ユニコーンに乗ってと理念経営とマーケティング

火曜10時ドラマの「ユニコーンに乗って」を観始めました。



最初はいつも聴いているニュース関連のポッドキャストで話を聞いて知って追いかけて観始めたのですが、なかなか面白く私は観ています。

 

筋立てはアン・ハサウェイロバート・デニーロのマイインターンに似ています。



新進気鋭の教育系(EdTech)スタートアップ「ドリームポニー」のCEOが永野芽郁、そこに中途社員として入ってくる元銀行員で年の差がある社員を西島秀俊が演じる。

 

西島さんと言えば、ドライブマイカーでアカデミー賞授賞式に行ったり、全米映画批評家協会賞では主演男優賞を授賞したり、アカデミー会員にも推薦されたりとと近年、引っ張りだこな役者さん。

永野芽郁は意外と色んな役でドラマで見かけてきましたが、主演ドラマを観るのは私は初めてかもしれません。

 

 お話としてはジェネレーションギャップやカルチャーギャップを楽しむドラマ…かと思いきや、西島さんは大変勉強家。

 

 1話では銀行員として支店長まで勤めて役員も約束されていたという描写があるから銀行という閉鎖的組織では非常に優秀だったという設定なのでしょう。元営業というフレーズも出てきました。

 

 西島さんがひたすらに気持ちがよい爽やかなキャラクターであり、カルチャーギャップに戸惑いつつも非常にテンポ良くキャッチアップしていくので、そこまで不快感も無い。むしろ、ドリームポニーというスタートアップの方がフワフワしていてお花畑みたいな組織に心配になる展開も多いです。

 

 なかなかに面白いなと思うのはスタートアップの面々が基本はCEO+社員5人しかいない中で無料の教育系アプリを初期投資家からの投資を元手に作り、新規事業を興していくという流れです。

 

■理念経営

 このお話で1番のポイントは「理念経営」でしょう。

 

西島さんが扮する元銀行員の小鳥さんは真面目なキャラクターなわけですが、CEOの理念に共感したことで会社に応募します。

 

CEO以外の社員はプログラミングができる、という点を鑑みると、普通なら採用されないスキルセットである小鳥さん。

 

1話目の面接シーンでも力強く、「「ITの力ですべての人が平等に学べる場所を作りたい」という理念に共感したから一緒に働きたい」という志望動機を話します。

 

社会課題でもある教育の問題ですが、特に教育は格差の問題が指摘されています。貧困の問題や家庭の問題などが原因で、平等な教育が受けられることが出来ないという子どもが世界中にいます。

 

今流行りのパーパス経営にも通ずる理念(ビジョン)経営ですが、CEOの理念に共感したからこそ、社会のために頑張りたいというのは「今どき」でもあるなあと思うのです。

 

小鳥さんはまさに今話題のワードでもある学び直しのアンラーニングとリスキリングを第2話以降で求められるわけですが、それもまた、理念に共感しているから頑張れるという構図になっています。

 

40代後半で銀行支店長であれば、少なくとも年収600-800万円はもらっていたでしょうから、転職して年収ダウンにもなってると予測できますが、それもまた自分がやりたいと思えることに頑張るからやりきれる、ということなのだと理解しています。

 

小鳥さんは1話の最後でジョブズみたいな格好になって写真に写りますが、これはなかなか反則級の面白さでした。

 

■ペーパーレスと資料チェック、そして、「チャット見てないんですか?」

 2話目。CEOから資料を確認したり、調べ物を頼まれて小鳥さんが紙を印刷するシーン。ペーパーレス化が基本になってるドリームポニーで自分のやり方を踏襲しようとして複合機で印刷を始める小鳥さん。

 しかし、ペーパーレスだと指摘を受けてしまうわけです。

紙ベースで資料チェックしてフォルダに入れてCEOに赤ペンで誤字指摘をして返していたわけですが、これに対して、クラウド上のフォルダだと分からずCEOは修正済みと勘違いして資料をメールで送ってしまいます。

そのせいで、初期投資家との打ち合わせでも手酷い指摘を受けてしまいます。

 とはいえ、これはCEOが悪いようにも思えます。

提出前に資料を自分で見直すのは当たり前です。

また、CEOのスケジュールの立て方もなかなかタイトかなあと思います。

投資家向け資料の最終チェックは前日までに終わらせておくべきでしょう。

 出発前にも狭いオフィスで小鳥さんに声もかけずに外に出て、まだですか?と連絡して「チャットを見て」というのもまたなんだかなあというエピソードでした。

 チャットを見る癖が無いという小鳥さんの気持ちも確かにわかるところはあります。

 

 近年、パナソニックへ出戻った樋口さんという経営者がパナソニックに戻ってすぐに着手したのがチャットの使用だったそうですが、旧態然としたパナソニックでチャットを根付かせるために組織ごとに競争までさせたというのですから、なかなかに驚きました。

それくらい昭和のおじさまはなかなか新しいテクノロジーを使いこなすことに疎いし、抵抗があるわけです。

 

 あと、初期投資家とのやりとりで元銀行員である小鳥さんの力が発揮される!?と思ったものの、必ずしもそういうわけではなかったというのがなかなか肩透かしではありました。

銀行の支店長まで経験していたのなら、P/Lとか経営や事業計画を見るのは得意なはずなんですが…

 

 更にCEOが憧れだという起業家である広末涼子扮する経営者のコンテストに応募するものの書類で落選します。

広末涼子は言いづらいことをズバズバ言いますが、貧困であったことを売り物にしてる、とかエドテックは儲からない!ということなど手痛い指摘をガンガンするわけです。

この辺りはなかなか痛恨の展開ですが、実際、こういう起業家は世の中に多いのだろうな…とも思った次第です。

 

また、1話目でアポに遅れてしまうCEOに連絡を入れたCTO、気が利いてるのは良いのだけど、CEOが遅れることをきちんと先方に連絡して謝罪くらいしておくのが、社会人ではないかなあとも思います。チームワーク…。

 

 2話目ではまだまだIT解説本片手にミーティングにも出ている小鳥さんですが、付箋だらけの本が彼の努力を他のメンバーにも分かりやすく伝える形にもなっています。

意外と本にも副次的効果があるのだなと思わされます。

分からないことは人に聞くか調べる、を地でいくわけですが、自走できる人材というのはなかなかに重要だなと思わされます。

(彼らの採用基準は自走する力、新しさ、素直さの3つ)

 

■2話目。インフルエンサーマーケティングとその誘発剤となるアナログな体験会。目標1ヶ月で20万人と施策の差

 

1話目で投資資金を投入してもらいたいわけですが、20万人の新規ユーザーを1ヶ月で獲得するようにという無茶振りを宣告されます。

 これはなかなかのハードルなわけですが、インフルエンサーマーケティングをやろう!という話が出てきます。

www.klear.jp

 つまり、自社のアプリをSNSで影響力のある人であるインフルエンサーSNSやら動画などで広めてもらって、多くのユーザーに知ってもらおうという取組みです。インフルエンサーマーケティングでバズろう!と掲げる目標の立て方。このドラマの小鳥さんは営業あがりの元銀行支店長という非常に地に足のついたスキルセットだから多分、思い浮かばないわけです。

 インフルエンサーマーケティング結局はうまくいきません

Edtechはよくわからないインフルエンサーが多く、取り扱ってくれる人がいなかったのです。

CTOの彼はインフルエンサーの元カノにまで頭を下げますが成果は出ません。

 

 そんな傍ら、営業経験がある小鳥さんはCEOがインフルエンサーマーケティングに取り組もうとする中で地道な体験会を1人でトライ。

 営業して開拓してモールの一角を借りてかなり広いスペースでがっつり一人で体験会開催しました。誰も助けに来ません。

 社長、そこは差し入れではなくて応援に行こうね…という気持ちになりました。

 しかし、社長はそこで小鳥さんの純粋な動機である「お客さんの一人一人と接したい」という声にヒントを得て「感度の高い人がたくさんくるお洒落なカフェで体験会をすれば良いのでは!?」という発想でインフルエンサーにまで来てもらうという流れになります。

 

ただ、教育系アプリでは体験会というのは実際行われるケースはあるようです。

prtimes.jp

 

■3話

 青春モノとして大変清々しく楽しめました。ってか、3話目が無いとCTOの彼への感情移入が難しかったかもしれません。

 

■4話目 投資家とランウェイ ドリームポニーはあと何ヶ月もつのか?

 第4話では投資してくれるという、投資家が突然オフィスに来訪するものの、西島さんのお陰でうまくその場を乗り切ります。

 

 ・スーツ姿は相手を大切に思ってるという気持ちを伝えるもの

 ・お客さんが来たら美味しい熱すぎないお茶をだす

 ・相手のお召し物をさり気なく褒める、など、

 

西島さんの社会人パワーがいかんなく発揮されます。

 

 ・投資家に会いに行くCEOが手土産を持っていたり、

 ・投資家の手土産のクッキーを社員で食べていたり、

 ・父親に会いに行くのに焼酎を持って行ったり。

ビジネスシーンのみならず手土産って重要よね、と思わせるシーンもありました。

 

ところで、お金が無くて困っているドリームポニーですが、社員の年収はいくらなのか?と思うとたとえ、若者ばかりで1人400万円だとしても社会保障でも+15%はお金が掛かるから460万円/年程度は会社が負担することになります。

 

 今どきのスタートアップが大卒や現役大学生をいくらで雇うか?ということになります。

 

 更にオフィス賃料が120万円×12=1440万円。460×5=2300万円。(月額38万円)

1440+2300=3740万円が年間に無くなります。

これを12で割り返すと、311万円が月間経費。

 

これにサーバーレンタル費用やら諸経費が掛かる。アプリのサーバー費用が20000円/月だとすると年間24万円。

あと、初期費用だが、会社のパソコンは支給だとすれば、仮にMacBook5台と考えると、18万円×5=90万円。諸経費乗ると100万円は超えます。

つまり、これだけでも年間で4000万円近くが消えます。

 

これで家賃が200万円/月になると確かにやばかった気もします。

それで、10ヶ月もつ、ということを西島さんが言うシーンがありました。

増分は200-120=80万円/月

80万円/月 × 12ヶ月=960万円。これが値上げにより、ドリームポニーが負担する増額分でした。

 

元々は311万円+サーバー経費2万円=313万円が月間経費だとすれば、家賃値上げ分の960万円はドリームポニーの月間の経費3か月分であり、3ヶ月死期を早めるということになります。

 

 つまり、ドリームポニーは大学時代のビジコンで100万円をゲットして起業した後、初期投資家が数千万円くらいの規模で出資してなんとか、1年ちょいくらいは食いつなげるようになっていたということになります。

 

 初期投資家は第1話から割とプレッシャーを掛けてきてる描写がありますが、担当者の若い男性は意外と社内会議でブレストに参加してたり、空気が悪くなるとお茶汲んできますーと言ってたりと、親身過ぎる初期投資担当者にも思えます。

 

 1話では投資担当者の上司は圧を掛けてきていたが、めちゃくちゃ心意気のよい投資家なのでは?とも思えます。

 まず、投資家も安い賃料のオフィスに移ってバーンレートを下げるようにアドバイスするべきではなかろうか?



 そもそも、マンションの一室とかで起業しても良いわけですし。(DeNAとかユーザベースとかはそうだよね。)

officee.jp

 

そこに1億円投資してくれるという投資家が現れますが、その時に思ったのは

・投資条件を詰めなくても大丈夫?(特に株式の種類とか)

・初期投資家にも相談すべきでは?

・色んな投資家を回る資金調達ラウンドしないの?

と言うことでした。

 

お酒飲んでる場合ではないし、投資家のバックグラウンドチェックとかしないマズイような…wiki見るだけでは不足でしょう。

信用できる投資家やらとネットワーク築いてちゃんと2-3人から評判聞くべきでしょう。案の定、酷い目に遭いそうになっていました。(怒りで顔面グーパンしようとする主人公のキモの座りっぷりが素晴らしいとも思いますが)

 

 そもそもドリームポニーの創業者3人の株式持分ってどうなってるのかなあ。三等分だろうか。

 あと、ストックオプション青山テルマやら小鳥さん(西島さん)やエンジニアの彼らにも付与してるのだろうか?

 あと、トレンディドラマに言っても仕方が無いことですが、主人公の部屋がオシャレで広い。

 

※ソファは13万円もするそう!
よく見るとトースターも1万円を超えるやつ。

こんなに広くておしゃれな部屋に住めるものなのか?

 

前クールの「正直不動産」の主人公くらいの部屋に住めとは言わないが、、、

 

 都内であの広さで一人暮らしするというのは親が大金持ちでないと有り得ないレベル感では?とは思う。

普通に家賃は10万円は超えるのでは?

年齢と状況考えるとそこは経営者として削るところでは?

 同僚の家は共同で暮らしてる部屋なので広めなのも納得はするが…。

 

この辺り、元貧乏少女を押しにしてるのであれば、もうちょい本人がどういう意図なのかは知りたいところだ。

 

 広告費を徴収するだけでは全く稼げないし、もし有料アプリにしてしまったら元々の理念に抵触してしまうからどうしても、嫌!というCEOの気持ちをきちんと汲み取れたのはなんと小鳥さんだけでした。

 広告がアプリに入ってくるだけでもやはりユーザビリティは下がりますしね。

 教育系アプリとして、色んな人にプレイしてもらいたいのはわかるが、無料でやりきるには無理では?とは感じました。

 と言うわけで悩みに悩んだ末のソリューションがプロダクトプレースメントだったわけですね。

honichi.com

メタバースの中で企業から広告を出してもらう、というプロダクトプレースメントは悪くないアイデアですし、メタバースでそれをやろうと言うのは今まさにトレンドではあります。

news.yahoo.co.jp

たとえば、メタバース上でマクドナルドがあれば、そこからECに繋がる、とかね。

NIKEとかまさに靴をメタバース上でも履けるというNFTで出してたりするわけですが、まさにここはまだ実験的な色合いの強い最先端の領域です。

 

■5話 ビジコン

スタディポニー

 最初のアプリはシンプルで、後にポニーの絵が追加されている。さまざまな出版社が協賛して問題文を提供していることになっている。ここで不思議なのは出版社はどうして社名まで出すことに同意してるのかなということ。今日日、出版社だってアプリを出すことを考える時代なので、ある意味競合になると思うんだけど…のちにアバターが若手エンジニアのパワーで進歩する。

 

スタディポニーキャンパス

1話のラストでは構想段階だったものが、5話である程度形になってくるのが、スタディポニーキャンパス。簡単に言うと教育系メタバース×学習アプリ。

 

 色んなことが思い浮かぶわけですが、これはなかなか技術的に大変な話でもあります。実際、ハイエンドなアプリにしようとして、ビジコン決勝前にアプリが古いスマホでは動かないという展開に至ります。

 

 スマホのアプリ使用推奨環境確認ってアプリ制作の世界では普通、最初にやることでは?とは思いますね。そこは迂闊すぎるってのは感じるところではあります。

 

 CGリッチなアプリにしたらメモリ食うのは間違いないわけでそこは勉強とはあんまり関係無いところですからねえ。

 

 ハイエンドスマホでしか動かないのはここまでの理念経営に反するわけで理念に沿っての判断となります。

 

 作ってた子は一回は怒って出ていくわけですが、小鳥さんの大人の説得で戻ってきます。こういう時にCEOが動かないのには違和感はありますね。勿論、小鳥さんの見せ場作りのためなんでしょうけども…。

 

随所に出てくる理念経営は少ない商品群で勝負するスタートアップだからこそ、みんなを引っ張る力強いリーディング力にもなるし、判断基準にもなりえるのだろうなと思わされました。

 

お話はトレンディドラマよろしく6話目以降は恋模様も描かれるようですが、果たしてこのスタートアップがどうなっていくのか?は気になるところです。

 

 

箱根旅行記

7月23日、24日に箱根に旅行してきました。

 

日本に帰国して以来、なかなか泊まりの旅行には出掛けてこなかったわけですが、今回はアメリカで仲良くしてもらっていた友人一家が夏休みで一時帰国しており、一緒に旅行することになりました。本当であれば、もう1家族も参加する予定でしたが、残念ながら諸事情で不参加と相成りました。

あらかじめ友人家族がAirBnBで予約してくれていたシェアハウス的な施設で宿泊するということでした。

 

 まず、箱根に旅行するにあたり、レンタカーを借りるということになりました。

家の近くにレンタカー店舗がなく、どうしようか悩みましたが、調べてみると近くに複数ある三井のリパーク(コインパーキング)が展開しているカレコというカーシェアサービスを使ってみることにしました。どうやって使うのかを知るために1週間前には数時間だけ借りてみて豊洲のガステナーニへ行ってみました。都内を車で走るのはあまり経験がなかったのですが、結構楽しく運転できました。

 

 

 借りるときはスマホのアプリで車の鍵を開け、返すときは車を清掃した上でスマホアプリで鍵をかけます。車の鍵はどうするのかと思っていましたが、鍵自体はグローブボックスに刺すんですね。カーシェアサービスの良い点は借り始める時間と返す時間をある程度自由度を持って決められる点だと感じました。また、対人で店員と都度都度やり取りする必要もなく、スピーディに車を借りて返すことができるため、仕事なんかでも利用している会社はあるだろうなあと感じました。

 

初日。

前日までに妻がしっかりと子供たちの荷造りをしてくれていました。

 7月23日は早朝に起きて身支度をして、私は車を借りてきて、カーシートをセッティングして出発しました。車で走り抜けて高速道路に乗ってからは比較的早く神奈川県へ入れました。途中で友人家族と連絡を取り合い、一旦、小田原市にある足柄牛専門の卸である門屋食肉商事へ立ち寄り、友人家族と合流しました。

 門屋は卸売だけあって、建物やオフィスはほとんど見た目、商社でしたが、一般消費者が買うことができるカウンターもあり、焼肉用のお肉を買い込むことができました。おまけでウィンナーも付けてくれてハッピーな気持ちになりました。そして何より、美しいサシの入った和牛が安く買うことができました。

 その後、近所のスーパーへ寄って野菜やビールを買い込み、保冷バッグに入れました。娘は同い年の友人家族の長男と一緒に友人家族の車に乗り込みワイワイ話しながら向かうことに。小田原から高速道路や有料道路を通り、箱根へ入っていきました。箱根新道へ入り損ねてしまったために旧道で曲がりくねった道を走ることになりましたが、なんとかお昼頃に芦ノ湖湖畔の元箱根へ到着。駐車場を探すのに苦労しましたが、なんとか見つけて車を止めると、昼食はベーカリー&テーブルへ。

ここは1階がパン屋さん、2階がカフェスペース、3階がレストランになっていました。下調べが足りず、3階にスッと入りましたが、後から考えると2階でもよかったかも、とも思いました。3階ではランチセットを頼み、子供たちは1階でパンを買ってきて食べましたが、(持込み可能)ランチセットは2680円となかなか良い値段しました。

 

カフェからは綺麗な湖が一望できるとあって、ほとんど場所代だったような気がしないでもないです。

 友人家族は私たちが帰国する直前にもお見送りにきてくれましたが、久々の再会とあって、楽しく談笑しつつ、カフェで腹ごしらえをした後は急遽、箱根の海賊船に乗り込むことに。海賊船は帆船みたいな形をしていましたが、しっかり汽船でした。

桃園台という反対岸まで行き、戻ってきました。大体1時間弱くらいの船旅でした。

 実際には船とロープウェーとがセットになったチケットもあるようでしたが、今回は結局単品で乗ることに。船は3層構造になっており、別料金で特別船室という船室もありました。デッキから見える芦ノ湖湖畔は美しく、いくつか建物が眺められ、とても良い眺望でした。天候にも恵まれ、晴れた空に青い湖の水面が目に眩しかったです。

 


 船が戻ってきて降りた後は車を回収して、宿へ移動しました。意外にもベーカリー&テーブルからも徒歩で行ける範囲内に宿泊先はありました。部屋に荷物を下ろし、子供たちは大きなお部屋でワイワイ遊び始めました。大人は買い出しをしたり、夕ご飯の用意をしたりと活動して、子供たちを夕方に屋上の露天風呂へ入れることで、晩御飯の準備は殆ど完了。備え付けてあったホットプレートで焼き肉を焼いたり、コンロでは焼きそばを焼いたりしました。宿泊施設は大変しっかりしており、風呂も2箇所、トイレは3階建ての建物の中で各階1箇所合計3箇所程度あり、大変美しく、新しく、快適でした。広さ的には4家族くらいは泊まれる建物だったように思います。風呂は屋上露天風呂で温泉ではなかったものの、お風呂は気持ち良いかったです。

 子供たちはドタバタで楽しく遊んでいました。大人たちもビールを飲みながらワイワイ話していました。焼肉はめちゃくちゃ美味しくてかなりの量があったにも関わらず、みんなで食べきりました。

夜はそうして更けていきました。

 

2日目。

 翌朝も子供たちはかなり早くから起き始めており、6時過ぎには朝からドタバタ走り回っていました。朝起きてコーヒーを飲み、前日の残りを活用したご飯を食べ、10時過ぎにチェックアウト。

チェックアウト後は大涌谷に向かいました。少し混んでいましたが、大涌谷の駐車場へ車を停めることができ、カフェでは大涌谷名物の黒玉子を食べました。なかなか面白いものですね。

 地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」は、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着し、これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがるとのことでした。

調べてみると、この大涌谷の温泉を使った箱根の温泉地というアイデア自体が渋沢栄一のものによるそうで、昨年は大河ドラマ青天を衝けでよく知った存在になった渋沢栄一がそんなところまで手を広げていたことに大変驚いたのでした。(前週に訪れたガステナーニは東京ガスの作ったガスの科学館でしたが、東京ガス渋沢栄一が立ち上げた会社だとか。。。)

 https://www.hakonenavi.jp/feature/15700

よく晴れていたので、大涌谷の駐車場からとても綺麗に富士山が見えていました。

大涌谷から私ら男性陣は車で移動し、奥様方と子供たちは1区間だけロープウェイに乗り、大涌谷を空からみることに。私たち男性陣は先に早雲山駅というロープウェイの駅にて家族を待ち構えました。入れませんでしたが、早雲山駅にも足湯スペースがありました。1年前くらいにどうもリニューアルされたようで大変綺麗な施設でした。

 早雲山駅から移動して、お昼ご飯を食べに蕎麦屋へ行くことに。仙石原にある箱根茶寮深山という蕎麦屋へ行きました。なかなか美味しい蕎麦を食べることができ、子供たちも大ボリュームのお子様ランチに満足。

 そして、その後、三国峠展望台に移動し、そこで友人家族とは別れ、私たちは一路、家路へつきました。箱根スカイラインにある小高い山だけ少し登りましたが、ちょうど雲がたくさん出ていて富士山が見えず残念でした。

帰りは箱根新道をスイスイと走り、海老名サービスエリアで晩御飯を買い、帰宅して私は車を返却し、家族で晩御飯を食べて風呂に入り、後はよく寝たのでした。

 

 箱根には真面目に行ったのは初めてだったのですが、結構エヴァンゲリオン推しだったのが面白かったです。実際の芦ノ湖湖畔を見ているとエヴァの内容を思い出すシーンもちらりほらりとありました。

 

友人家族は帰国時の貴重な時間を割いてくれて楽しい旅行を計画してくれて感謝感謝でした。私たちも腰が重くなっていたので、踏ん切りがついてよかったなあと。箱根はまだ魅力を味わい尽くせてはいないような気もするので今後もまた訪れたいと思いました。

NewsPicksについて2

NewsPicksというニュースアプリがある。

 

スマホでもPCでもTabletでも見られるニュースアプリであり、ソーシャル機能もあり、有料記事・動画なども充実しており、日経ニュースが追い付いてくるまではニュース系ソーシャルサイトの中では独壇場だったのではないかと思う。

Quarkで米国進出はうまくいかなかったこともあり、海外進出という意味では残念な展開にはなってしまった。一方で、Smartnewsなどは海外進出やDL数という意味でもかなりのレベル感に達している。

 

調査の母数が少ないのでどこまで参考になるか?とも思うが、下記記事などでもYahoo!ニュースなどの次にスマートニュースが来ていたりもしており、高いシェアを誇っている。

 

ictr.co.jp

 

私も2014年からずっとNewsPicksを使い続けているヘビーユーザーです。

NewsPicksは始まったころからずっと使い続けてきたので思い入れがあるのですが、ついに今の仕事でUZABASEが手掛けるSPEEDAというサービスを使い始めることになりました。UZABASE自体、SPEEDAが祖業でNewsPicksは別事業だったわけですが、ニュースをいろんな切り口で楽しもうとする姿勢は自分にはしっくり来たので、使い続けてきました。

 

ただ、初期の喧騒は徐々に失われていきました。

 黎明期は色んなユーザーがひしめき合っていてオフ会も盛んでしかもオフ会にも新聞やニュースを賑わす「すごい人たち」が集う、みたいな大変な盛り上がりを見せていた。私は赴任していたものの、一時帰国時に開催されたオフ会では普段は会えないような方々とお会いすることができて大変感動したものでした。

 ただ、いつからでしょうか。2016年かな。「匿名非表示」という展開が始まった頃から色んな人がひしめき合うような場所ではなくなっていきました。匿名ユーザーのニーズは確かに存在していたものの、NewsPicks自身は匿名ユーザーのコメントは欲していなかった、実ビジネスとの連結を強めていきたかったということが背景にあったのだと思われます。匿名非表示の際には創業者の方からメールまで直接いただいたのを覚えています。

 Proピッカー制度というコメンテーター制度が始まって、様々な業界の著名人が月間でどんどん参加して、優先コメント表示がされていき。。。Newspicks が見せたくないコメントはどんどん表示順位が下がっていくという事態に相成っていきました。Proピッカーというのも業界の著名人ではあるものの、その業界の著名人というだけで全てのニュースに対してのProではない、という点が欠落した対応だったので、そこが少々、辟易した点でした。

 そして、2020年にUIが大幅に変わった時にかなりストレスを感じてもうアンインストールしてしまおうかとすら思いましたが、なんとか踏ん張ってまだ使い続けています。中の人のファンというのもありますので、そうした観点で応援したいと思っています。後にも先にもここまで応援したいと思えるサービス、アプリも出てこないだろうなとも思います。

過去、NPにはこういうコメントをしました。過去のいろんなコメントを読んでいると、2016年頃が一番自分の中ではホットだったようです。もう使い始めて8年も経つのか。

せっかく帰国しましたが、日本はまだまだWithコロナでなかなか昔、知り合った人たちとまた会うなんてことすらできない状況で。

 

2014-2016年頃の喧騒を自分の目でもっと見てみたかったなあと思いますね。

 

「知見がある人たちではなく、肩書きがある名前と顔を出せる人たちをスターダムに押し上げて宣伝やらポジトークに専念させてそれをオススメとして上位に表示するわけですから、「発見と理解」には繋がらない。

たまに内部の事情を少しだけ書いてくれることもあったりしたけど。
今ではそういう広告的な役割はTwitterの方が拡散力もあって上だと見なされているでしょう、ソーシャル界隈では。
でもね、良いこともあったんではないですかね。勢いがあったけど、勢いと飲み会だけだった気もするし。具体的に役に立つ繋がりとかニュースを淡々とpickしコメントし続けてた人は元から少ないですし、マイノリティでしたよ。
そうした運営主導ではない新しい繋がりが生まれなくなって、アカデミアのような場でコミュニティをマネタイズする。
ある意味ではプロピッカー導入し匿名排除後の流れとしては理想的な流れだったんではないでしょうか。あと、匿名ユーザーはお金にならなかったんだし。(彼らはコメントをたくさん書いてたり変な記事とかpickする割に有料記事にはあまりコメントしてなかったのでコメント欄の雰囲気が全然違ってた)」

「個人的には佐々木picksと梅田picks的な世界観の違いをずーっと言い続けている。
CGM重視でユーザーの良識に任せようとした梅田picks。
西海岸vs.東海岸やおっさんvs.それ以外、匿名vs.実名、プロピッカーvs.野良ピッカー、アカデミアとそれ以外、など内外に対立構造を作り出し続けることで常にpage viewやらを煽り続ける佐々木picks。
梅田picksの世界観は段々薄れてきたのだが、
ここに更に、産業取材チームやらクオーツが絡んできてネオ梅田picks的な世界観が現れているのが今。」

「コミュニティを作るっていうか、NPの場合はある程度自然発生的にコミュニティがあったんですよね。かなり濃密な。
そんなコミュニティが一旦は匿名非表示でリセットされてから、それでも、残ってる人たちとそんな過去を知らない人たち。匿名の人たちと顕名顔出しも厭わない人たち。NPへの対応には世代の差も感じます
NPが巨大化していく中で、そうしたコミュニティにすっかり参加し損ねたので、遠くから時たま推移を見てます。
でも、まあ、変な勘違い野郎にならずに済んだし、参加してなくて良かったのかなあともたまに思います。
いつかNPコンフィデンシャルに出られる日を夢見て目の前の仕事に頑張りますー」

「こないだ、某所でもそういう話をしましたが…、三上さんに被せる形になりますが、NPの中の人や記事執筆者、ユーザベースの皆様にも強くお伝えしたいのは「「中の人」もコメント欄をもっともっとうまく活用出来るのでは?」ということです。2年以上このアプリを使っていて本当に痛感しますが、真の意味でNPを使いこなして「このアプリを「経済ニュースアプリ」たらしめている中の人」はJun Katoさんと川端さんだけだと私は思います。他の方はコメントの踏み込みが甘い。もしくはあえて踏み込んでいない。あとは、ピッカーにフルボッコにされるのが怖いとか様々な理由で「ブレーキをかけながらコメントを書いてる」節があったり、「記事で詳細は書いたからコメントはその記事紹介でよい」、と思っている節がある。けど、実はそんなことはなくて、コメントを読んでから記事を読む人もかなりいると思うし、記事を読んでからコメントを読む人もいる。「中の人の方が意外とコメント欄を使いこなせていない」と感じることが結構多いです。記事だけで表現すればいいというのであれば、別に東洋経済、ダイヤモンド、日経ビジネスオンライン、ニュースイッチを読みますよ、私は。そういう人は多いのでは?匿名ピッカーであろうとも真の意味で、価値のあるコメントをしているピッカーを発見したりするのもまたこのNPにしかない価値だと私は思います。

このリポートを読んでいても、梅田社長の熱い気持ちはひしひしと伝わりますし、小野さんの人柄の良さはこれまでの数多くの記事で十二分に伝わっていますが、実は日々のコメント欄でのコミュニケーションというのはなかなかに簡単なことではないのだろうなあ、とも感じますし、そこを一身に担っているのがJun Katoさんや川端さんだったりする、と私は感じています。

今後、「経済」という切り口で、きちんとNPを経済ニュースアプリとしてコメント欄を積極活用してモデレートしていける「中の人」がもっと出てくることを期待しています。そんなに簡単なことではないとはわかりますが、プロピッカーは実はどこまでいっても「外の人」であり、外の人に担えないことをやるのは中の人ではないかな、と本当に思っています。以上です。」

「2014年ー2015年前半、プロピッカー制度導入くらいまでは私はどうやら自動的にフォローされるピッカーだったようなので、恐ろしいほどにフォロワーが増えた時期がある。最近、始めたピッカーさんはどんなに良いコメントをしてもここまでのフォロワー(54120人)が付くことはないのではないだろうか。
ただ、猫顔はどうやらもうおすすめされたりすることはないようである。(そりゃそうか)

そういう意味では編集部が良いコメントをしている人をプロ・アマ問わずお勧めする、のは適切にうまくいくのであれば、歓迎したいと思う。おすすめされる条件として似顔絵もしくは写真が必要であればそうアナウンスするとよいかと。

ただ、どなたかも指摘しているが、おすすめやプロピッカーの優先表示がなされるため、フォローの仕組みがあまり意味が無くなってきたようには思う。
発見と理解のどちらも「NPが見せたいもの」だけからしか得られなくなってきた。これまた匿名非表示が始まる2016年のある時点まで醸成されていたものづくり系非プロピッカーの鋭いPickやコメントが殆ど見られなくなってしまったのはとても残念でした。

三上さんが指摘しているがNPの価値や雰囲気の半分くらいはKato Junさんが醸成していることに私も強く同意したい。

同じレベルのことを出来ている中の人がまだいないのは残念だなあ、と思う。」

「ユーザーの好きなようにやらせると第三者から見て匿名だったり社名が「よくわからない人」が1位になってしまう可能性があるので、NP的にはSPEEDA連携した手前、それは出来ない。外から見たときのイメージはかなり気にするだろうから…。実際、ほっておくと内輪感がどんどん強くなるようには感じる。SNSみたいな要素があるので当然と言えば当然だが。
外から有名な人を引っ張ってきて「この人の発言が読めるのはNPだけ!」となれば、外からファンを引き込んでくれるかもしれないしね。その時に内輪感が強すぎるのは好ましくはないよね。

プロピッカーも基本は忙しい人が就任するからどうしても片手間になるし、NPというプラットホーム自体と水が合わなくてやめる人も結構いるだろう。なにせ、ほぼ毎日定期的にそれなりの量の質の伴ったコメントをするのを強制されたらそれは苦痛だ。自分の専門分野の記事がバンバンあればいいだろうが…。

私もおそらくコメントが義務化されたらコメントするのにかなり苦しむだろう。

退任ピッカーを発表するのは悪くないことだと思うけどね。そっちの方がユーザーに対しては誠実だと思う。」

「気付いてる方は多いと思うが、PCでの検索機能強化/SPEEDA連携とほぼ時同じくして、更にこの上位表示アルゴリズムは強化されており、プロピッカー>編集のその時のイチオシピッカー>>実名顔出しピッカー>>>>その他普通の実名ピッカー/顔出ししてないピッカー/イニシャルのピッカー>>>>>>>非表示の壁>>>>>>>>匿名ピッカーになってる。

もはや、likedの数でもコメントの質でも無くなった感はある。コメントの質は関係無いし、likeの数も関係無い。上位表示に関しては「編集部が見せたいと思うかどうか」になった。これはSPEEDA連携の都合、仕方がないんだと思ってます。匿名とか犬猫画像の発信なんて上位表示されてもBtoB展開では説明に困りますものね。

これは批判ではなく、起きてる事実から簡単にできる推測です。

あと、そもそも論ですが、運営批判を何度もすると表示順位は下げられるでしょう。これもまた運営上は頷ける話です。

結論としてはもはや個人的には別にどうでもいいかなあ、ということ。そういう場所なんだと割り切れれば、それほど、気にならない。敢えてコメントしたのは最近アルゴリズムが少し変わったことに気付いたからです。」

 

「殆ど自分のため、と思って本業に差し支えない範囲でコメントをできるだけ続けてきたので、特に続ける意義を見失うわけではありません。

が、この変更は「匿名のコメントはすべからく、NPでは評価してないよ、されないよ」という極めて強いメッセージとして受け取りました。実際に施行されてみると寂しいですね。

14年にNPに参加してすぐにKatoさんに見つけてもらって以降、本当に沢山の方にフォロー頂き、沢山の方のコメントに勉強させてもらいました。こんなマニアックなネタを掘り下げ続けている私に53000人もの方がフォローをしてくださっています。
当時も今もそうだと思いますが、Katoさんは私がどこの誰か?よりも何を語ってる人なのか?を見てフォロー推奨くださったのだと思ってますし、そこには匿名も実名も特に関係がなかったかと思っています。その原初体験があるからこそ、NPを続けてきたのだとも思ってます。

 



私にとっても、誰が言ったか?よりも何を言ったか?の方が重要です。大半のユーザーの方にとってもそれはそうなのではないでしょうか?

実名ではないから、という理由で下の方にアイコンだけが並ぶ存在になるのはなんだか、随分寂しいものを感じました。(しかも数が多くなるとスマホではアイコンすら表示されない)
何を語ってもpickしてもフォローされてなければ、届くことは基本的に無い、と。

本当にこれで良いのでしょうか?これがベストなんですかね?

これがNPの目指している地平なのだとしたら、かなり早まった措置ではあるなあ、とも思いますが…1ヶ月くらいで一体何が起こるのかよく見てみることにしましょう。

追記
もうちょっと言うと、今、ざーっと新しくなったコメント欄を眺めていると確かに「外からの見栄え」は以前に比べて格段に良くなりますね。「BtoBで信頼されるネットメディア」になるためには国会議員が言ってたことと同じですが「匿名の誰かさん」の発言など無価値、ということなのでしょう。それはそれで理解できる気はします。いわゆるお堅い会社の人たちは匿名の意見など参照しませんしね。」

 

気軽に意見させていただきます。
ツイッターを5年以上やってきて、フォロワーがあまり増えなかった頃に様々な人からアドバイスや忠告を受けた結果、技術の話に特化したツイートをし続けた結果、フォロワーは倍増し、1500人を超えました。(それまでは映画や音楽、ドラマの話もよくしてましたし、実名の友達も多かったんですよね)ツイッターは呟きのための道具ですが、そんな呟きも好き勝手にジャンル関係なくしてると誰もフォローなんかしてくれないんですよね、この点はNPよりもシビアです。

いずれにしても私は自分が扱う話題がニッチなことをツイッターを続けてきた5年の間に痛感しました。砂漠の中で宝石を探すくらいに難しかった。が、NPではツイッターと比べると比較的簡単に同好の方やストイックな方々を見つけることが出来ました。
また信じられないくらい多くの方52,000人以上もの方にフォロー頂くことになりました。これは初期のNPにはプロピッカー制度がなく、フォローをオススメされる枠にうまい具合にはまり込んだのが原因と見ています。
逆に様々な方のコメントに勉強させていただくことも多く、NPの初期の比較的ストイックな雰囲気は非常に居心地が良いものでした。
私はNPでも基本的には経済記事、技術関係の話題に特化してコメントしてきました。
一昨年末からサンノゼに住んでるということもあってオフ会に参加する機会も滅多に無く、17時間もの時差もあるために記事の盛り上がりのピークにコメントもできず、乗り遅れることもありました。そういう意味でkatoさんの言う「易きに流れる」ことは幸運にもあまりありませんでした。オフ会は比較的好きな方ですが。

私は匿名SNSではツイッターを長く経験してきたので、はっきり言って匿名ユーザーの「コミュニケーション」はツイッターでやればいい派です。DMもありますし。あちらの方がコミュニケーションは気軽に出来ると思います。メンションも飛ばせるし。匿名ユーザーがツイッターに行けばそれで万事解決とは思いませんが、SNSはNPだけではないし、もっとNPやインターネットを道具としてうまく使えばいいと思うんですよね。今後、私のコメントがどう扱われるのかはまだよくわかりませんが、これからも淡々と続けたいと思います。

とあるJTCの様子「メタバースというのがあるらしいな」

もともと下記ツイートに対するアンサー的なツイートから始まったのですが、記事化しました。

 

とあるJTCの様子

経営者「メタバースというのがあるらしいな。」

部門長「はい。日経で読みました」

経営者「我が社も将来はああいうことが出来ねばならん」

部門長「御意ー!」

 

部門長「おい、メタバースで何が出来るんだ?」

部長「は、調べます」

 

部長「おい、メタバースで我が社は何が出来るんだ」
課長「は、調べます」

 

課長「メタバースで我が社は何ができる?部長に明日までには返事をしたい」
係長「は、調べます」

 

係長「今日の夕方までにメタバースに関しての市場資料と我が社の製品がどう貢献できるかをまとめて」
担当「ぎょ、御意」

 

担当「うーん、資料は富士キメラと富士経済と矢野経済から適当なグラフと数字引っ張り出して右肩上がりの市場実績にしてappendixに細かい数字入れてあとは今のウチのラインナップと今後の戦略っぽい絵とロードマップを入れるか…そういえば、同期の開発がなんかやってたな。」

 

開発の同期に電話

 

担当「お前のところでなんかメタバース関連開発してなかった?」

開発「あーメタバースというよりはVR関連だね。どうした?ん?経営者が聞いてきてる?こないだの社内技術内覧会にあの人たち来てて俺、直接プレゼンもしたのにな…聞いてなかったのかな…」

担当「取締役会とかで多忙だからかな…」

 

開発「でも、その後、法務と広報から連絡があって法的な側面と倫理面、それと会社の広報戦略上、まずはちょっと経営戦略で揉みたいって話があって」

担当「えー、その話は上には上がってるんだよね」

開発「そのはずだよ。部長にはその後の進捗は聞いてみるけどさ」

担当「了解、ありがとう」

 

担当「というわけで2025-2030年にかけてメタバースは成長する分野でして我が社の製品はこれとこれ、あと、開発部ではこういう製品を鋭意開発中とのことです。ロードマップはこちらになります」

課長「おー、ありがとう、ここのフォントをこのサイズに変えて色づかいとかもっと気にして今日中に出して」

 

課長「部長、このように市場は右肩上がりです!」

部長「おー、よくわかった。でも、資料が、長いな…俺のパート、部長会でも5分しかないからスライド1枚にまとめ直して、right now」

課長「ぎょ、御意ー」

 

部長「というわけで、右肩上がりのメタバース市場に対して我が社も新製品で売り込みをかけていければと思っております」

部門長「ふむふむ」

経営戦略部「その件ですが、新製品は倫理面で課題あり、また、広報戦略や全社戦略も絡むので、まずは他社とアライアンスを組んでからやりたいです」
「」

 

経営戦略「来年のこの辺りで株価対策も考慮した上でアライアンスを発表できればと思いますがいかがでしょうか。」

経営者「ヨシ」

 

経営者「我が社のメタバース戦略はこう進めたいと思います。リスクはこのように勘案しております」

社外取「ロシアリスクとかはどうなるの?」

経営者「調べます」

 

経営者「ロシア、ウクライナリスクがメタバース戦略「」に与える影響を早急に調べて、right now」

部門長「御意ー!」

以下同

 

経営者「そういえば、この中でOculus被ったことあるやついるか?」

部門長「シーン…」

経営者「俺はこないだ、CESで試したぞ、誰も被ってないなんてダメだろ、今すぐ試せ」

部門長「御意ー!」

 

部門長「あー、予算でOculus買っておいてー」

部長「ん?遊ぶんですか?」

部門長「分解するんだよ!じゃないと経費で落とせないだろ!」

部長「御意ー!」

 

部長「おい、予算でOculus買えるか?」

課長「買えますけど分解するなら分解レポート買えば良いのでは?」

部長「そうだな、そうしてくれ」

 

課長「おい、予算でOculusの分解レポート買っておいてくれ」

担当「でも、課長、そんな今さら分解レポ買わなくても開発部で分解してましたよ」

課長「おー、そうか、じゃあ、そのレポートこっちに送っておいてくれ」

 

課長「部長、分解レポートです!すでにうちの開発が分解してました!」

部長「お、おう…」

 

部長「部門長、弊社での分解レポです。」

部門長「え?Oculusではなくて?」

部長「はい、既に開発部が分解してたみたいで…」

部門長「そうか、わかった、まあ、なんとかなるだろ…」

 

経営者「で、きみたち、ちゃんとOculusはためしたかな?」

部門長「シーン…あ、社長!そういえば、この件なんですが、至急社長に判断いただきたく…!急ぎの件をアジェンダに入れ忘れておりました!」

 

もしも、ろくに事前に開発してなくて、担当がポンコツの場合、担当が指示を受け取った際に手取り足取りやり方や意義を説明する羽目になる。

課長「あー、メタバースに関してまとめて欲しいのだけど、時間あるかな?」

担当「先日仰せつかった件をまだまとめてまして、時間がありません。」

課長「」

 

課長「あーでも、これは部長の指示で明日までには資料出さないといけなくて、今動けるのは君とおれだけで、君にお願いしていた件は明後日納期だから、先にこっちの部長指示の方を優先順位上げて対応してもらってもいいかな?」
担当「は?昨日はこっちの方が優先って言ってたじゃないですか」

 

課長「今説明したけど、部長指示で優先順位はこちらが上だからこちらから対応してもらえるかな?」

担当「えー、納得できません。ご命令なら仕方が無いですけど。大体、メタバースに関してまとめて、と言われてもどのようにまとめればいいかわからないので、どう纏めればいいか指示頂けますか?」

 

 

課長「資料のまとめ方はこれまでの案件と同じ形でお願いできるかな?表紙の後に市場の規模感がわかるグラフ、その次に取り組んでる案件のページ、その後に開発部がやってる案件のページ。写真か図があるとわかりやすくていいね。」

担当「えーと、フォントはどうしたいですか?文字サイズは?」

 

課長「フォントも文字サイズも部内での標準フォントを使って。社内規定はここのURLにあるから読んでください。」

担当「わかりました。ですが、私は納得してませんからね、優先順位は昨日の案件の方が高いと私は思うので」

課長「ごめんね、忙しいのに急ぎの話でさ。」

 

担当「できました」

課長「あれ、開発部のページに何も無いけど」

担当「課長、私、開発部とやりとりしたことがなく、どうやりとりすれば良いかわかりませんでした。」

課長「なら、それはそうと先に言って欲しかったんだけどな…」

担当「課長もお忙しそうでしたので」

 

課長「あと、図も写真も無いけど」

担当「ちょうど良いものが見つかりませんでしたので割愛しました。」

課長「そ、そうなのね…あと、グラフも年数が全然足りなくない?もう少し先の年まで知りたいと思うんだけど」

担当「ご指示にありませんでしたので」

課長「つ、次からは気にしてね…」

 

担当「課長、大体、そういう全体像も細かいところもしっかりご指示頂けないと私には課長や部長がどういうものが必要かわかりませんのできちんと確認してから指示いただけますか?」

課長「そ、それもその通りだね。つ、次からは気をつけるよ…」

 

課長「結局、俺が全部修正するのか…これなら俺が最初からやった方がカンパケも早かったな…今日も残業代は出ない残業か…」

人事「課長、あなたの残業が働き方改革の全社方針に違反してます。ログインは20時以降は控えてください」

課長「いつやればいいのよ…」

 

課長「ふう、なんとか朝早く起きて資料が仕上がった…部長、こちらでお願いします、メール送信っと」

部長「課長、今朝の件だが、ロシアリスクが与えるメタバース戦略の件、取締役会で説明しなくてはならんから明日までにまとめて」

課長「ぎょ、御意…」

 

課長「あー、この質問になると、もう新しい話すぎて調査会社の資料が使えないな…
担当には昨日延期させた仕事あるし、また絡まれたくないから俺が日経の記事とNPの記事をうまくキメラ合成させて経済への影響度合いを図示化するか…」

 

人事「課長さん、あなたの部下への言動がパワハラではないか、という投書が来ました」

課長「え!?何がどうなってそうなったのでしょうか…」

人事「いけませんね。最近の若者に対しては言葉にくれぐれも気を付けて接するようにeラーニングでは研修を受けていましたよね?」

課長「は、はい…」

 

 

解説

 この上記のやり取りはJTCを想定して書いてみましたが、どうしてこういうネタを書いたのかというと、以下です。

 日本はすぐに箱とか規制とか団体作ってルールメイキングから始める傾向にあります。

一方で、良い悪いには別にして、アメリカは先に実例作ってルールメイキングはその後に問題が起きてからということです。Uberが良い例で先に企業で実験を始めてその後に規制当局と対決したり調整したりしていました。

 実際、どんなこともまずは始めてみて、大きな世界観で投資とか人材とか投入しないと何も新しいことは生まれようがないわけですが、大きな世界観を描く能力が経営者にあるか?と。

 例えば、マーク・ザッカーバーグは自分でもメタバースを試しながら技術も理解しながら投資額を決めてる。この分野のエンジニアを何人集めないと何年でここまでいけない、というのを肌感覚で理解してるしそれをエイヤーでスタートしていくだけの資金があるわけです。
日本の経営者はどうでしょうか?実際にそうなのでしょうか。ザッカーバーグの場合も勿論部下がいて大半の作業はDirectorやVPなどがいてその部下がやると思うが、目的や作業はかなり明確になった形で指示が落ちると思われます。

 米国の大企業はCVCやってたり、CEO自身が出資してたりするので先端の投資マネーの動きからも今後の開発の動向とか人材の動きが見えてる。Linkedin採用で他社の採用動向や年収動向もリニアにわかる。退職金という考え方がなく日本のような解雇規制も無いので労働者もあっさり辞めるし辞めさせられる。

 何でもかんでも米国流が良いわけでは無いが日本企業で成功してる会社は創業者企業だったり長期政権経営者だったりするのでやはり物事を決める時の考え方や発想法でcapが付いてる感じはある。

 

社外取締役の問題

 社外取締役メタバースに関してロシアリスクについて聞いてくるというのはノンフィクション感が出てますが、予算組んだりしてた人たちは「わかるわー」となった場面ではなかろうか。ロシアリスクがメタバースに与えるリスクなんてすぐに出てくるわけないじゃんね。それがわかったら、サラリーマンなんかしてないよ。そんなもんはわかりませんよ、あなた、わかるんですか?そもそも社外取締役はガバナンスを強化するためにアメリカの経営体制を手本にして取り入れられてきたものだが、実態としてはアリバイ的に雇われる人が多くて学者先生とか他業種で取締役実績があるとか経営者のお友達から選抜されてることが多い。社外取締役は取締役会に外部の視点を担保しながらある一定の透明性を高めつつ、経営陣に経営面でのアドバイスをするのが本来の役割なのだが、結果的にはなんだか経営を監査してる人たちみたいになっていて経営面での効果的なアドバイスが出来てないと言うことが多いのではなかろうか。ガバナンスを強化するというのは分かるのだが、きちんと経営者に効果的にアドバイスを出来てるのか?報酬的にちゃんと期待されてる以上の仕事を出来てるのか?と言うところは多くの社外取締役には胸に手を当てて考えてほしいところである。あなたも「コスト」なんだからさ。

 

■開発はアンダーザテーブルか、それとも

 あと、開発部が先行して開発してたりするのは日本企業では「よくあること」な訳ですが、開発部が何か経営者から指示を受けて開発してたりするわけではないというのも日本企業…R&Dが自由すぎるわけです。めちゃくちゃ儲かっている時代の日本ではお金が余っていたので「アンダーザテーブル」なんてものが通用したわけです。ソニーの話が有名ですが、それはめちゃくちゃ儲かる金のなる木がたくさん生えていて円安で海外に対して競争力が人材面でもリソース面でもパワフルだった時代の遺物だったと言えると思います。

 

■日経で読みました、の功罪

経営者が方向を指し示せない理由のひとつ。日経に書かれてないことはまだまだ先の話みたいに捉える節がある。日経の責任はとても重い。R&Dがどうしてその案件に着目したのか?と言うところの大元のところがどうもマーケティングから始まらないのが日本企業というか。
日本企業にはあんまりマーケティング部署が無いってのもこの問題を加速させてると言えます。

 

■理想的な日本企業

理想的な日本企業は例えばこんな感じだと思います。

経営者「メタバース, 俺はこの分野とこの分野で重要性が増してくると思ってる。(ここは様々な経営者の情報ソースに基づく思いでok) 数年前からVR関連で開発指示していたプロジェクトも進捗確認をしてきたが機が熟して来た。次の全社web MTGで俺が話すから。資料とムービーは素案の検討をしよう」

 が、実際のところ、自分で考え、大戦略を作り、率先して実践している日本企業の経営者はそれほどいないでしょう。ユニクロ日本電産ソフトバンクキーエンスダイキン工業、最近のソニーなどはこのあたりになってくるのでしょうか。(結果として時価総額ランキング上位の企業という話になる。)

 日本企業の問題点は色々あります。統制が取れてない。戦略を考える部署が無い。戦略を経営者が真剣に考えてない。優先順位が無い。経営者やミドルマネジメントが戦略を元に戦術レベルへの落とし込みまで考察しない。なんなら「個々人の思い」みたいな抽象的な世界観で動いてる。コンセプチュアルスキルを向上させようとする場を持つ機会もあまりなかったりもする。ビジネススクールに通う人もそこまで多くないし、昔ほど海外留学に行く人も減っている。アッパーマネジメントになってくるとその場をうまく乗り切ることばかり考えて仕組みを変えようと提言する人は非常に少ない。何かを変える時は組織名と組織構成員だけいじる。でも、中身は殆ど現場任せにする。日頃から頭から火が吹くほど考えてないので何か新しいことをやる時も失敗した時のリスクばかり考えて物事を小さくまとまった形でしか考えない。
人が動けるレベルまで考えて落とし込むのは経営者やアッパーマネジメントの仕事であるべきだが。

 面白いのは中小のトップの中にはこのダイレクションを示すことができる人も結構多い。しかし、スケールアップしようとするとなかなか難しい壁にぶちあたる。地方の中小とスタートアップの差は何かな?と思ったのだが、目標設定やインセンティブ設定なんだろなと。

 そもそも会社をデカくしたいと思ってる人とそうでない人がいたりするんだなあと。

最近、知り合いで東京都市部の大手企業から地方の中小に転職した方のお話を聞いてて「担当者レベルにこれをしたい、会社を成長させたいという意思を持っている人が殆どいなくてなんでもかんでも社長決定になってる」という話でした。個人的にはそれはそれでアリなのでは、とも感じました。社長がどういうことに時間を使ってるか、スケールアップできる業態なのか?というのはあるかもしれません。コア技術を横展開したり、類似の業態の会社を買収したりして会社規模をデカくさせたいという欲求が地方の中小だとあんまり無いみたいなところももあるかもしれません。ストックオプションなど成功や成長に対するインセンティブがなければ誰も頑張らないというのもあるでしょう。スタート時点からひたすら成長を追い求めざるを得ないスタートアップとはそこが違う。

 スタートアップは投資家マネーからスタートするので市場や製品を大きく捉えなければならない。(大きく捉えてTAMを考える) 中小企業は既にある売上を基礎として考えるからそこからなかなか伸ばそうという気が起こらない人が多いと言うことだろうか。立て付けの違い。サイズ感としては中小企業とスタートアップは似通ってるのだが、成長希求してる度合いは全く異なるということになる。自然、スタートアップは都市部で立ち上げて成長したがってる若者を取り込んでいくことになる。

 中途半端なJTCよりもスタートアップであるとか、中小企業でも勢いのある企業に入る方がキャリア戦略上は効果が高いのではないか、と最近思うのでした。

 

 

 

 

 

営業とマーケティングとキャリア

 最近立て続けに見た40代後半からのキャリア論、自分でも思うところがあるので書き殴ってみました。

 

 

 私はまだ30代最終盤ですが、40代後半とか50代まであと10年くらいしか無いのでまー、他人事ではありません。どうして最近そのように思ったのかをあれこれ思索していました。

 

 

 

■考えるきっかけ

 現在、社内での施策向けにいろいろな勉強を進めてる中で、デジタルマーケティングを学ぶ機会が訪れてしまいました。流石にゴリゴリの営業である私自身がデジタルマーケティングを推進する立場ではないのですが。

 何せこれまでは大規模顧客に対して多数の利害関係者を相手に1-2年掛かる材料提案を繰り返してきたコテコテのセールスである私なので、正直、最近流行りのデジタルマーケティングには懐疑的ではありました。

 

「営業は世の中から決して無くなることは無いぞ」、と思っていました。

 

今もその気持ちは変わりません。

 

ですが、営業は無くなることはないにせよ、確実に活躍の場は減っていくのではないか、とは思わされています。

 

それはなぜか??

 

 これまでの営業の醍醐味とはターゲッティングやらマーケティングから売り込み、ツールの改良までなんでもござれでやって来れたことでした。

 

 正解はありませんでしたが、良い客を見つけて実績を積めば認められてきました。

 

■周辺環境の変化

 一方で確かに、年単位で時間が経てば経つほど、スマホやビジネスSNSでネットで調べ物するデジタルネイティブ世代が増えていっています。

 実名ではないにせよ、積極的に発信する世代も出てきています。

 おっさんが多い製造業の世界でも時間は経ってるわけですから、段々と客の年齢層も移り変わっていきます。自分も歳をとっていきますが、相手も歳をとっていくわけです。

 

 日本のYouTubeチャンネルでモノづくり系のYouTuberが出てくるくらいには世の中は着実に変わっていっています。まだそこまでコンテンツとしてデカくないですが、それでも世界に目を向ければもっと大きいアカウントも出てきています。(英語だから裾野が広いんでしょうかね)

 

 で、そうしたところでカジュアルに調べ物をして問合せしてくる客が確実に増えていくわけです。圧倒的にリーチしやすいわけですし。ネットのコンテンツも一昔前に比べれば確実に増えましたよね。

 

 10数年くらい昔はWikipediaから情報を引っ張っていましたが、今はBtoBのメーカーのウェブサイトやらまとめサイトやらも増えて解説記事もすごく詳しくなってきています。よって、昔なら「専門性の高い営業が担っていた材料や部品の布教活動」殆どがネットの記事やコンテンツに代替される時代が訪れる可能性が出てきています

 

■コロナがデジタル化を加速

 2020年以降、コロナ禍で対面が減り、2022年4月には日本ではcookie規制も始まるため、よりリード獲得手段としてデジタルマーケティングの重要性は増してきています。コロナのせいで材料部品営業の皆々様もこの2年はウェブ打合せばかりだったことでしょう。だーれも来ないデジタル展示会に退屈したりした人も少なくないことでしょう。(ちなみに大成功だったって人います?)

 今後も対面はどこかでは一定は戻ると思いますが、ほとんどのお客様たちはzoom面談という便利な手段を覚えてしまいましたね。

 お客様にとっては、来客対応は結構面倒です。

来客通知を出したりしなければならなかったりもしますし、お作法として正門まで迎えに行ったりしなきゃいけなかったり、お茶くみないしは手配やお願いしたりもしなければならなかったりもします。

 この延々と昭和から続く伝統的ないつまでも続くと思われたルーチンがコロナによって、サクッとZoomに置き換えられてしまいました。ZoomのInvitationを送ったりする手間はあるけど、物理的な移動や応対からお客さんは解放されたわけです。

 これはデカい。

 たぶん、コロナが無ければ私はこんなことを考えたりすることは無かったとは思います。

 コロナが無ければあと10年は掛かっただろうことがここ1-2年で起きてます。それは別に、遠いどこかではなくて、あなたの職場や競合の職場でもたぶん、かすかにないしはダイナミックに今まさに起きていることなんだと思うのです。

 通常この手のデジタルツールを苦手なおじさんたちが職場では主流なので、普及が遅いわけです。進歩も遅いわけです。でも、Zoomが一気に世界を変えて、MSもそれにキャッチアップするべく、驚異的なスピードでMSのTeamsの進化も進んでいます。サティア・ナデラ率いるMSはちょっと以前だと考えられないスピードで私たちの業務環境を変えていっているのです。

 

 この流れは過去の進化速度とは完全に別モノです。だって、それ(Zoomなどのデジタルツール)しか手段がないから、こっちもお客もみんなデジタルツールに慣れなきゃしょうがない。

 

 文字にしづらい非定型の情報を対面で取ることに血道をあげてきた営業はSMSやLINEやzoom、電話でしか情報が取れなくなってしまいました。働き方を改革せざるを得なかったのは客側も売り込み側も両方だったのではないでしょうか。

 動きの早い企業は「営業が対面で営業しなくてもそれなりに売上があがってる」ことに気がついたところもあるのではないでしょうか。

 「いろんなところに無軌道にお出かけして出張旅費を使い倒し、効果測定が難しいアナログで、お仕事やってる感を出してくる営業」を置いておくよりも、マーケティングやデジタル施策を推進する方が効果が高い、というか、数字で全部出てくるからうまく設計してさえいれば効果測定がしやすいことに薄々気が付き始めてるとでも言いましょうか。たとえば、展示会に出るよりもWebのターゲット広告なのでは?みたいな。

 お客さんと売り込み側が同時にアップデートを図る必要に迫られたせいで、一気にアナログの介在するファジーな領域が減ったと言ってもよいのでしょう。

 

 これまで営業は

「あのお客さんは対面の方が情報が取りやすい」とか

「あの人に私は気に入られていて本心を対面では話してくれるから」とか

「あの人とは信頼関係が構築できているけど、あの人は用心深いから対面で直接話を聞かないといろいろ教えてもらえないんだ」

という、担当している営業以外は極めて否定しづらいアナログでウェットなロジックを社内で懇々と説明して、鬱屈したオフィスから飛び出してお客様のもとに営業にせっせと出かけていたわけです。

 

 こうした変化に気が付いて動いてる企業の中には営業マンを一定数、マーケティングに移す会社も出てきてることでしょう。

(今回調べてて知らなかったこととしてはマーケティングという独立した部署を持ってる日本企業はかなり少ないということでした。先日紹介した本でも11%という数字が出ていました。多少、ポジショントークの面はあるでしょうけども。)

 で、何かしなければ、と思って動いてても一気通貫に施策を組織から考えられる企業というのはそんなに多くないという話を知り、マーケティングや営業のプロセス自体、業種、業界によっても大きく異なることに思い至っています。

 

■営業は変化に適応できるか

 で、こういう調べ物をやってて、そもそも調べ物をしたり共有することすらない営業マンの方が世の中には大多数であることにも気がつかされるわけです。

 売り上げを上げてればそれでオッケー!という個人商店的な人たちが世の大半を占めてるわけです。なので、こういう営業マンが生きていける企業では一定、営業マンは生き残るのでしょう。

 一方でプロセス改革をトップ層が考えられる企業では段々、営業マンの秘伝のソースのタレはデジタルコンテンツ化(リード獲得のためのプレミアムコンテンツ)していくと思うんですね。

 何か買う時に営業マンにあれこれ探られるよりも、リード情報を入力する方が気が楽だし早い、というエンジニアはかなり多いのではないかなと。
 勿論、これがうまくいくには、デジタルコンテンツがわかりやすくキャッチ―である必要はありますが。(ここではコンテンツ制作の妙技が求められるということになります)

 先述しましたが、ウェブサイトのアクセス分析は難しくなっていきます。cookie情報は2022の4月からの改正個人情報保護法施行されてしまうと、更に取りづらくなります。そうすると、基本的には、今後の施策はメルマガ配信のオプトインとその後のcookieの行動分析、ウェブサイトのコンテンツ充実、秘伝のタレのメルマガコンテンツ化となります。(理想はデジタルとアナログ接点の完全な融合なんですけどね)

 営業マンが介在する余地を減らして営業マンは大手顧客サポートや立上げに専念していき、マーケティング施策でリード獲得して営業に渡すという流れがSaaS以外でも広がってくる可能性はあるのではないでしょうか。

 

で、学びながら思うのが、学ぶことをしないまま、歳を重ねた場合のリスクです。

 私は強制的に新しいことを勉強する機会を与えられています。

 正直、客前に出なくなったので市場知識やらは少し錆び付いてる気がしないでもないですが。。。新しいことを貪欲に取り入れたり考えたりしながらコンセプトやプロセスを作る側に回るのか、それともずーっと兵隊をやるのか、という話でもあるのでしょう。

 時間が経つと相手もこっちも歳をとる、というのは当たり前の話なのですが、意外と見落としがちなことでもあります。時代が変わり、ツールが変わり、調べ方やら接し方が変われば、営業する相手もやり方も変えないといけません。40代超えてからこれをまたやり直すというのは結構大変。50代なら尚更でしょう。

 歳をとれば経験値が貯まりますが、残念ながら過去に積んだ経験値が活かせない時代が到来してるとも言えます。アナログな営業職種ではその変化のスピードは早くないと思っていましたが、別にそんなことは無かったですね。

 全体に占める中で生き残る営業の数は確実に減っていきます。

スマホやアプリやパソコンやらで出来ることは10年で格段に増えていますし、この流れはたぶん止まらないでしょう。

 

つまり、どう生きるにしたって、こうした流れへのキャッチアップは不可避ということなんでしょう。

隔離明け

 6日間の検疫所指定施設での隔離が終わり、自主隔離施設に移り、数日後に隔離期間が14日間から10日間に変更になるというご案内をいただきました。
そして、9日目の夜に案内がアプリに来ていて、10日目以降は晴れて自由の身ということになりました。
 色んな日本のご飯を食べては感動に打ち震える毎日ですが、段々ですが、慣れてきました。噂のマリトッツォも食べました。(パンですね)
 自主隔離先は諸事情により新宿にある一棟貸しのお家でして、二階建てでなかなか快適な隔離生活でした。朝起きて、ヨガして朝ごはん作って食べて、仕事して、という生活でした。
 とはいえ、仕事の環境が整っていたわけではなく、毎日ベッドの横にあるドレッサーに座ってテレカンしてました。また、隔離明けてからは家の下見やら役所に行ったりもしました。
 子どもの頃は新宿なんて人が住む場所なんてあるのか?と勝手に思っていましたが、(行ったことが無いと東京ってドラマや映画やアニメだけのイメージになってしまうもので…)歩いて都庁に行けるような場所でも一軒家の家がたくさん建ってたりして、散歩やジョギングしててもなかなか面白かったです。運動不足だったので、一度だけ神田川沿いランニングしてみました。

 14日目以降は家族は妻の実家に移り、私はもうしばらく、ホテルで単身、暮らすことになりました。賃貸ですが、新居側の都合により、家族みんなで新居に移れるのは2月の中旬頃になります。

 ホテルはドラム式洗濯乾燥機が付いているホテルを選びました。これが新築のホテルでなかなか快適です。毎日洗濯できて、これもまたストレスフリーな感じがします。部屋が狭くてヨガがやりづらいのだけが難点ですが…。

 今後も、新居に運び込むモノの選定などで大変そうです。洗濯機はおおよそ絞り込みが終わりましたが、冷蔵庫はマジでカオスですね…。

2021年1月にカリフォルニア州から本帰国して政府指定隔離施設の成田空港東横インで6日間の子連れ隔離

 前回の日記で記載した通り、本帰国のため私たち家族はアメリカ合衆国カリフォルニア州から飛行機で日本へ降り立ちました。1月7日のことでした。

 その後、前回日記の通り、政府指定の隔離先へ移送され、6日間の指定隔離施設での隔離が始まりました。特に問題が無く、飛行機でも濃厚接触者認定されなければ1月13日に指定隔離施設を出て自分たちで手配している隔離先へ移動できることになります。

 

指定隔離施設は幸運なことに成田空港至近の車で5分程度の東横インでした。こちらは家族連れであったりすると隔離される可能性が出てくる様子ですが、そうした要請も伝えていかなければ伝わらない可能性があるため、積極的に空港検疫官には伝えて行った方が良いでしょう。

この水際対策の様子はNHKクローズアップ現代でも報じられていたようです。

www.nhk.or.jp

 

 だんだん広く知られるようになってきた政府のオミクロン株への水際対策ですが、一方で政府指定の隔離施設に関しては実際のところ、年末は2年ぶりの帰国者もたいへん多かった様子で、政府側も隔離施設を確保しきれず、成田空港に降り立ったのに那覇に収容されたり、仙台に収容されたり、愛知だったり、福岡だったり、警察大学校の寮だったり、と様々な場所に割り振られる可能性があった様子です。インターネット上ではこれは隔離ガチャと言われて広くネタにされていたようです。政府は隔離施設を一棟で貸し切ることが常の様子です。例えば、JALの経営する日航ホテルも2月から政府が貸し切る契約になっている様子で、日航ホテルのWebsiteを見るとそのように記載があります。ホテル側も相次ぐコロナ流行で経営が苦しいところもあるでしょうから、政府が借り切ってくれるのであれば、それはそれで前向きに検討するということなんでしょうね。成田空港には他にもマロウドインターナショナルというホテルでも隔離しているケースがあるそうです。

 

成田東横インには小さな冷蔵庫があり、また、湯沸かし器もありました。部屋に電子レンジはありませんのでお弁当の温め直しはできません。大抵冷えてました。(が、あんまり気になりませんでした)

 

シャワーはユニットバス。ドライヤーは備え付けのものがあります。バスタオルやフェイスタオルは毎回電話してもらうことになります。

 

浴室内に洗濯紐があります。ハンガーは少しだけ部屋に備え付けてありました。洗濯を真面目に部屋ですると、少し数が足らないかもしれません。洗濯は以前はホテル内のコインランドリーで可能だったようですが、今は人が多いためか不可。

 

コンビニが建物内にありますが、オープン時間が限られており、また隔離されている人たちは利用できません。電話で受付に相談して特別な事情が勘案されて受理されれば、現金を渡してローソンで売っているものを買ってきてくれる可能性があります。私たちは事情を説明して、子供たちの発育のために牛乳を毎日飲ませているので、牛乳やヨーグルトが欲しいと説明して、買ってきてもらうことができました。(ただ、嗜好品はだめとのことでしたのでお酒やコーヒーは無理だったんでしょうね。。。)

 

テレビは32インチかそれ以下のディスプレイが壁に備え付けてあります。HDMIケーブルが刺さるやつと刺さらないやつがあるそうです。これは部屋によって違う模様。私たちの部屋は大丈夫でしたのでiPadと繋いで大きめの画面でヨガとかしていました。

 

Wi-Fiはあまり強力ではなく、夜なんかは帯域が細って仕事がしづらかったですし、動画も見づらかったです。

 

www.toyoko-inn.com

 

他にもブログで記事にしている人は多いのでそうした人のブログも参考にしてみると良いと思いますが、時期が違うと隔離先の対応も異なる、というのが今回の学びではありました。

kaigai-kids.com

 

いろんな人がいろんなことを言っていますが、どういうホテル、寮が隔離先になるのかはわからないので最悪の事態を想定して今回のスーツケースでは隔離快適ライフを目指した事前準備を年末年始にしてありました。

 

HDMIーUSB Cケーブル

これは前述のiPadとTVを繋ぐために用意しました。特に子供がいる家庭で子供になんらか動画を見せたい場合なんかは良いかもしれません。うちはYoutubeSesame Street(英語版)を見せていました。エルモ可愛いですね。

 

・洗濯紐とハンガーと洗濯物干しピンチ

洗濯物は大抵部屋干しになってしまうため、洗濯紐はあらかじめ買っておきました。成田東横インではあまり使うことはありませんでしたが、自主隔離先では活躍しています。

 

・インスタントコーヒーないしはドリップコーヒーパック

好みもあると思いますが、これはお湯が作れる宿泊施設の場合、活躍します。今回は成田東横インティファールの湯沸かし器があったので重宝しました。

 

・折り畳みヨガマット

これは人によりますが、うちはずーっと隔離中は朝からヨガをやっていました。マリコさんのヨガ。断続的にちょくちょく気が向いたらやったり、カレンダープログラムをやっています。6−15分くらいでできるので細切れ時間でもできるのでなかなか良かったです。折り畳みヨガマットは妻が使っていました。

www.youtube.com

 

・ビニール手袋

これは洗濯や食器洗うときに活躍しました。水仕事で手が荒れやすい人はこうしたソリューション必須です。私は今回洗濯を何回かしましたが、ゴム手袋が手に張り付いて皮が剥がれるという恐ろしい経験をしてしまいました。慣れないことはやるもんじゃないっすね・・・。

 

・旅行用食器洗剤、洗濯洗剤

食器を使ったり洗濯したりすることを想定して洗剤は持っていきましたが、結構活躍しました。

 

・マグカップ

自前のマグカップも一応使っていました。QOLが少しだけ上がります。紙コップとかあまりないので。。。お部屋にマグカップは2個ほどありました。

 

・子供には本、ゲーム、おもちゃなど

これは子連れには言わずもがなですね。大人だけであればTablet、ゲーム機、Kindleあたりになるんでしょうね。

 

 で、お弁当の様子は下記ブログに詳しかったですが、まさにこんな感じの食事が毎食朝昼晩と配られていました。いや、かなりバランスが取れていて、先述したとおり、ジュースとお茶がしつこかったですが、それ以外はほとんど不満がないくらいにお弁当もおいしかったです。ベジタリアン希望を出すと朝にパンを食べることもできました。ジュースは結局、大量に残す羽目になりました。(もったいない・・・)味噌汁も毎食は多過ぎて食べられませんでした。。。水はリクエストすると2リットルボトルを1日に1本もらえました。

oranda.jp

 

また、隔離グッズは下記記事も参考に選定しました。

oranda.jp

 

大体1日の流れはこんな感じでした。

・朝7時前から7時半の間にPCR検査の検体採取の放送

 

・6日間隔離の人は3日目と6日目の朝7時半頃までに検体採取

 

・朝9時前くらいに朝食配布完了

 

・朝食

 

・昼12時前くらいには昼食配布完了(早いときもある)

 

・昼食

 

・夕方6時前くらいには夕食配布完了

 

・夕食

 

・就寝

 

基本、時差ぼけの状態なので、夕食を食べたらすぐに寝る日が多かったです。子供と同じ部屋だったので夜更かししていても、大きな音で何か映画を見ることもできず。Airpodsを2台づかいして、妻と二人で映画や動画を少しだけ見ることができました。

 

 さて、6日間は結構長かったです。隔離が終わる直前は少し気持ち的にもかなり参ってきていました。お弁当はアレルギーや好き嫌い、宗教上の制約がない人にとってはバランスは取れているし、自分で用意しなくても良いのでそういう意味では快適ではあったのですが、「行動の自由、移動の自由が無い状態」というのはなかなか辛いものがあります。病気でもしていれば、動けなくても仕方ないと思えますが、基本元気なので尚更です。子供達も隔離の意味はわからない2歳の次女からすればなぜ、ずっと家族で同じ部屋から移動しなかったのかは理解できないでしょうし、5歳の長女もどれだけ意味を理解していたか。。。という感じです。

10日間の隔離や濃厚接触者14日間の隔離になった人たちはさらにストレスフルだったことでしょう。

 PCR検査では空港と同じで唾液採取の抗原検査なのですが、2歳の子供はスポイトを渡されたものの、うまく採取できなかったので、鼻から採取しての抗原検査を選びました。(事前に内線電話で確認があり、要請すれば選ぶことができます)その場合、検体採取員が部屋まで検体採取に来ます。当然のことながら、結構奥までコヨリを突っ込むので毎回子供は泣いていました。。。2回目は怖がっていました。。。

 退所日も基本的に対処できるかどうかは夕方3時頃まで判明しません。ヤキモキします。朝の検体採取による検査結果が陽性か陰性かで退所可否が変わってくるのでしょう。それにしても飛行機乗る前、降りた後、3日目にもPCRテストをしているわけで3回もテストをして陰性だったわけで6日目にも陽性が出る可能性は限りなく低いわけですが、それでもまあ、ヤキモキしました。濃厚接触者有無の連絡もなかったので、それもまたヤキモキさせられました。飛行機での濃厚接触者の定義は12月末に変更になっています。3時40分頃に電話があり、退所できるので準備せよと言われて荷物をまとめて部屋を出ました。4時前にはバスに乗って成田空港のターミナルまで戻り、そして、そこから私たちはあらかじめ用意してあったハイアーに乗って自主隔離先へ移りました。少し都内の道が混んでいたので、自主隔離先に到着したのは夕方6時くらいになりました。これが1月13日。

 

自主隔離先で1月22日まで過ごす予定にしておりました。

 

さて、その後政府がまたもや、隔離のルールを変更しまして、14日間→10日間に変更しました。これ自体は歓迎すべき状況ですが、私たちは宿泊先や移動手段の手配の都合、このまま自主隔離先で過ごすことになりそうです。

 

www.anzen.mofa.go.jp