監督 ： リチャード・リンクレイター
出演 ： ジャック・ブラック / ジョーン・キューザック / マイク・ホワイト
ってことで、今年公開された映画では「スウィングガールズ」や「永遠のモータウン」など音楽映画が結構多かった印象を受けた中でこの映画もまたロックを題材にしたコメディで見所も多いです。題材としては教師になりすましたロッカーが子どもたちにロックの楽しさを教えていき、交流を深めていくような心温まりそうな話なんですがそこは「ロック」なんでやっぱり普通の金八先生みたいにはいきません（笑）
「この学校は何を教えているんだ！」というセリフには大爆笑です。とにかく面白く作ってありロックを知る人間にはとても笑えます。子どもたちが演奏するシーンも確か差し替えはなかったと思うので驚愕です。邦画の「アイデン＆ティティ」もそこそこ面白かったですが（またレビューします）、やはりこちらの方がかなり楽しめました。劇場でも終始にやけてしまいました・・。
なんと言ってもジャック・ブラックの演技は演技を超えています。これはなかなかできないことです。だって、あのレッドツェッペリンの曲を歌いこなしているんですから。あと出演している子役もみんないい味を出しています。ジャック・ブラックに注目していれば、十分彼だけでこの映画が成り立っているのがよくわかります。存在感、バツグンです。これからも期待できる俳優ですね。
ロックが好きな方、過去にバンドやっていた、今やっている人、子どもがバンドに手を出している、またはやりたがっているなんて方は一度観てみてください。もうDVDも出ているので気軽に借りて笑ってちょっと感動できるいい作品です。
