箱根旅行記

7月23日、24日に箱根に旅行してきました。

 

日本に帰国して以来、なかなか泊まりの旅行には出掛けてこなかったわけですが、今回はアメリカで仲良くしてもらっていた友人一家が夏休みで一時帰国しており、一緒に旅行することになりました。本当であれば、もう1家族も参加する予定でしたが、残念ながら諸事情で不参加と相成りました。

あらかじめ友人家族がAirBnBで予約してくれていたシェアハウス的な施設で宿泊するということでした。

 

 まず、箱根に旅行するにあたり、レンタカーを借りるということになりました。

家の近くにレンタカー店舗がなく、どうしようか悩みましたが、調べてみると近くに複数ある三井のリパーク(コインパーキング)が展開しているカレコというカーシェアサービスを使ってみることにしました。どうやって使うのかを知るために1週間前には数時間だけ借りてみて豊洲のガステナーニへ行ってみました。都内を車で走るのはあまり経験がなかったのですが、結構楽しく運転できました。

 

 

 借りるときはスマホのアプリで車の鍵を開け、返すときは車を清掃した上でスマホアプリで鍵をかけます。車の鍵はどうするのかと思っていましたが、鍵自体はグローブボックスに刺すんですね。カーシェアサービスの良い点は借り始める時間と返す時間をある程度自由度を持って決められる点だと感じました。また、対人で店員と都度都度やり取りする必要もなく、スピーディに車を借りて返すことができるため、仕事なんかでも利用している会社はあるだろうなあと感じました。

 

初日。

前日までに妻がしっかりと子供たちの荷造りをしてくれていました。

 7月23日は早朝に起きて身支度をして、私は車を借りてきて、カーシートをセッティングして出発しました。車で走り抜けて高速道路に乗ってからは比較的早く神奈川県へ入れました。途中で友人家族と連絡を取り合い、一旦、小田原市にある足柄牛専門の卸である門屋食肉商事へ立ち寄り、友人家族と合流しました。

 門屋は卸売だけあって、建物やオフィスはほとんど見た目、商社でしたが、一般消費者が買うことができるカウンターもあり、焼肉用のお肉を買い込むことができました。おまけでウィンナーも付けてくれてハッピーな気持ちになりました。そして何より、美しいサシの入った和牛が安く買うことができました。

 その後、近所のスーパーへ寄って野菜やビールを買い込み、保冷バッグに入れました。娘は同い年の友人家族の長男と一緒に友人家族の車に乗り込みワイワイ話しながら向かうことに。小田原から高速道路や有料道路を通り、箱根へ入っていきました。箱根新道へ入り損ねてしまったために旧道で曲がりくねった道を走ることになりましたが、なんとかお昼頃に芦ノ湖湖畔の元箱根へ到着。駐車場を探すのに苦労しましたが、なんとか見つけて車を止めると、昼食はベーカリー&テーブルへ。

ここは1階がパン屋さん、2階がカフェスペース、3階がレストランになっていました。下調べが足りず、3階にスッと入りましたが、後から考えると2階でもよかったかも、とも思いました。3階ではランチセットを頼み、子供たちは1階でパンを買ってきて食べましたが、(持込み可能)ランチセットは2680円となかなか良い値段しました。

 

カフェからは綺麗な湖が一望できるとあって、ほとんど場所代だったような気がしないでもないです。

 友人家族は私たちが帰国する直前にもお見送りにきてくれましたが、久々の再会とあって、楽しく談笑しつつ、カフェで腹ごしらえをした後は急遽、箱根の海賊船に乗り込むことに。海賊船は帆船みたいな形をしていましたが、しっかり汽船でした。

桃園台という反対岸まで行き、戻ってきました。大体1時間弱くらいの船旅でした。

 実際には船とロープウェーとがセットになったチケットもあるようでしたが、今回は結局単品で乗ることに。船は3層構造になっており、別料金で特別船室という船室もありました。デッキから見える芦ノ湖湖畔は美しく、いくつか建物が眺められ、とても良い眺望でした。天候にも恵まれ、晴れた空に青い湖の水面が目に眩しかったです。

 


 船が戻ってきて降りた後は車を回収して、宿へ移動しました。意外にもベーカリー&テーブルからも徒歩で行ける範囲内に宿泊先はありました。部屋に荷物を下ろし、子供たちは大きなお部屋でワイワイ遊び始めました。大人は買い出しをしたり、夕ご飯の用意をしたりと活動して、子供たちを夕方に屋上の露天風呂へ入れることで、晩御飯の準備は殆ど完了。備え付けてあったホットプレートで焼き肉を焼いたり、コンロでは焼きそばを焼いたりしました。宿泊施設は大変しっかりしており、風呂も2箇所、トイレは3階建ての建物の中で各階1箇所合計3箇所程度あり、大変美しく、新しく、快適でした。広さ的には4家族くらいは泊まれる建物だったように思います。風呂は屋上露天風呂で温泉ではなかったものの、お風呂は気持ち良いかったです。

 子供たちはドタバタで楽しく遊んでいました。大人たちもビールを飲みながらワイワイ話していました。焼肉はめちゃくちゃ美味しくてかなりの量があったにも関わらず、みんなで食べきりました。

夜はそうして更けていきました。

 

2日目。

 翌朝も子供たちはかなり早くから起き始めており、6時過ぎには朝からドタバタ走り回っていました。朝起きてコーヒーを飲み、前日の残りを活用したご飯を食べ、10時過ぎにチェックアウト。

チェックアウト後は大涌谷に向かいました。少し混んでいましたが、大涌谷の駐車場へ車を停めることができ、カフェでは大涌谷名物の黒玉子を食べました。なかなか面白いものですね。

 地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」は、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着し、これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがるとのことでした。

調べてみると、この大涌谷の温泉を使った箱根の温泉地というアイデア自体が渋沢栄一のものによるそうで、昨年は大河ドラマ青天を衝けでよく知った存在になった渋沢栄一がそんなところまで手を広げていたことに大変驚いたのでした。(前週に訪れたガステナーニは東京ガスの作ったガスの科学館でしたが、東京ガス渋沢栄一が立ち上げた会社だとか。。。)

 https://www.hakonenavi.jp/feature/15700

よく晴れていたので、大涌谷の駐車場からとても綺麗に富士山が見えていました。

大涌谷から私ら男性陣は車で移動し、奥様方と子供たちは1区間だけロープウェイに乗り、大涌谷を空からみることに。私たち男性陣は先に早雲山駅というロープウェイの駅にて家族を待ち構えました。入れませんでしたが、早雲山駅にも足湯スペースがありました。1年前くらいにどうもリニューアルされたようで大変綺麗な施設でした。

 早雲山駅から移動して、お昼ご飯を食べに蕎麦屋へ行くことに。仙石原にある箱根茶寮深山という蕎麦屋へ行きました。なかなか美味しい蕎麦を食べることができ、子供たちも大ボリュームのお子様ランチに満足。

 そして、その後、三国峠展望台に移動し、そこで友人家族とは別れ、私たちは一路、家路へつきました。箱根スカイラインにある小高い山だけ少し登りましたが、ちょうど雲がたくさん出ていて富士山が見えず残念でした。

帰りは箱根新道をスイスイと走り、海老名サービスエリアで晩御飯を買い、帰宅して私は車を返却し、家族で晩御飯を食べて風呂に入り、後はよく寝たのでした。

 

 箱根には真面目に行ったのは初めてだったのですが、結構エヴァンゲリオン推しだったのが面白かったです。実際の芦ノ湖湖畔を見ているとエヴァの内容を思い出すシーンもちらりほらりとありました。

 

友人家族は帰国時の貴重な時間を割いてくれて楽しい旅行を計画してくれて感謝感謝でした。私たちも腰が重くなっていたので、踏ん切りがついてよかったなあと。箱根はまだ魅力を味わい尽くせてはいないような気もするので今後もまた訪れたいと思いました。