カナダ バンフ・ジャスパー国立公園6泊7日(4日目:コロンビア大氷原・雪上車・Skywalk)

 朝、Emerald Lake Lodgeで目が覚めると、外はしんしんと深い雪が降り積もっていました。このロッジはフロントの建物とそれぞれのロッジが離れており、重い荷物はゴルフカートで運んでくれます。 朝、出発の準備をしてからフロントに電話をするとほどなくしてゴルフカートが迎えに来てくれました。大きなスーツケースが2個もあったため、残念ながら運転手のほかに大人1人と娘が乗ると、定員になってしまいました。というわけで、私はとぼとぼと雪の中をフロントまで歩きました。雪は大粒のぼたん雪でした。一晩でそれなりに積もっていて驚きました。 朝食は夕食を食べたレストランと同じでEmerald Lake Lodgeのレストランで妻と娘は食べ、私はおなかがすいていなかったので、時間を潰していました。Wi-fiは残念ながら、ロッジの各部屋には無く、フロントとこのレストランにしかありませんでした。

 屋外プールはまさに屋外にあり、温水プールではあったのですが、流石に雪が降り続ける中で朝風呂というわけにもいきませんでした。。。

 朝食を済ませた後、チェックアウトし、すぐにシャトルバスに乗り込み5分ほどで再びEmerald Lakeから少し離れた駐車場へ移動し、そこから車で一路、Jasper国立公園に向かうことになりました。

 ひたすら運転して、再び、Crossing pointまでやってきました。Crossing pointではカフェで少し休憩し、コーヒーを買いました。ここのお店は何を買ってもなかなか良い値段がしますが、他に良いお店も周辺には無いので、選択肢が無いんですね。。

 道中、Big bendを通り、その先にあるView Pointから風景を眺め、その後、朝10時半にコロンビア大氷原にあるIcefield Centerに到着しました。

 

ここにはお土産物屋さんとレストランが併設になっている場所でして、大氷原へ雪上車で向かう場所でもあります。この場所でチケットも販売していますが、年々どうやらチケットは値上がりしており、大人1人あたり、108カナダドルくらいします。(事前にネットで購入しておくと10ドルオフで98カナダドルになります。)

 運よく、朝10:45からの便を買うことが出来ました。

見て回る順番としては

・Icefield Center⇒バス⇒雪上車

 ⇒大氷原観光⇒雪上車⇒

・バス⇒Skywalk⇒バス⇒Icefield Center

という順番で見ることになります。全体でおおよそ、2時間程度かかるコースになっています。

 バスに乗り込むとバスガイドがほんの5-8分ほどですが、簡単に話ながら雪上車乗り場まで向かいます。このバスガイドさんがなかなかお茶目な人で独特な話し方。。。。でした。(ちょっと老若男女が訪れる観光地っぽくない感じでした苦笑。)

 

 雪上車は非常に大きなタイヤがたくさん付いてまして、急な坂道も登り切ることができます。全長13m、高さ3.86m、タイヤの直径1m50㎝、最高速度42km/h程度とのこと。ガイドの人も言っていましたが、この急な坂道を自分の車で駆け下りようとする命知らずがカナダにもたくさんいるそうで数年に1回事故に遭う人がいるそうです。この急な坂道を下りきれて、上がり切れる車はこの雪上車くらい、、、という話もしていました。ガイドの女性は陽気な方で楽し気に話していました。

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雪上車

  雪上車から降りるとそこは一面、雪景色、なわけですが、マイナス15℃の世界でして、非常に風も強く、ダウンジャケットを着ていても寒いくらいでした。日本人と韓国人はこういうところを観光するときも結構、町中を歩くときの服を着ている印象がありまして、それ以外の欧米系や中国系の人たちは結構、TheNorthFaceなどのアウトドア専用ブランドの服を着ている印象があります。なぜだろうか。

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コロンビア大氷原

 この大氷原は個人的にはもっと奥まで歩いていけるものだと思っていましたが、意外とそうでもなく、氷河に囲まれた谷のような地形で非常に冷たい風が吹きすさぶところでした。各国の国旗が立っており、この国旗を勝手に持ち出して写真を撮っている人も結構いました。勿論、撮影後は元の場所に戻していましたが・・・。

 コロンビア大氷原では雪上車を降りた後、再び出発するまでの間、45分ほども自由時間をくれたのですが、結局、寒すぎて30分くらいでまた雪上車に戻ってしまいました。常時4-5台の雪上車が行ったり来たりしている様子でした。日本人家族がいたので私たちも家族写真を撮ってもらいました。娘もあまりの寒さに帰りたがっていたのが印象的でした。。。きちんと防寒対策はしていたものの。。。さすがにマイナス15℃は想定以上でした。

 雪上車に乗り込んだ後、一路、バスまで戻り、バスでSkywalkまで向かいました。

 Skywalkは更にバスで5-8分ほどかかるのですが、Jasperへの道すがらにあり、崖にせり出しているのですが、チケットを買った人しか入れないように作ってありました。バスから降りるとオーディオガイド機器を貸してくれてそれを聞きながらSkywalkまで10分程度Discovery Walkという500mくらいの通路を歩く構造になっています。このオーディオガイドでは様々な内容を解説してくれるのですが、内容としてはこのカナディアンロッキーエリアの水や大自然、動物や鳥、氷河についての話が主でした。特に氷河が動いて、山に傷をつけるという非常に大規模な話は興味深いと感じました。(これは氷河地形というそうです)確かに、道行く山々の岩肌には斜めや縦に大きな筋が入っていました。 

 Skywalk自体はまだ出来て比較的新しく、(2014年オープン)ガラスの板の上から崖の下をのぞき込めるとあって、非常に恐ろしい経験ができます。いや、実際にはガラス板自体もかなり分厚いので何も起こらないわけですが、それでもドキドキしますよね。高所恐怖症の人には絶対に無理だと思いました。妻からすると、スカイツリーの方が怖かった、、、そうですが。。。

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Skywalk

 Skywalkでひとしきり写真を撮影した後、バスでIcefield Centerに戻り、ようやく遅い昼食にありつけました。このIcefield Centerでは昼食を食べる場所が2か所あり、カフェとビュッフェ方式のレストランがありました。ビュッフェは混んでおり、なかなか値段が張ったので、カフェで食事をとることにしました。私はImpossible Burgerを食べ、妻は野菜たっぷりのDeliを食べました。

 休憩が終わったころには午後3時半くらいになっており、そこから車でようやく、出発、一路、Jasperを目指しました。途中、熊を2度ほど見ることが出来、また、Athabasca Fallsで滝を見ました。娘は2回目の熊を見逃してしまい、「熊に会いたい、熊に会ったら一緒に草を食べるんだ!」と言っていましたが、結局、熊とは遭遇しませんでした。(いや、遭遇したら困るんですが・・・。

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Athabasca Fall

 Athabasca Fallsを後にして、車でようやくJasper国立公園までやってきました。Jasper国立公園のGateでは初めてチケットの確認がありました。ダウンタウンのGas Stationにてガソリンを補給し、その後、ダウンタウンから外れた場所にあるFairmont Jasper Park Lodgeまで向かいました。途中、道を間違えたため、10分ほどロスしましたが、午後6時くらいにはホテルに到着いたしました。ここは川沿いにあり、道中、エルクがたくさんいたので写真に収めることが出来ました。

 

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Fairmont Jasper Park Lodge

 ここもLodgeタイプではあるのですが、まずはフロントにて、チェックインして、その後、車でLodgeまで向かい、荷物を置いておいて、フロントの建物まで戻ってきました。フロントの方はカリフォルニアに昔住んだことがあるのよー、とかそんな雑談を少ししました。

 このフロントの建物は非常に豪奢な雰囲気で、また、湖を囲むようにしてLodgeが立ち並んでおり、部屋からでもフロントの建物にあるバーからでも湖がキレイに見えました。この湖は他の湖とは違って凍っておらず、ようやくカナダの美しい湖をしっかり堪能することが出来ました。フランス語でBeautiful lakeという意味の湖Lake Beauvertでした。

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Lake

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Fairmont Jasper Park Lodge

 Fairmont Jasper Park Lodgeでも到着してフロントの近くにあるコンシェルジュに置いてあった宝箱から娘のおもちゃを選ばせてもらいました。ちょっとしたおもちゃなんですが、ほとんどおもちゃを持ってきていなかったため、非常に助かりました。滞在中、Lake Louiseではお医者さんセット、ここJasperではバイクのおもちゃとスマホみたいなおもちゃももらいました。

 フロントの近くにある湖の見えるバーでソファに陣取り、晩御飯はメキシカンスタイルでナチョスを食べました。チーズやパプリカがふんだんに使われており結構美味しくて食べ過ぎてしまいました・・・。娘はKids menuでパスタを食べていました。食事中、雪がしんしんと降っていましたが、そこまで積もらなかったので助かりました。

 食事を食べた後、車でロッジまで送迎してもらい(大した距離ではないのですが)、部屋でくつろぎ、就寝とあいなりました。