目まぐるしい

■また人がいなくなった

 つい先日、またもや後輩というか年下の社員が本社営業を退職して、転職することを知った。もはや、セールスの現場が成り立たないような状態になりつつあり、これまでもものすごく忙しかったり、していたけど、これまで当然にできていたことが出来なくなっていっている様子がありありと目に浮かぶような状態になってきている。人員補充はしていないとのことで、プレイングマネージャーが求められているわけだが、プレイングマネージャーにだって限界はあるわけで、効率化で切り詰められるものと切り詰められないもの、切り詰めてはいけないクオリティを要する仕事があるように感じている。サンノゼで働いている分にはこれまで以上に仕事をしていくしかないのだが、そもそも論で1日は24時間しかなく、もうちょっと言えば、働ける時間は8-10時間が現在はMaxでこれ以上はちょっと働くのが難しい。2人目が夜泣きしたりしたら、寝かしつけは私の仕事と思って頑張っていたら寝違えて体調を崩したりもした。

 そして、更にさらにまさかまさかの中途入社でかなり大物待遇で人が会社に参画したりもしていたりして、もう、何が何だかさっぱりわからない。もともと、目まぐるしい会社ではあるのだが。

 

コロナウイルス

 今年も波乱が多いのだろうな、、と思っていたところに今回のコロナウイルスの騒ぎだ。2020年はゴーンやらイランやらで大騒ぎしたと思ったら、今度はコロナで展示会やら本社からのアメリカ出張が軒並みキャンセルになっていっており、やろうとしていた仕事がどんどん宙に浮いている。自分たちへの仕事にも大きな暗い影を落とす。テレワークだの、リモートワークだのというついこないだまでは夢物語かと思っていたような概念が一気に浸透し、人々はいきなり自宅やらカフェでWi-fi拾ってVPN繋いで仕事をすることを強いられている。いまだに残っていたFaxないしはスキャナなどの事務機を必要とする業務プロセスはどういう展開を迎えるのか興味津々ではある。(要は事業所をまたいだ印鑑レースのことですが)

 コロナウイルス騒動自体については自分が感染症や疫学、医学を専門とするところではないので、あまり多くを語れない。政府の対応やら省庁の対応に言いたいことはたくさんある。なぜなら、アメリカにいると、日本は大丈夫なのか?お前らの会社は大丈夫なのか?とあれこれと心配されるからだ。アメリカだって、カリフォルニアはおそらくはそんなに大丈夫ではないはずだが、そしてそもそもアメリカ自体はインフルエンザで死者が1万人も出ていたりもするので、そっちを正しく怖がってほしい。が、そこの点はみんな、なぜか不思議とそこまで心配していないから不思議でそのメンタリティはよくわからない。

 アメリカは医療費や医療保険料が高く、保険未加入者も多いことから、もしかすると、アメリカの高度先進医療を受けられない資本主義社会の下位層がたくさんお亡くなりになっているのでは?という邪推もしてしまう。

コロナウイルスより引き起こされる肺炎」よりも、「コロナウイルスによる、自分たちの実体経済への影響」のほうが憂慮される。株式は乱高下し続け、もしかすると当分は経済は低位安定かもしれない。

経済が困窮したり、自粛モードが社会で続くと何か新しいことをしようというマインドはたいていにおいて諦める羽目になってしまったりするものだ。機会損失も増え、挑戦するマインドは無くなっていく。VUCA、不安定・不確定要素が多い時代だからこそ、しっかり自分をもって仕事にも挑戦していきたいものだ。 

いつの間にか自分も歳をとっていることにあらためて、驚いた。