シリコンバレー WFH3日目

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強制的work from homeも三日目。サンタクララ郡での外出禁止令に続き、今日、カリフォルニア州からも外出禁止令が出されました。カリフォルニア州は縦に長い州ですが、4000万人の人口がおり、経済規模はちょうどフランスと同程度を誇る巨大な州です。州知事は放置しておくと、8週間のうちに2500万人が罹患する可能性があることからこうした措置を取ったと発表しています。

 

・火曜日は朝から必要でサンフランシスコの総領事館へ行ってきましたが、恐ろしく人がおらず、工事の音だけが鳴り響いていました。総領事館も普段はそこそこ混んでるんですが、利用者は私ともう1組だけ…。サンフランシスコであそこまで人がいないとなると、経済へのネガティブインパクトの大きさを考えただけで恐ろしくなります。自分の目で見たまんま、経済がすぐに立ち行かなくなるのがわかります。最初はサプライチェーンが心配になりましたが、どちらかというと、日欧米の需要減退による不景気の方が心配になってきました。東南アジアなどでの時間差での流行も気になります。

 

・散歩ないしはジョギングしないと運動不足がヤバイ。なので、夜は簡単な筋トレ、昼間に少し運動。ジョギングしてて空を見上げるとすごい晴れてるわけですが、すれ違う人とは6フィート(1.8m)ほどsocial distanceを取らなくてはならず、昼間なのになんだか寂しいものを感じました。道ゆく人と微笑みあったり、helloということも心なしか減りました。これは長く続くと人心が荒むように思いました。

マスクをしてる人も少し増えてきました。街中のお店ではマスクは買えないんですけども。

 

・中食が続くと変化が欲しくなるので今日は夕飯はSumikaの親子丼にしました。現金払いのみとのことで、アメリカで銀行での現金引き出しが増えてるという理由がわかりました。同じサンタクララとはいえ、Sumikaまで少しウチからは距離があり普段なら混んでいるので20分くらいかかるはずが、San Tomas沿いの車が少なすぎて10分で到着。お店の椅子が全部机にあげられていて普段なら賑わってる店が客も居なくて寂しいものがありました。ここの親子丼はサウスベイナンバーワンと個人的には思ってるのですがやはり、相変わらず美味しかったです。鶏肉が炭火で焼いてあるのが、旨さの秘訣なんでしょうね。美味しい和食を出すお店にはがんばれ!という応援の気持ちが強いです。

 

・お客様と電話したりするとついつい仕事以外の地域の情報交換のために長電話になります。クパチーノで知り合いと立ち話してただけで警官に呼び止められチケットを切られ、罰金$400を払う羽目になった人がいたという話が聞こえてきたり、妻からは奥さんネットワーク情報網でさまざまな注意喚起やお弁当屋さん情報が回ってきます。有難い限りです。特にストックトンで見かけられたという白装束の怪しい集団の話はちょっと怖いなと。

あと、$400って高過ぎ…見せしめ的な効果を期待してるんでしょうけども。

 

・よく考えるとカリフォルニア州、特にシリコンバレーはその高過ぎる家賃やその他費用、物価、教育費のために基本的にどこの家庭も共働きが多く、子どもがデイケアやプリスクールや学校に行けないと詰んでしまう家庭が多いわけです。仕事に集中出来る時間は恐らくかなり限られてしまうし、家にそんな仕事場に出来る場所が簡単に確保できる人とそうでない人も結構いるのではないでしょうか。

うちは有難いことに妻が頑張ってくれてるおかげでプリスクールが休みになってしまってもなんとかなってはいるものの、やはりずーっと子どもと一緒で友達にも会えないとなると、流石に息抜きのひとつもしたくなりますね。