次は一路コルナド島に向かいました。
これまた、私は事前にろくに調べてもいませんでしたが、サンディエゴの市街から大きな橋が島にかかっており、この島がまた立派な立派なリゾートになっています。島に泊まれたら素敵だったのですが、そこまで深く考えてませんでした…。
駐車場に車を停めて砂浜から海を眺めました。
ラッキーなことにおそらく訓練中だったビーチのすぐ上空を飛ぶ米軍の戦闘機を見ることが出来ました。
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その後、ホテルバレンシアの中庭などを通り抜けて途中道に迷いながらも車に戻ってきました。
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途中、娘が大泣きしてしまってかなり焦りました。が、こういう時って焦っても仕方がないんですよね。
車でゆっくり40分近く過ごしたでしょうか。
そこから、またダウンタウンに戻り、USSミッドウェイ博物館に向かいました。

今振り返ると非常に楽しかったのですが、もっともっと時間があれば良かったなあと本当に思います。
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ミッドウェイ海戦というと日本海軍が米国海軍にコテンパンにやられる歴史的な海戦ですが、その記念博物館ということでどんなものかと思っていましたが、空母ミッドウェイをそのまま、博物館にした、非常に太っ腹な博物館でした。
ヘリコプターや戦闘機も多数甲板に載っており、これを見るだけでも行く価値があるように思います。
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また、ドックには戦闘機のシミュレーターなども2種類あり、これも非常に楽しそうでした。
船室内部や戦闘機の解説などは日本語でもオーディオコメントが聴ける機器が無料で貸し出されており、博物館の入場券さえ買えばそれだけで十分楽しめるようになっていました。
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今回は時間も無くたっぷり回る暇がありませんでした。
あの有名な水兵が女性にキスをしてる像もゆっくりと写真を撮る暇は無かったです。
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またいつか、娘が大きくなったらぜひ連れて来たいなあ、と感じた次第です。

慌てて車に戻り、今度はラホヤビーチに戻り、ここで、サンディエゴに住む友人のHarukaさんと合流しました。
ラホヤビーチのマイクロブルワリーのカールストラウスにて、久しぶりにゆっくりと食事しました。
カールストラウスはおしゃれなブルワリーでした。サンディエゴには何店舗かあるそうです。
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以前、Harukaさんがサンノゼに来た時には一緒にナパバレーに行ったのですが、今回は逆に急に誘ったのにも関わらず都合をつけて来てくださり、オススメのブルワリーに連れて行ってくれました。
サンディエゴには非常にマイクロブルワリーが多く、たくさんの様々な地ビールが楽しめるそうです。
Harukaさんにサンディエゴの事情を色々と伺いました。ありがとうございました!

さて、その後、Harukaさんとはお別れして、ホテルに戻りました。
ホテルでは娘をホテルのプールに入れてみようということで、初の水着デビューをしました。
うーん、感無量。プールとはいえ、温水プールに浸かっただけなのですけどね。
こうして、2日目の夜も更けていきました。

■3日目
3日目は非常に気合が必要な1日でした。
朝から再びホテルの朝食を楽しみ、その後は車に乗って一路北に向かいました。
30分ほど走ると、サンディエゴ名物と言っても過言ではない、サンディエゴ サファリパークに着きました。
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着いて車を降りた瞬間、感じたのはものすごい熱気。
このサンディエゴサファリは盆地にあるそうでして、そのせいもあってか、風があまり感じられませんでした。
凄く暑い。いや、むしろ、熱い。
雲ひとつない快晴も相まって、まさに熱砂の砂漠に来たかのような暑さでした。
それでいて、日本のような蒸し暑さは無い。

入場券を買い求め、サファリに入ってみたものの最初は広すぎてどこから回ればいいか勝手が掴めませんでした。
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有料のツアーは非常に高いため申し込まず。
そもそも、赤ちゃん連れでは難しかったかもしれませんが。

その代わり、入場券に含まれてる催し物として、アフリカントラムと呼ばれるトラムで園内の一部を一周したり、チーターランという、チーターがものすごい速さで100mを駆け抜ける様を見る催しを楽しみました。
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特にアフリカントラムはキリンや象、鹿やらサイなどを遠巻きにですが、見ることが出来、非常に楽しかったです。
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チーターランでは初めてチーターが全速で走るところを生で見ました、というか、写真に撮りました。
実際にはものすごい人だかりのせいで、殆ど肉眼では確認できなかったのですが…。
100mをわずか、4秒で駆け抜けてしまうので、あまり見えなかったというのが、正直なところです。
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そのほかにもあれやこれや回りましたが、大きなコンドルがいるところがあったり、虎をとても間近で見ることが出来たり、ライオンをかなり近くで見られたり、非常に面白かったです。
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やはり、柵が無くて、基本的には肉眼ではっきりと確認できるのは良いですね。
(ゴリラゾーンだけ、体力的に回れませんでした、無念…)

結局、昼前から、夕方までしっかり楽しんで、帰ることになりました。
大したお土産も買っていませんが、とても印象に残るサファリでした。
このサファリで思い切りよく日焼けしました。

サファリから戻ると、もはや疲れて晩御飯を食べに行く元気が無く、ホテルの近くのホールフーズでカリフォルニアロールとあり合わせのものを買って部屋で食べました。

楽しかった旅も終わり、いよいよ翌朝は朝ごはんを済ませて、チェックアウトの準備、正午チェックアウトという優しいホテルのシステムのおかげで、のんびり準備が出来、悠々とお昼前から帰り始めました。
本当は更にサンディエゴの街中の動物園などの名所にも行きたかったのですが、時間が足りませんでしたね…。

延々と続くI-5を走り続け、帰宅したのは夜の7時半くらいでしたでしょうか。
すっかり暗くなった頃に家にたどり着きました。

今回の旅で分かったのは、やはり乳児との旅ではギチギチに予定を固めてから行ったのでは、きっとストレスになっただろうなあ、ということでした。
殆ど行きたいところのリストアップは妻に任せてしまいましたが、それがかえって、焦らずのんびりとやりたいことをやりたいように気分でやる、というリラックスした旅行に出来たような気がします。