ヨセミテ国立公園一泊二日

今年のお盆休みは日本に一時帰国することもできず、かといって、結構日本側が長いお休みでもあるため、土日にヨセミテ国立公園へ一泊二日で行ってみることにしました。

 

■予約

7/1にあらかじめ公園への入場を予約したのですけども。(毎月1日にWebsite上で翌月分の予約がオープンになる。)

 今年はCovid 19の影響で、ヨセミテ国立公園も1日あたりの入場者を制限しており、事前にWebsite上で予約しておかないと入り口で追い返されてしまいます。予約をするとメールが来て、2次元バーコードをpdfで送ってくれるので、それを見せると入場することが出来ます。(国立公園入場パスは別途購入が必要です)

 もちろん、公園はOutsideなので歩いているときはマスクを絶対しなければならないわけではないのですが、パブリックスペースで売店などに入る際にはマスクはするように書かれています。下のチラシの通り、なんとかかんとか、一部の機能はヨセミテビレッジ内でも保たれており、ごはんを食べたり、パンを買ったりすることはできました。トイレも使えました。

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2020/08/05現在の公園内のサービス

 土曜日は早朝3時半頃に起きて4時40分くらいに家を出て自動車でひた走り、ヨセミテ現地へ向かいました。サンノゼサンタクララ周辺からだと、ノンストップで大体3時間半から4時間程度かかります。途中、ガソリンを入れたりしながら、ヨセミテの国立公園の駐車場に到着したのは9時半くらいでした。

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ヨセミテへの行き方

 駐車場で準備したり、子どものおむつを変えたりして、カリービレッジを出発したのは10時半頃でした。今回はカリービレッジからトレイルヘッドパーキングを抜けて、Mist Trailに入っていきました。次女を抱っこ紐で担ぎ、長女は歩いて、ずんずん向かっていきました。

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ビレッジ内の地図

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途中で見かけたリス

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一方通行のエリアがあります

 

 

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Vernal Falls Bridgeから見た滝


 Vernal Fall Footbridgeまでたどり着いて引き返してきました。どうやら、私はこのルートを歩いたことがあったようで、2017年にハーフドームにチャレンジした時に早朝真っ暗な時間にこのルートを歩いていました。ただ、当時は朝4時半から暗がりをライトを付けながら歩いていたので、あまりこの道を歩いた記憶がありませんでした。滝を見たときに、自分が歩いたことを思い出しました。

kikidiary.hatenablog.com

 

 たまに人とすれ違うときにはマスクを付けたりしていたのですが、とにかく布マスクが暑い。自分の息がさらに暑く、体感温度もどんどん上がっていくような感じで、まさに「I can't beathe」とはこのことか、とも思えるほどでした。。。真夏のトレイルということをもっと真剣に考えるべきだったかもしれません・・・。カリービレッジまで戻ってきたときには疲れ果てていました。。その後、なんとか、ランチにありつけました。

 今回はスーパーマーケットで事前にハムとパンとチーズを買っておいて保冷ボックスに入れて持ってきていましたので、それをランチにしました。ちょっと高級なサンドイッチ用のハムだったのですが、これは正解でした。。疲れを癒してくれました。

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ランチ



 ランチを家族で食べ、次女にもお昼ご飯をあげて、そこから移動、、と思いましたが、とにかく疲れていたし、すべてのアクションがスローでなかなかカリービレッジから離れられませんでした苦笑。本当であれば、更にトレイルをするという目論見もあったのですが、速攻で諦めて、グレーシャーポイントまで行くことになりました。

 

■グレーシャーポイント

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 グレーシャーポイントは結構遠くて、自動車で往復1時間以上かかってしまいますが、行ってみると毎回癒されるような壮大な景色が楽しめます。
 グレーシャーポイントでひとしきり景色を楽しんだ後は、ホテルに向かいました。今回は前回と同様、Yosemite View Lodgeに宿泊しました。ここはMerced River沿いにあり、ヨセミテ国立公園の入り口からもすぐ近くのホテルでして、ヨセミテは夏がハイシーズンなので、Covid-19の影響があるはずなのに、やや値は張り、Hotels.comでコツコツ貯めていたポイントを使ったので、少し安く宿泊することができました。

■ホテル

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ホテル

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ホテルのレストラン

 ホテルはレストランとピザ屋があるのですが、レストランは残念ながら、クローズしており、ピザ屋はアウトサイドシーティングとお持ち帰りのみオープンしていましたので、家族用にミドルサイズを1枚購入し、部屋に持ち帰り、部屋のパティオで家族で食べました。ピザは意外にも結構おいしかったです。私は久々にビールを飲みました。

娘たちを大騒ぎしながらお風呂に入れました。(このホテルは2階の部屋には湯舟が部屋にあったりするちょっとカップル仕様のお部屋もあるのですが、私たちは今回は家族仕様の部屋でシャワーも非常に簡素なものしかありませんでした。。)なんとかかんとか次女も寝てくれて(妻は何度か寝かしつけで起きたようですが)、ゆっくり寝ました。

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パティオ

 パティオからはMerced Riverも見えて、川の音がして、とても清々しかったので、翌朝の朝ごはんもパティオで食べました。(が、暑すぎて途中で部屋に逃げ帰りましたが。。。)ホテルの売店にはパンや飲み物が豊富に売っていたのでお菓子パンを買って、別の売店で購入していたサラダと一緒に朝食としました。(どうにも野菜が不足しがちです、アメリカ国内旅行では・・・)

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パティオから眺めたMerced River

 ホテルをゆるゆると出発し、一路向かったのはヨセミテ国立公園の中でも有名なアワニ―ホテルの駐車場でした。

 

■アワニ―ホテル
 アワニ―ホテルはいくつかの点で非常に有名なホテルです。過去には、スティーブ・ジョブズが妻ローレンとの結婚式を挙げたり、ジョン・F・ケネディグレタ・ガルボ、イギリス女王のエリザベス2世、ウィンストン・チャーチルレーガンアイゼンハワーオバマウォルト・ディズニーなどの著名人がアワニーホテルに宿泊しています。予約が非常に取りづらいことでも有名です。アメリカ全土でも有名かつ、「一度は泊まりたいホテル」、と言われています。

en.wikipedia.org

ジョブズはその後、晩年にもこのヨセミテのアワニ―ホテルに無理やり宿泊するというエピソードが伝記でも出てきます。

また、映画「シャイニング」ではこのアワニ―ホテルの内装が参考にされたと言われています。

hanemone.blogspot.com

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アワニ―ホテル

 

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ダイニングルーム

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豪華なホテル内装

 アワニ―ホテル、いつか泊まりたいものですが、なかなかそんなチャンスも無いかもしれません。

 

■Mirror Lake(ミラーレイク)

 さて、そこからストローラーに娘たちを乗せて、一路、ミラーレイクへ向かいました。途中迷いつつも、ストローラーでも行けるという妻の友人のアドバイスをもとに延々と45分ー60分くらい歩き続けてなんとかミラーレイクへ到着!したものの、ミラーレイクは真夏には水が枯れるため、そこには水がほとんどありませんでした。奥のほうに少しだけ水が残っているということで行ってみたところかろうじて残っていました。(あらかじめホテルで水が無いというのは聞いていたのですがね)

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ミラーレイク

水はあまり残っていなかったものの、ミラーレイクがある場所は開けた場所になっていて、周りが山々に囲まれていてなかなか壮観な眺めでした。

泳いでいる人もいました。空の青と入道雲が非常に美しい夏を感じることが出来ました。

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ミラーレイク

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入道雲

 ミラーレイクを後にして、アワニ―ホテルまでまたもやストローラーを押して戻ってきました。8月の熱気で頭も熱くなりました。幸いなことに湿度はそこまで高くないし、たまに風が吹くので、そこまで汗はかかないのが救いではありましたが、頭がぼーっとするくらいの暑さではありました。

 なんとかかんとかアワニ―ホテルに戻ってきて、おむつ変えたり、トイレ行ったりした後に、ホテルのレストランにあるバーカウンターでランチを注文しました。サンドイッチなどを売ってくれるのですが、まさに3つ星ホテルたるアワニ―ホテル価格で、サンドイッチ2個で50ドル近くになりました。。。。た、高い、、、、。プライムリブサンドとチキンサンドでした。

 噛み締めつつ、美味しくいただいて、そのあともホテルの売店でアイスコーヒーや冷えたお茶を買ってホテルの外で飲んで、なんとか失った体力を取り戻しました。テラスにはリスがやってきたり、ブルージェイという鳥がやってきたりと、食事を狙う動物で大賑わいでした。

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とさかが特徴的なブルージェイ


 ホテルを後にして、Valley Viewへ向かいました。ここからはBridalveil Fallが見えます。Bridalveil fallは現在、工事中で下までは入れなくて遠くから見ることしかできませんでしたが、水が少なくなっており、風が吹くと煽られて霧消するのがわかるくらいに水が減っていました。

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ミラーっぽく見える

Vallye Viewを後にして、トンネルビューで家族写真を撮影してそこから一路、帰路につきました。

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トンネルビューからの眺め

 帰宅開始したのは17時過ぎで、そこから家へ到着したのは20時半頃でした。なかなか疲れましたが、やはり旅は楽しいものだなあとつくづく感じました。帰路の車の中ではほとんど娘たちが寝ていたのも印象的で、旅の帰りという感じがすごくしました。(次女は車酔いがひどく、行きに吐いたりもして、帰りもひやひやしていましたが、帰りはなんとか持ちこたえてくれました。。。