ナイアガラの滝、ニューヨーク4泊6日の旅 ナイアガラ編

アメリカに来たのにNew Yorkには一度も足を踏み入れてこなかったし、出張でも行く機会がありませんでした。仕事だとDetroit やChicago, Boston までは行くんですけども。
このままだとNew Yorkに行かないままにアメリカ生活が終わってしまう!という危機感をおぼえて一念発起して今年はNYKに行く!と決めていました。そして、NYK行くなら近くのナイアガラの滝にも行かなきゃ!と思っていたのでこれを機会にセットで行くことにしました。

家族で行くのでお金はかかるわけですが…。
スケジュールを5月の後半に決めてflight tickets を取り、hotelをおさえ、rental carも予約して行く準備は整えました。ホテルはhotels.comで予約しましたがどれもぜーんぶ、前払いになってました。うひゃ…

後は行くだけ…という状態になってから5月の中頃から出張者がたくさん来て更に自分自身が5泊でLAに行く羽目になって全然落ち着いて日程やどこに行くかを決められない状態が続きました。
結局、妻に大方のスケジュールは決めてもらうことなってしまいました。

今回のscheduleは下記。

5/26 SFO→LAX→YYZ (LAX→YYZは深夜便)
5/27 YYZ朝7時過ぎに到着
Rental car借りてナイアガラの滝へ
Toronto経由で空港前のホテルに宿泊
5/28 昼前の便でYYZ→JFK
NYK宿泊
5/29 NYK宿泊
5/30 NYK宿泊
5/31 JFKSFO 帰宅


ナイアガラでの主な予定は下記。
 ・滝を見る
 ・滝を船から見る
 ・滝を滝つぼから見る
 ・トロントの街並みを車から見る


娘も連れていく、となると考えることや仕事は増えます。家に猫を残していくのでペットシッターさんにも来てもらうことになります。今回もいつも妻がお願いしてくれてる方に依頼。84ドル。
今回はアプリsky scanner で航空運賃を比較し、delta で飛ぶことにしました。往復1人700ドル強 ×3 =2100ドル…高い!けど、仕方ない。
出発前日に預入荷物が25ドルかかることを知りました。念のため二つバッグチェックして50ドル追加…途中のflight でも、30ドルでチェックバッグ、更にreturn flightでも30ドル…

レンタカーはAVISで借りましたが、おおよそ、65ドル、gas代が約30ドルかかりました。
SFOまでは自動車で。オフエアポートパーキングという空港から2マイルくらい離れたところにあるAnzaパーキングで車を停めました。14ドル× 6=84ドル shuttle busで空港まで運んでくれるのが便利です。

SFOでは早めの晩御飯でラーメンと天ぷらうどんを食べました。20ドルくらい? LAXに着いたらシェイクシャックがあって、しまったー!とか言いながらLAXで次のconncting flightが来るのを待ちました…23時発でこの間、娘はほぼ寝ず元気っ子…普段は遅くても20時には寝るのだけど。階段を登ったり降りたり延々と繰り返していました。目が離せませんでした…。

LAXで妻に言われて思い立って、ネックピローを買いました。2個で25ドル。これはいい買い物でした。私はトロントに着いてからすぐに運転があるので、娘は妻に任せて、ネックピローと目隠し、マスク、耳栓とこれまで手に入れたアメニティを全て使って眠りにかかりました。飛行機降りた後の疲れが全然違いました。次からはネックピローもフライトに持って行こうと心に決めました。
結局娘は殆ど眠らず、妻は30分くらいしか寝られなかったようです…娘のハイテンションをおさえてくれてありがとう…

飛行機は朝の7時過ぎに到着しました。
トロントはカナダの東部、オンタリオ州の南部に位置し、国境をアメリカと接しています。(まー、カナダの殆どの州はアメリカと国境が、接していますが)仕事でカナダの州名がちらちら出てくることがあるので、やや親しみがありました、オンタリオ州

日本人はカナダに入るためにはeTAというカナダ版ESTAに申請しておく必要があります。ということに2日前まで気が付いてなくて、別件で仕事でカナダエアーに乗ることが決まってから気が付きました。ありがとう、ANA…。(ANAの人が教えてくれました…)7ドル x2=14ドル
娘はアメリカ国民なので、なんとeTA申請は不要とのことでした…なにかとアメリカ、カナダでは優遇されているアメリカ国民…当たり前か…。

娘はまだ2歳なのに航空運賃は全く手加減がありませんでしたが、各空港では子連れは優先搭乗出来るのは本当に助かりました。


トロント空港に到着し、レンタカーを借りて悪戦苦闘しカーシートを取り付けて、いざナイアガラに出発しました。今回はhertzの登録がうまくいかず、hertzではなく、AVISで。AVISもpreferredを登録しておかなきゃ面倒だなあ…今回借りたのはシボレークルーズ。セダンタイプでした。バックモニターも付いていたし運転しやすかったです。1日借りて68ドル+ガソリン代30ドル程度でした。

トロント空港からナイアガラの滝、まではおおよそレンタカーで1.5時間程度。南にくだり、アメリカとの国境付近まで行きます。日本人がナイアガラに行くにはニューヨークから車で5時間かけて行く、バッファローから2時間かけて行く、そして、トロントから1.5時間で行く、の3パターンくらいがあると思います。ナイアガラの滝自体は国境に位置しており、アメリカ側から見ることも出来ますし、カナダ側から見ることも出来ます。

ただ、さまざまな人が指摘していることですので、今更な話ですが、カナダ側から見た方が良いそうです。たしかに現地に行ってみると納得なんですが、アメリカ滝を真正面から見られるのはカナダ側の人なんですよね。アメリカの人は横から見ることは出来るんですがやはり真正面からアメリカ滝とカナダ滝を見た方が迫力がある。まー、アメリカ側の人たちも船に乗れば下から仰ぎ見る形で真正面から見られるんですけども。あと、アメリカからレインボーブリッジを渡り国境を越えてしまえばカナダ側から見られるので、この出入国審査が面倒でなければ、アメリカ側から来てもいいのかもしれません。眺望の良さそうなホテルはカナダ側に集中していますが、これもまさに角度と眺望の関係かと。もしも次にナイアガラに来ることがあるのであれば、滝の見えるホテルに泊まりたいところです。

朝7時半に出て着いたら9:30位でした。途中のTim Hortonsでモーニングサンドをドライブスルーして食べました。ざっくり10ドルくらいかな。コーヒーを飲み切らないうちに現地着。駐車場はTable Rock付近の駐車場に駐車しました。25ドルくらい取られました。たっかい…。事前に読んだ地球の歩き方にも書いてありましたが、カナダは物価やらサービスフィーは殆どサンノゼと変わらない高さでした。
駐車場からてくてく歩いてテーブルロックの観光センターへ。朝から乗りたかった船のチケットは更に遠くにある売り場でしか扱ってないとのことだったので、滝を横目にどんどん歩きます。

ナイアガラの滝ですが、流石の迫力です。西のナイアガラでも感じたことですが、谷底に向かって流れ落ちる滝なので、いくら巨大とはいえ、水平方向で遠くから見ても滝はよく見えません。近付いて始めてその滝の全容・威容が見えてきます。単純な話なのですが、それがなかなか自分には新鮮な体験です。滝というのは山から落ちるもので、それを仰ぎ見るもの、というのが大半の日本人にとってのイメージだと思いますが、突然大穴があってそこに流れ込む滝を見る、という感じは体験して見ないとわからない感覚かもしれないですね。既に滝に近付いた時点で滝の水しぶきが霧になって風に吹かれて飛んできているのがわかりました。

1人20ドルくらいのチケットを購入して列に並び、案内されるままに船の乗り場まで向かいます。船は200人くらいはゆうに乗れそうな大き目の船で、乗船口で配られる赤いプラスチック製の雨合羽を着て乗ります。それだけ滝の水しぶきがすごいという話なのです。まだ朝早かったのでそれほど列は長くなく、比較的すぐに乗船出来ました。船の動く距離は大した距離ではないのですが、川を少し遡り、アメリカ滝を見た後にメインの滝に向かい、水しぶきの中にしばし滞在します。水しぶきの強さはまるで台風の中にいるみたいに激しく、風も吹いているので、雨合羽の上はびしょ濡れになりました。スマホで写真を撮っていましたが、スマホもまたびしょ濡れに…。なかなか出来ない経験でしたね。川側から滝を眺めるのもまた一興でした。

船から降りてからは少しカフェエリアで休憩してから、もう1つのメインイベントである滝壺の洞窟へ行くツアーに向かいました。こちらも1人20ドルくらいするのですが、時間が決められており、非常に残念なことに3時間ほど待たなくてはならないことがわかってしまいました。かといって行かないわけにもいかず、結局滝が見えるカフェテラスでお昼ごはんを食べながら待つことになりました。ここでのお昼ご飯はハンバーガーとホットドッグ。ホットドッグだけで13ドル、ハンバーガーは20ドルくらいしました…場所代が含まれているとはいえ、なかなかのお値段でした。あとすごーく待たされました。すぐに作れそうなメニューでしたが。

 その後も有り余る時間を持て余しつつお土産物屋さんを物色し、なんとか時間まで待つことができ、3:30からのツアー参加しました。ツアーというか、単に洞窟にエレベーターで降りて滝壺を見て帰ってくるだけではあるのですが…。
 ただ、時間が遅くて結構並びまして洞窟に入るまでに30分くらいは列に並ぶ羽目になりました。その間、娘は好きで野菜スナックをよく食べてるんですが、その手を拭かずに目をゴシゴシしてしまって目が腫れてしまう事案が勃発して、泣き止まない事態になってしまいました。なんとか、ご機嫌を直してもらい、手は消毒して目は翌日までには徐々に治りました。

洞窟のうち、2つの出口は滝の裏側に直結してるのですが、洞窟の奥から見えるのは滝の水量が凄すぎて轟音と落ちてくる水が見えるだけなんですよね…苦笑。一番手前のところでは、滝のすぐ真下から滝を見上げることができ、これはこれで船には無い体験をすることができました。ものすごい水量の滝を横から見ていると飲み込まれるのではないかと思うくらいにすごい迫力でした。洞窟で娘が足を溝に落としてびしょびしょになってしまいました。

洞窟体験が終わったら後は帰るだけでしたが、オムツを替えたりトイレに行ったりご飯をあげたりして何かと滞在してたら5時半くらいになりました。
夕陽がいい感じに滝の水しぶきに当たって、綺麗な虹が出始めていました。とても幸せな気持ちになりました。

娘はまた、自力でこのナイアガラの滝にいつか来ることが出来るでしょうか。

その後、トロント市内までレンタカーで向かいました。あまりに眠くて途中のTim Hortonsの駐車場に車を停めて1時間ほど仮眠してしまいロス…。トロント市内で晩御飯を食べるほどの元気もなくて、市内を車で巡ってから空港まで移動。トロントはコンパクトな街ですね、空港までも近くて非常に便利だと感じました。晩御飯は結局、Tim Hortonsでのサンドイッチになりました。

本当は翌朝にレンタカーを返す予定でしたが、あまりに宿泊するホテルが空港から近かったので、駐車場代も余分にかかるし、レンタカーを返してしまうことにしました。単身、レンタカーを返してしまい徒歩で自力で自分だけホテルに戻りました。
ホテルはかなり綺麗目で、快適でした。
翌朝は朝10時半の便に乗るためにホテルからシャトルバスに乗って空港に向かいました。荷物がスーツケース2個にボストンバッグもあって多いので、シャトルバスサービスがあって助かりました。

トロント空港では手荷物検査が子連れは優先レーンだったり。これは嬉しかったですね。トロント空港は手荷物検査場はとてもしっかりしてましたが、その後の出国審査はおそらくアメリカへの入国審査も兼ねていたのか、やたらと窓口での行列が長かったです。アメリカクオリティ…。

トロント空港では朝御飯にフォカッチャを食べました。これがなかなか美味しくて、旅の中でも一二を争うほどのクオリティの朝御飯でした。

続きは別途…