コロナとディスプレイ業界

コロナによって加速する電機/ディスプレイ業界の技術トレンドがいくつかありそう。ログとして残しておくため、連続ツイートを記事化しておく。

 

1. ノートPC:WFH対応によってノートPC好調

 

2. タブレット在宅学習用にタブレットが世界的に好調

 

3. モニター:仕事してると次にモニターが欲しくなる人が増える。大画面化

 

4. TV:家のテレビも大型のものが欲しくなる。これも好調。今まで42インチだったけどこれを機に55ー65インチないしは75インチに変えた人もいるだろう。日本だと特に地デジ化から10年経つので買い替えも加速しそうだ。部屋を広く使いたいという需要もあるだろうから、サムスンやLGが力を入れてる壁掛けテレビ・OLED TVも今後、潜在需要は持ち家の高所得者層を中心に高まるだろう。

 

5. スマホ今後さらに大画面化のニーズが出てくるだろう。流石に手からはみ出る。スマホ並のプロセッサ積んだ通信機器は他に無いのでこれを活用する需要が出てくる。ここにフォルダブルの可能性が出てくるのでは?

 

6. スマホのカメラ:テレビ電話をする人が増えてるので買い物しに行っててスマホからテレワークで電話会議ということもある。そうなると、スマホのインカメラの性能向上は必須。自撮り需要ではなくて、WFH需要でフロントカメラの画質向上やAF対応、広角対応需要が出てきているだろうからここには対応必須だろう。逆にあまりお出かけが無いので、スマホ用のリアカメラの高画素競争は少しひと段落する可能性はある?コロナが始まって、なかなかリアカメラで人物や風景写真を撮る機会も減っている。

 

7. VRゴーグルフォートナイトに代表されるバーチャル空間でのライブは今後一部のアーティストには活用されて一般化されるのではないか。そうすると、バーチャル空間をより没入感を持って楽しむ需要は強くなるので、VRゴーグルやARグラスへの需要は高まるだろう。フォートナイトのようなゲームのブームは通信環境や5Gの需要、高画素表示の要請を加速させるだろう。

 

8. TOFセンサー:そうすると、AR対応などからモーションセンサーやTOFセンサーへの需要は今後も底堅く、伸びていくということになる。

 

9. モバイル通信環境とディスプレイ画質:スマホタブレットには高速通信や高画素動画の描画などがより求められるようになる。つまり、ディスプレイ的には高画素化、通信的には高速通信が必要、で、カメラ的には高画素化やらセンサーのサイズの大型化がより一層進むはずで各社ともこれに向けて開発していくことが求められるだろう。ディスプレイの画質が上がるということはやり取りする通信環境への負荷は高まり、また、描画であったり、通信の速度、品質の更なる向上が求められるということでもある。もはや、ディスプレイ画質はサチっていたと思ったが、WFHやロックダウン下でここから更にまた一段と高画質・高画素のニーズが出てくる可能性がある。コロナは人々にWFHやらロックダウンを強いてるが、ディスプレイや撮像、通信環境に対しての強い不満が出てくるのではないか。これは5G通信などへの後押しにはあまりならないかもしれないがそこは今年の5G対応iPhoneのどれくらいウケるか。それにしてもここまでWFHでディスプレイばかり見る羽目になると目への影響とかも考えてしまうところはある。ディスプレイ凝視し続ける羽目になるからにはより目に優しい、美しいディスプレイを見続けたいという需要は短期的にはあるだろう。

  

10. マイクロLEDウォール:マイクロLEDのウォールなども今後更に需要が増すだろう。ディズニープラスでマンダロリアンのメイキングを見たり、最近、中継番組などで無観客試合やるときに観客の代わりにzoomで繋いだ観客の顔を映すという演出を何回も見たからだ。これはもっと高画質、高品質、低遅延でないと綺麗に見えない。

 

11. 音声操作→スマホ秘書:一方でディスプレイを見ないでも操作できることややれることを増やしたい!という潜在需要も出てくる。なんでもスマホでやる、から少し離れたトレンドが出てくるのではとも思う。短期的にはAlexaなんだが、長期的にはもっと良い性能の音声アシスタントに任せる時代が待望される。音声アシスタントはそろそろメール返信くらい任せられるようにはなって欲しい。簡単な内容ならApple WatchでワンタッチでSMS返信したり、というのはやってるわけだが、formalなメールを気軽に返信出来る様になると尚良し。自分の送受信メールの内容から文法の癖とか分析してくれるとか。

 

12. Appleやテスラの好調を読み解くと。。。

 WFHできる人は知的生産活動従事者が多く、一般的にはWFHできない人たちよりも給与は高く可処分所得も高い、失職リスク低いと予測される。(例外はあると思う)そのため、WFH需要というのは高所得者層の需要であり、iPhoneユーザーなどともかなり被るのだろう。Apple好調もこの辺りから来るのだろう。米国の株高もテスラやAppleの好調もまさにコロナ禍において、中・高所得者層はあまり影響を受けてない!ということに尽きるのではないか。一方でサービス業従事者などは解雇にあったりもしてるが、こちらも失業保険や給付金でなんとかなっており、問題の焦点は秋の選挙以降に移ってる。
Appleやテスラなどのハイエンドの製品に対する消費者からのデマンドはコロナ禍であっても衰えず、今後も他社比較では好調を保ちながら推移する可能性がある。21年はHuawei問題もAppleをサポートするだろう。