少し前にセドナに行ってきました。
金曜日にお休みを頂いて、月曜日が祝日でしたので4連休とさせてもらって行ってきました。
セドナはアリゾナ州にあるパワースポットが集中する街でして、過去にはネイティブアメリカンにとっての聖地でもあったそうです。いつか行きたいと思いつつ、今まで行けていませんでした。
■初日、2日目
金曜日は殆ど移動日で朝からひたすら車で移動して6時間運転してBarstowまで移動してBartstowのベストウェスタンに宿泊しました。晩御飯は適当にパンダエクスプレスで済ませました。
土曜日は朝ごはんをホテルで食べました。ベストウェスタンにはワッフルメーカーが置いてあって、これまでトライしたことが無かったのですが、トライしてご満悦でした。
その後はひたすら朝から車で移動して6時間、着いたら昼過ぎでしたが、なんとかセドナに辿り着きました。
今更なんですが、アメリカに7年もいて、セドナには来たことがありませんでして、初めて訪れたのですが…まさに、まさに秘境という言葉がぴったりの場所ですね。車で向かうと、山を越えていくと見えてくる赤い岩山の数々。セドナは確かにとても特殊な場所です。ここへ訪れる一連の流れ自体が随分とドラマチックに思えました。ずいぶん長い間、人が住まずにネイティブアメリカンが聖地として立ち入らなかったのも頷けるエリアでした。
パワースポットとしても非常に有名なVortexと呼ばれる場所が4箇所ある、ということで、セドナ初日は岩山に建つ教会であるチャペルオブホーリークロス、そして、Vortexのうちのベルロックとコートハウスへ向かいました。
教会はなかなか神々しい場所でした。
この写真でいう左側がコートハウスなのですが、こちらは近くで見るだけ、登れない。
とのことで、ベルロックはある地点までは登れる…とのことで、ベルロックへのトレッキングにトライしましたが、中腹あたりから眺めるセドナは絶景でありました。
ただ、上の方まで流石に子連れで行くには難しく、中腹で諦めておりてきました。
それだけでも十分に満足できる場所でもありました。(ベルロック頂上までトライした人たちの日記を読みましたがなかなか過酷な登りでやっぱりちょっと子連れには無理かなあと感じました)
それでも、途中まで長女はかなりガンガン登ってくれまして、かなり心強く頼もしくなったなあと感慨深かったです。(でも、逆にどんどん登れてしまうのが怖くなって途中まででやめておきました)
無理はしないで良かったと思います。
登り終えてホテルに早めのチェックインをしてから、夕陽をホテルで鑑賞。
ホテルの裏に裏山があってそこには素敵なテーブルと椅子があってマジックアワーで夕陽に染まっていくセドナを観ることが出来ました。
晩御飯はホテルのメキシカンレストランで。外席で美味しくメキシカン料理を食べてセドナの初日は更けていきました。
あと、宿泊したホテルの駐車場でホテルの主催で星空観察をやってるおじさんが居て少しだけ星を望遠鏡で見せてくれました。
夜になると、プールがなかなか素敵でした。さすがに寒くて泳ぎませんでしたが。。
■3日目。
朝、ホテルで朝ごはん。マフィンとかバナナとかシリアルを食べてそこからいそいそと移動。
カセドラルロックへ向かいました。
カセドラルロックの最寄りの駐車場は朝結構混むそうで朝6時の時点で駐車場がいっぱいになってしまうそうです。我々が向かったのはそんなに早くはなかったため、最寄りの駐車場には車を停められず、遠くの駐車場から1マイルほど歩いてアタックすることになりました。
カセドラルロックはこれまたなかなかの威容で迫力満点でした。
登り始める前、だんだんカセドラルロックが目の前に迫ってくると、これはちょっと登るのは簡単ではないなあと思いましたが、そんな心配もよそに長女は昨日以上にどんどん駆け上がっていきました。
私は次女を抱っこ紐で抱っこした状態で向かうため、なかなか苦戦しました。
カセドラルロックも中腹で充分な眺めのエリアに到着するのですが、そこから相当にきつい坂というか崖を登る必要がありました。
が、なかなか難しそうで、子供に万が一があってはいけないので、いったん、こどもたちはそこでストップ。
私単独で登頂して戻りました。
断念した難関を乗り越えて仕舞えば残りはなんとかなりました。
この難所は手を突っ張って岩と岩の間を歩いて行かないとスムーズに進めないし戻れない場所でしたが、登ってみると意外と5歳くらいのこどもたちも行き来していました。
カセドラルロックの頭頂部では絶景に目を奪われました。そのさらに先の崖はなかなか足がすくむような思いをする場所でしたが、記念写真を人に撮影してもらって戻りました。
記念撮影するのはやめておこうという人たちもいて、「失敗して撮り直しなんて出来ないから俺はやらないね」と言ってるおじさんがいて、まさにその通り…とも思いました。
まさに聖地にふさわしいような神々しさのある場所で、岩の壁が柱のように見えて、天然の岩の神殿の中にいるかのような気分にもなりました。
カセドラルロックから戻ってからは次にデビルズブリッジに向かいました。ここは４大Vortexではないものの、現在、セドナで1番人気があるエリアとのこと。
デビルズブリッジも相当アクセスがよろしくなく、最寄りの駐車場はすぐにいっぱいになってしまうので離れたところに路駐してから駐車場まで歩き、更にそこから悪路をテクテクと1時間弱歩いてなんとかデビルズブリッジに到着しました。(大人だけであればもっと早く行けると思います。)私たちは子連れなので、時間が掛かってしまいました。
この悪路ですが、途中まではRV車であれば、行けるということもあり、数多くの命知らずな方々が４WDの自慢の車で乗り入れていましたが、岩がすごい道にもたくさんあって車の腹を擦ったりするのが嫌な人は控えたほうがよさそうです。相当大きめの車でなければ危険でしょう。パンクなどの危険もあります。
ここは写真では殆どその雰囲気が伝わりづらい怖さなのですが、天然の岩の橋になっていてその上で写真を撮るのですが、写真待ちで行列ができていて、何気に写真待ちの時の方が崖の近くで待つことになるので怖かったです。
色んな人が一生に一度と思って思い思いに写真を撮るものですから、なかなか自分たちの出番が回ってこないでなんだかんだで40分くらいは待ったような気がします。中にはかなり危ないところで撮影する人もいて見てるこちらの方が肝を冷やすという…
写真をなんとか撮り終えて、またテクテクと歩いて車を停めてあるところまで戻りました。このデビルズブリッジアタックが1番疲れた気もします。歩く距離が単純に長くて…
この後、夕焼けに照らされたカセドラルロックを観るためにレッドロッククロッシングに向かい、水面に映る逆さカセドラルロックを写真に納めました。
晩御飯はセドナのアップタウンのレストランでバイソンバーガーやバックリブを美味しくいただきました。
■セドナ最終日。
この日は帰るだけ、のはずがやり残したことも少しあって…
早朝5時に起きて慌てて身支度して6時過ぎにエアポートメサへ。
ここは朝日を見るためにきました。
ホテルから車で12,3分で到着して駐車場がラスト1台のところになんとか駐車できました。セドナってアリゾナ州だからか、みなさん、朝から結構どんどん動いててトレイルしたり朝日見たりとアクティブなんですよね。
駐車場からはてくてくと7-8分ほども歩くとすぐに良い感じの展望スポットへ。小高い岩山から結構、セドナの山やいくつかのVortexが見える。
朝日が昇るのをずーっと待ってると、続々と色んな人が登ってくるのですが、日本人家族が他にも2組ほどいて、人数で言うと日本人比率が6-7割になっていて少し面白かったです。やっぱり日本の方は朝日を拝むのが好きなのかもしれない。
朝日に照らされる山々を有難く拝む。
そのあとはそそくさと降りて次のエリアに車で移動。
ボイントンマウンテンというところで、こちらも駐車場をささっと確保して1番簡単なトレイルへ。ボイントンビスタトレイルへ。
途中道を間違えたりもしましたが、なんとかかんとか元の道に戻れて、目的の場所に到着。こちらもなかなか素敵な景色が楽しめるところで清々しい気持ちになれました。幸いなことに天気に恵まれ、今回の旅では基本的に青空の下、赤い岩山の印象的な絶景を楽しみながら歩くことが出来ました。
ボイントントレイルから戻り車でホテルに戻ったら朝ごはんを食べて、そしてチェックアウト。長い道のりを帰宅することに。
行きは2日に分けた道のりですが、帰りは750マイル(ざっくり1000km)くらいを一気にサンノゼまで帰ることに。車で延々と走り続けて途中でランチを食べたりもしながら基本は殆ど休みを取らずに、ガンガン走り倒して朝10時前に出発したのが、帰宅したのも22時くらいだったかと思います。なんとか1日で帰れて安堵しました。
途中、信じられないほどの砂嵐に巻き込まれましてMojave Dessertあたりでは一瞬前が見えなくなるほどの砂嵐。雪で前が見えないとか雨で前が見えないとかは経験ありましたが…砂埃で前が見えなくなるのは初めてでした。
人生で1番きついサンドストームを経験しました。ガソリンスタンドでガソリン入れてる時なんかも目に砂が入るわ、風で色んなものが飛んでいきそうになるわで大変でした。
とはいえ、なんとか無事に帰宅できました。
セドナはなんでもっと早くに来なかったのか！と後悔するくらいに素晴らしいところで、またリピートしたい！と思わせられるには十分すぎるほどの景勝地でした。パワースポットでパワーがもらえたか？というと、子どもをずっと抱っこしてたのでちょっと怪しいところありますが…苦笑。
本当にいつかまた来たいですね。
