バンクーバー3日目

3日目。
翌朝、少し緊張しながらパリッとスーツに身を固め、ホテルの真ん前のスタバで朝ごはんを食べ、上司たちと会場へ。スタバは今回の旅で何度も助けてもらった。グローバルなサービスを何処ででも受けられる、というのはすごいメリットなのだなあ、と感じいる。友達にはせっかくなのだからカナダコーヒーのBLENZに行けと言われたものの、結局、一度も行けず仕舞いになってしまった。
会場までは徒歩で10分弱。天気はそんなに良くなかったものの、会場で入場者手続きを行い、展示場での事前打ち合わせなども行い、展示会がスタートした。

ここからは詳細は割愛するが、展示場全体を見にいける時間もかなりあり、とても興味深い内容もいくつもあり、日本の展示会よりも見応えのあるものとなっていて、来てよかったなあと思わせるに足る内容だったと思う。また、来場する関係者の知識レベルも通常の展示会とは段違いであり、業界のトップが揃うような濃い展示会だったと思う。あの展示会には出展する価値も意味もあるのだな、と感じた。思ったよりもコンパクトな展示会だったが、基本的には展示会はあくまでオマケで、学会がメインのようだ。

英語を最近まともに喋っていなかったこともあり、少々反省しなくてはならない点もあった。

そんなこんなで、出張3日目は終わっていきそうだったが、仕事が終わった後、ホテルに戻らず街をウロウロと歩いた。
コンベンションセンターの真裏が海になっており対岸が見えたり、水上飛行機が飛び立つ様を見られたり、と中々に素敵な環境であることが伺えた。もし、ランニングシューズや服を持ってきていたなら、走りたかったほどだ。1人で知らない街を歩き回る時間が明るいうちにある、というのはなかなかない。カナダはかなり北寄りなので、夕方が長い。サマータイムだというのも影響しているだろう。20時まで明るい。そのため、街を明るい中、歩き回って、色々と店を見て回ることができた。しかし、肝心の雑貨屋があまり見つけられずブランドショップしか見つけられなかった。事前にもう少し調べておけばよかった。歩き始めて自然に笑えて来た。やっとカナダに来ているという実感が湧いてきたからだ。いつもの出張だと、ここがどこなのか、という実感を感じる前に帰路についてしまうことも多い。手探りで街を歩き回った。
友達がピンバッジを集めているためハードロックカフェを探して歩き回ったが結局発見できなかった。後から調べてみると昔はあったそうだが、潰れてしまったらしい。

かなりしょんぼりして帰っていると、現地スタッフや今回の出張者とたまたま遭遇し、そのまま、巻き込まれるように晩御飯を食べにCOASTというお洒落なお店に向かった。なかなかの料理店だと感じた。海鮮も自信があるようで、昨日に引き続きクラムチャウダームール貝にありつけた。他にも、カリフォルニアロール的な料理も食べたが今回の旅の中で唯一の米だったかもしれない。

いい感じに酔っ払って外に出るとあいにくの雨。雨の中を技術者の人と相合傘しながらなんとかホテルまで戻る。途中でコンビニに寄ったりして。

こうして3日目の夜は更けていった…