サンノゼ赴任後、3年が経過。

ハーフドームから帰ってきた翌々日には飛行機に乗ってサンノゼから成田に飛び立っていました。火曜日に飛んで水曜日に到着しました。

木曜金曜は顧客のアテンドでした。
日本に不慣れなお客さんのためにピックアップから何から何までやりました。

金曜に後輩と食事していて色々話を聞いて面白いなあと感じたのでそのことを書こうと思います。

その後輩は最近目覚ましい結果を出していて、手掛けている分野は少し違うのだけど応援したいといつも感じています。サンノゼに出張で来た時に、私が「やりたいことがあるならやりたいっていえばいいじゃん!やればいいじゃん」と言ったことに対して、本当にのびのびとやり切っていて、気持ちが良いほどです。これまで自分たちの会社でそういう形で仕事がなされていなかった分野なので、非常にすがすがしいきもちでみています。

最近の若手は非常に優秀で、仕事をこなすスピードは速いし基本的なPCスキルも高く、プレゼンもそつなくこなすし、はっきり言って、下手な中堅以降よりもよほど優秀なんですよね。上司のこともよく見ているし、上司がダメだと思ったら部署が変わるのを待たずにポーンと辞めて次の新天地へ飛び立っていく。最近も同世代や少し若い世代の人が社を離れたりするのを見ていて、本当にあとくされなく、引きずることなくさっぱりと辞めていくんですよね。時代と言えば時代なのでしょうし、私も過去にそうして転職を経験しているだけに気持ちはわかるんですが。

辞めてほしくないなあーと思っている人ほど辞めていくわけですけど、そういう人を辞めるな、と言って引き留められない自分の力の無さに嫌気が刺すことがあります。まあ、考えて考えて出した結論なんてそうそう覆らないんですけどね。

いつのころからか中途でも新卒でも入ってくる社員のレベルが格段に上がってきたように感じます。TOEICでは800越えは割と普通、英語は問題無く話せるし、プレゼンもそつなくこなすし、作る資料のレベルは非常に高く、きれいにまとめるし、コミュニケーションスキルも高く、社内のおじさま方ともうまく付き合うし、それなりに飲み会にも参加する。なんというか、私たち30代中盤の世代ともまた違った新世代という感じがビンビンするのですよね。こういう人たちと競争していくのは非常に骨が折れるし、そもそも時間が経てば経つほど、年寄は吸収力が無くなっていくので不利になる一方。50代社員などは恐らく勝負にならないわけですよ、業務執行能力で。

私はまだそういった若手とは間接的に付き合うことはあっても直接一緒に仕事しているわけではないのだけど、すぐに世代交代の時期はやってくるだろうなあ、と感じるくらいです。自分もまた新しいスキルを身に付けていかないと早晩追い越されることをひしひしと感じます。
 私が赴任した時の歳よりも更に3歳くらい若い20代後半で赴任することになった別の後輩がいたりして、そういう話を聞くと着実に時代が変わって行っているんだなあ、と。私が赴任することが決まったとき、相当周りの人は若さに驚いたもんですが、そんなのものともせずに、どんどん若手が飛んでいく時代になりつつあります。
そうなると、中堅以降はどうしていくのか?という話になっていきます。

 今回、日本に短期帰国してアテンドした客と打合せしているときにミーティングに出ていたメンバーを見てはたと気付いたんですが、やっぱり上層部は英語が話せる人が必然的にジャンプアップしているし、海外の客が来ても物おじせずにガンガンやり取りできる人が求められている時代なんですよね。

もはや、英語は基本能力、その上に更にどういうスキルセットを積み上げていくか?という時代になってきているんですね。

「Kikiさんも赴任して3年経ったんだしそろそろ帰ってくるんですか?」なんて後輩には言われましたが、もうちょっと最前線でバリバリ戦わせてほしいなあ、と思う今日この頃です。

2017年10月で赴任して3年が経ちました。

ほんと、30代ってあっという間なんだな。