武田信玄の格言

戦国武将であった武田信玄甲陽軍鑑などの書物を遺したことでも大変有名です。

 

「人は城、人は石垣、人は堀」でも有名ですが、武田家の家臣団は結束も強く、武田の騎馬隊は戦国時代に最強を誇ったなどとも言われています。(家康なども敗北している)

 

生まれてくる時代が少し違えば、天下取りにも必ず参加出来ていた可能性がありますが、当時は上杉謙信との戦いにも忙しく、なかなか上洛できなかったことが悔やまれます。

 

そんな武田信玄にはほかにも格言があり、読んでいると感銘を受けたので今日はそのことを取り上げたいです。

 

一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る

――武田信玄(戦国大名)

 

Deep Lで訳すとこんな感じ。なんか雰囲気変わりますね笑。

If you work hard, you get wisdom; if you work half-heartedly, you get complaints; if you are lax, you get excuses.
--Shingen Takeda

 

一生懸命、中途半端、いい加減って、どう訳すのが望ましいのかなあ。

 

あと武田信玄にはこういう名言もあるそうで。

的を得ている。自責の考え方ですね。

 

実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差

 

The difference in performance is the difference in effort
The difference in performance is the difference in responsibility
The difference in personality is the difference in hardship
The difference in judgment is the difference in information

本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる

If you're serious, you can do most anything
If you're serious, anything is interesting
If you're serious, someone will help you

 

なんでもそうですが、一生懸命に努力したからといって、報われるわけではない現代では、努力すること自体、どうなの?意味あるの?もっと楽して稼げるんではないのか、とかそういうことも言われています。(最近、日本のウェブメディアではもっぱらFIREなども話題です)

一定、それは正しくて、同じくらい忙しくても給与の安い会社と高い会社があって、大体において、そうした環境や組織による格差はあるわけです。親ガチャなんて言葉も最近では話題ですが、そうした不平等は確実に存在します。これはどうしようもないといえば、どうしようもないわけです。日本は不平等かもしれませんが、アメリカの超絶な格差よりは多少はマシかもしれません。

ただひたすらに頑張ることが素晴らしいと手放しに言うつもりはないですし、苦労するのが素晴らしいというのでもなく、とはいえ、結果には必ず原因があるよ、ということを言っているのはこれもまた一定認められるべき言説かな、とも思っています。(世の中にはそんなに頑張れないよ、という人もいるし、頑張れない人はどうすればいいんですか、というのも分かるんですけどね)

本気で取り組むのがかっこ悪いという時代から、本気で取り組むことはイケてる、という時代になると良いなあ、とはとみに思います。