【買ってみた】ソニーの有機EL TV 65インチ

BBQの季節になりましたね。

立て続けにあれこれと予定がある中でリオープンを実感する日々が続きます。(まだ本格的に遠出して旅行しようとは思えない状況ですが…)

川沿いをジョギングしててもマスクを外してる人を結構見かけるようになってきました。

 

さて、これまで10年間、Panasonicさんのプラズマテレビ42インチを使い続けてきました。FHD時代のテレビですから4Kに対応してたりはしない中でも十分過ぎるほど美しいディスプレイで地デジ化の頃に補助金もらいつつ購入したことを思い出します。2014年以降は海を越えてサンノゼの拙宅で地デジは映らないけど映画を見たりゲームするのに使われてきました。プラズマテレビ自体は購入後数年で作るメーカーが居なくなるという憂き目に遭ってしまいましたが、流石に当時の2010年頃のPanasonicのTV、高い品質を担保するような設計になっていたのでしょう。全くどこも壊れる事なく、今日まで我が家の茶の間を彩ってきてくれました。その前は14インチくらいのブラウン管だったことを考えれば、まったくもってTVというのは人生のうちでそう何回も買うものではないのだなあとは感じる次第。プラズマテレビは時に美しい映像で、そして時にあったかすぎる熱で部屋を物理的にも精神的にも暖かくしてくれたのでした。

 

引越しを完了し、ようやく落ち着き、 TVをそろそろ更新しようかという話になり、せっかくならば大画面を味わいたい、液晶パネルはちょっと倍速駆動と動画応答速度とLEDバックライト構造による白みがかった映像がどうも前から受け入れられない、などの私の勝手なうるさ型な希望があり、有機EL TVを購入することにあいなりました。

有機ELは発光素子自体が光る自発光素子であり、液晶パネルのように後ろ側から照らしてやらないといけない性質のデバイスではないわけですね。(なので、液晶パネルはいくらがんばってもLEDが後ろで光ってるため、「本当の沈み込んだ黒」を実現できない。そういう意味でHDR(high dynamics range)の恩恵を最大限に受けられるのはやはり有機ELパネルだと思う)

 

有機EL TVは寿命が…焼きつきが…とか色々言われてますが、結構その辺りは改善してきてるだろう、という希望的観測もあります。(LGパネルの場合、WOLED方式でRGBの色はカラーフィルターで出してるし、そこまで焼きつきも気にならないんじゃないの?寿命も結構いけるでしょ、という気もする。)

 

結果、LGとの比較でSONYの65インチ有機EL TVと相成りました。有機ELという選択肢が無い三星は今回の選定からは外れました。三星が販売台数世界一の TVメーカーである事、各社の有機EL TVの有機ELパネルはどれもLGディスプレイ製であることは百も承知ですが、やはりSONY製品をまた使いたいなあという気持ちで購入に至りました。

 

米国のベストバイではPanasonicなどの日本の家電メーカーのテレビの取り扱いが殆ど無いというのもあります。(ターゲットなどでは東芝品などは見かけますが…東芝品は安物ブランドとなっています…日本の凋落を感じてしまいやや寂しい思いがします。) 

やはり店頭で観るより、家で見ると実感するのが恐ろしいほどの筐体とパネルの薄さでしょうか。 実際に実物はベストバイで見ていたのですが、それでも家に配達が着いてから箱を開梱して、かなり驚きました。TVのデザインとして先鋭化が進んだ結果、狭額縁、薄い筐体&パネルとなり、見た目は大変クールな一方で、自力設置時もハラハラドキドキするような画面の薄さで説明書にも何回も画面側を触ったり持つと割れる、みたいな注意書きが絵付きで書いてありまして、やや緊張しました。また、引越しの時にはパネルが割れないようにケアする必要があるため、「最も適した箱は購入時の箱」ということで、本体が入っていた箱を捨てられない問題ということも起きており、箱はガレージにとりあえず、置きました…。TVよりも当然大きな箱のため、これまたとてつもない場所の取り方です…

まさかこんな問題に直面するとはという感じですが、テレビを買ったというよりは「薄いとても大きな割れやすいガラスを買った」というイメージと言えば良いのでしょうか。設置する際の足も置くだけと言えば置くだけの仕様でこれまたハラハラする仕様です。

 

さて、設置ができてセットアップも完了したので早速Netflixオリジナル映画であるICE ROADを有機EL TVの真価を理解するために部屋を暗くして観てみました。Netflixも4Kに対応していて気軽にコンテンツが楽しめて、本当に良い時代ですね。