Shelter In place orderから12日目の日記(3/28分)

この日記は3/28にfbに投稿したものを一部加筆修正して掲載しています。

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先週火曜日にShelter in Place orderが出てから12日目になりました。

このコロナ渦が起こるまで、それこそ、この5ー6年、私はできるだけ前向きな明るい話しか投稿してきませんでしたが、ここまでの状況を経験できることはそうはないので、これも貴重な経験と考え、少しでもその時に感じた気持ちとか記録を書き残しておこうとしています。別に家にいることで気持ちが暗いとかは無くて、割と不便なことはそこまでは無く、生活はなんとかなっています。いまだに品薄なのはトイレットペーパーとかキッチンペーパーでしょうか。水やら牛乳もスーパーで品薄気味な時がありますが、買えないほどではありません。マスクは店頭では全く見かけません。サニタイザーもあるところになある、感じでしょうか。

 

東海岸のニューヨークがひどい状況がここ数日続く一方で西海岸のサンノゼサンタクララ近辺はなんとかかんとか持ち堪えているように感じています。ただ、感染者数がじりじりと増え死亡者数も増え、カリフォルニア州は人工呼吸器を懸命に集めています。アメリカの医療に冗長性がそこまではない以上はなんとか抑え込めなければ、ニューヨークのように大変に悲惨な状態になってしまうので、それだけは避けなければなりません。詳細な状況は下記のNY timesの動画が雰囲気を掴む上では良かったです。観てると辛くなるので閲覧注意ですが。こうなっては手遅れです。

 

youtu.be

・街の様子で言えば、シリコンバレーを走る車は少なく、開いているお店は少なく、学校は休みが5/1まで延長され、感染の拡大を地域レベルでそれぞれがなんとか抑え込もうとしていると思います。レストランは普通に営業は出来ず、全て持ち帰りやデリバリーしか頼めません。(ニューヨークと違うのは医療崩壊していない点だけで、それ以外のシビアな経済環境という意味では似通っています)

 

・突然のことで対応できてるレストランとそうでないところがありますが、様々なレストランが工夫を凝らしてなんとかビジネスを継続しようとしています。とはいえ、レストランも既にウェイターはみんなレイオフされており、そういう意味では非常に厳しい状況でしょう。アメリカで失業保険が328万件も出されているというのがその厳しさを物語っています。家の近所にこれまで見たことがなかったホームレスが居たりしてるので、少し気を付けた方がいいと感じています。
食べて応援!というわけではありませんが、やはり一日中家にいると3食変化を付けるのも大変になってきて週の後半にはちょっとお弁当を買いに行ったりしています。アメリカは車で移動ですので、なんとかなっています。もちろん、マスクをして車から出ています。

 

・話が変わりますが、今朝起きて生まれて初めてなんとぎっくり腰をやりました。突然前触れも無く痛み、これがアレか、と立っていられず床に伏せました。その後、一日中、部屋で寝てました。せっかくの休日が…。休日で良かったとも言えます。仕事用の座りやすい腰に優しい椅子を用意したいところですが、さてどうしたものか…運動不足にも拍車がかかりそうです。今回のぎっくり腰はワークフロムホームの影響なのか、はたまた…

 

・自分のワーキングスタイル的にメール、SMS、電話、スカイプ、でゴリゴリ仕事進めるのは性に合ってるのか、意外とwork from homeでもなんとか成り立っているんですが、これは妻が懸命に娘の勧奈の勉強をみてくれているからだと本当に思います。朝にコーヒーをがっつり淹れ、それを飲みながらメールチェックしたりしています。やはり仕事にコーヒーは欠かせません。
途中、朝の時間帯は比較的静かなので私が仕事してる後ろで次女が寝ていたりします。日経の記事(Slack CEOのインタビュー記事)にもあったように「今私たちが経験しているのはワークフロムホームではなくて、ワークフロムパンデミックであり、普通の在宅勤務ではない」ことを社員全員が認識する必要がある、というのはまさにその通りと感じています。

www.nikkei.com

・先週からプリスクールは休みになっていて、長女は終日、家にいるのですが、今週頭から、プリスクールがなんとかモンテッソーリ教育を家でも続けられるように毎日カリキュラムや教材をプリントできるようメールがくるようになりました。毎朝私は朝ごはんを支度し朝食をとったら、家のプリンターでその教材をプリントアウトするところから1日が始まります。結構工夫された教材が多くて感心していますが、これを英語で教えてくれている妻も根気とか努力が必要だなと感じます。

 

・理想は昼ご飯の前に少し長女と散歩に出て外の空気を吸うことなんですが、なかなか理想通りにはいきません。天気もなかなか安定しないので雨の日は恨めしく外を見ています。(散歩に行けない飼い犬の気持ち?)
今週は散歩してる時に長女が「英語で話そう!」と言ってきて散歩してる間中、ずーっと英語で話してました。最近では発音とか結構「違う!」と指摘されたりしてます。発音は本当、ネイティブには敵いません。

 

・プリスクールやそこに通う親同士でのzoom meetingや2日に1回くらいのYouTubeチャンネルでの先生からのエールがあったりして、なんだかいきなりvirtualな世界に突入しています。思いの外、これを機にAR/VRのニーズは高まるんではないかとふと思い始めました。(まー、AR/VRでも物理的な散歩は再現できないわけですけど)
今日は妻がよく長女と観に行っていたAndy Zという子ども向けの曲を歌うアーティストのFacebook liveを観ていたりして、そうか、ライブ活動主体のアーティストも今は厳しい状況だなと感じました。よく考えたら本当は3/17には上原ひろみのライブを観に行くはずでしたが、それもキャンセルになってしまいました。コンサート会場やライブハウスも厳しい状況と思います。

 

・妻が長女と焼いたマフィンをおやつにしたりと食生活はとても楽しかったりもします。本当に家族に救われています。いつもありがとう。