ミシガン出張2

ミシガン1週間の出張がそろそろ終わりそうです。ようやく帰途についています。

トランジット中のシカゴの空港でこの記事を書いてます。
ミシガンはまだ結構寒くて夜には氷点下になるくらい。暖かめのコートを着てやって来ました。

日曜日に着いて先週から先着していた同僚と一緒に晩御飯を食べて、月曜の打合せを臨みました。晩御飯はRoyalOakといういい感じの街のブルワリーで。コーヒー味のビールが新鮮な驚きを提供してくれました。

宿泊しているエリアは8mile rdからそう遠くないエリアだったのですが、落差に驚きました。Royal Oakなら誰かがジョギングしていても大丈夫だし、カフェには若い大学生もいたりして…。

月曜はZeelandというところへ。
ミシガンとはいえ、前回訪問したHollandのすぐ隣でした。かなり西の方でデトロイトからは車で3時間くらい離れた街。元々このミーティングのために今週はミシガンに来たわけですが、用意された場所がすっごく国際会議場みたいな場所で焦りました…。
結構沢山のテクニカルな質問があり苦慮しました。まだまだ、自分の臨機応援さであるとか、事前準備であるとか、improveが必要だなあ、と痛感しました。結局、後からフォローアップのメールをガシガシ書く羽目になりました…。

西海岸とミシガンは3時間の時差があるんですが、この3時間の時差がじわじわ堪えるんですよねえ。
またまた3時間かけてデトロイト近郊に戻り、夜はサンノゼにもあるレストランで、イタリアンを食べたように思います。

火曜日は某社で午前中打合せ。なかなか薄い反応で焦りました。この人たちには多分モノは売れないだろうなあ…

午後はこれまた某社で打合せでしたが、こちらは殆ど出番なし。火曜日は空振り感の強い一日でした。夜ご飯はこれまた時間が無くて一人でドーナツでした。健康に悪い!夜は延々とホテルで仕事してました。

そういえば、帰途にミシガンのやばーいエリアを車で走り抜けました。8mile road。過去にエミネム主演で話題をさらった映画8mileの舞台にもなった街。
ここを抜けると一気に治安が変わると言われましたが近年では10マイルあたりまで治安が悪化しつつあり、中古車屋などは場所を変えざるを得なかった…という話をローカルセールスのRobから聞きました。11mile rdというところで宿泊してたので、本当にすぐ近くの話ですけども。

前回記事でも触れましたが、白人が市街部から逃げ出していく様をホワイトフライトというそうですが、まさに道を歩く人たちも人種が違うし、屋根に穴の空いた民家がそこかしこに溢れ、buy your house by cashと書かれた看板がそこら中の電柱に貼ってありました。
車の中から街を眺めつつ…流石にここを歩く勇気は無いわ…と感じました。昔、インドのデリー旧市街を歩いたことがありますが、あの時とはまた違う雰囲気…犯罪のにおいがプンプンしました。ほんのちょっと車で走ればRoyal Oakがあるわけで、ほんの少しの違いでここまで住む人も街の雰囲気も変わるのか…と。

なぜ家がキャッシュで買えるわけ?とRobに聞いたら「家は1000ドルで買えるだろうけど治安が悪すぎて、翌朝にはRikiはドアをぶち破られて刺殺体になってるだろうね」と笑いながら彼が言うものだから若干辟易としてしまいました。ここまであからさまに一気に寂れたエリアはなかなか無いでしょう。

とはいえ、今回は彼がほぼ全てのミーティングをアレンジしてくれていて彼の世渡り力というかセールス力には感銘を受けています。いやー、彼はすごいわ。でも、たまたま立ち寄った彼の部屋に置いてあった本で「How to speak like as professional」という本があってなかなか面白いなあ、と思いました。彼は勉強熱心なんだなあ。


8mile roadを隔てて大きく世帯年収も変わるという昔の誰かの記事
http://d.hatena.ne.jp/bohemian_style/touch/20130719/p1


水曜日は午前中は某社で打合せ。
ミシガンで苦闘している日本人の方と打合せ。なんと大学が同じでビックリしました。

午後からは某北米の自動車メーカーのR&Dセンターへ。ここがまた巨大なところで非常に印象的でした。まるで巨大ショッピングモールか、空港かかと思いました。それでいてまだ開発中の自動車が構内を右へ左へ走り回っていたりして、非常に感銘を受けました。夜に電話会議だったので、晩御飯は持ち帰りの中東料理。なかなかミシガン出張は過酷です。かなり味は良かったです。


木曜日はオハイオ州へ。
朝から3時間かけて車で南へ移動。某自動車メーカーのR&Dセンターへ。とんでもない田舎でびっくりしつつ。超大企業のR&Dセンターがなんでこんな田舎なんだ!と。道中には未だに畑を耕すのに馬4頭立てで耕している人たちがいたりして。非常に驚きました。21世紀にまだそういう農作業方法が北米にも残っていることに大変驚きました。そんな疑問はありましたが、R&Dセンター自体はなかなかいい雰囲気のオフィスでした。おそらくテストコースを確保するためにこんな田舎に作ったんだろうなあ。打合せは食堂でカジュアルに。果たしてこの案件が化けるのかどうか…それは時間が明らかにしてくれるでしょう…

夜は関連する日系メーカーの方と会食。素敵なステーキ屋へ。サンノゼと比べると安い!のが印象的でした。シーザーサラダを目の前で作ってくれるタイプのお店で、超美味しかったです。大満足。日系メーカーの方はみんな、孤軍奮闘してらっしゃるんだなあ、と感慨深かったです。勿論昔から拠点があるメーカーはもっと違うんでしょうけども。

金曜は朝から某社で打合せ。今回は結構ランチだとかコーヒーだとかを持参して打合せするパターンが多かったです。金曜もコーヒーとマフィンを持参で。相手は三人とも屈強な白人男性たちで、朝からガシガシマフィン食べてました。

ローカルいはく、忙しいエンジニアに打合せに来てもらうのに一番良いのがランチミーティングだとのこと実際結構ウケが良かったので、なるほど…と納得しました。

ミシガンにはまた来ると思います。毎度毎度感じることとしては出来れば直行便で来たい、くらいでしょうか、コネクションフライトだと本当に疲れます…。予算節約だから仕方ないのですが。