台湾出張3日目〜5日目

台湾出張3日目/4日目/5日目

さて、朝目覚めましてゴロゴロしてから身支度し、台北駅にホテルからタクシーで向かいました。15分くらいで着くのかな?ちなみちホテルは首都大飯店(Capital Hotel)という建国北路にあるホテルだったのだけど、なかなか良いホテルでした。

台湾ではタクシーや地下鉄が安い、と書きましたが、現在のレートだと、タクシーの初乗り運賃は75NTドルで、これは日本円に換算すると230円くらいでしょうか。地下鉄(MRT)も数駅でも30NTドル程度だったりして、これはおおよそ100円くらい。チルドカップコーヒーをコンビニで飲むと30NTドル、紙パックジュースだと12〜15NTドル程度だったりして、まー、飲み物や食べ物、移動にかかるお金は安いようです。携帯電話料金もパケット通信し放題でも3000円届かないくらいでして、台北市内のワンルームマンションでも2万NTドル(6万円)程度となっており、生活コストは案外かからないわけで。この辺りは今回の滞在でより強く感じました。

さて、台北駅に9:15にスタッフと集合し、新幹線で高雄に旅立ちました。台湾の新幹線はどうも経営がうまくいってないそうで、10月あたりから10%ほど値上げされるそうです。新幹線は日本の車両と欧州の運行システムで運用されているそうで、最初の頃はかなり混乱したそうです。聞くと一般企業の新入社員がおおよそ、10万円届かないくらいの給料だそうで、この辺りのアンバランスさがどうも若者にはつらい感じがあります。

新幹線はおおよそ、台北から高雄の往復で2,980NTドルだったので、9,000円くらいの計算でしょうか。経営がうまくいってないのはこれまでの価格設定が安すぎたんじゃないか、と商社の人は言っていましたが…。高雄は台湾の南側に位置するわけで、殆ど台湾という島を縦断する形で新幹線で2時間半ちょっとで着きました。09:30に台北駅を出て、11:00には高雄に着いてしばらくカフェで仕事をしていました。途中しっかりと300km/hを超えた、という表示もあったりして、しっかり新幹線でした。

高雄駅自体はなかなか綺麗な駅で、近代的でした。自動券売機があるのに、誰も利用しておらず、みなさん、殆どが窓口で切符買っていました。

高雄駅で商社とも合流し、お昼ご飯に牛肉麺を食べ、(これがものすごい人気店で、並ばなければいけないほどでした)かき氷を食べ(ここはうちの台湾スタッフのオススメだそうな)、高雄港の近くの催し物を横目に、お客様のところへ。
高雄は海水浴やら南国風リゾートやらそういう楽しみ方もあるそうですが、今回はいかんせん仕事で来ているためこれといって何かをするわけでもなく、お仕事して帰るだけ、ではあったのですが…。

打合せ自体は一時間半ほどで完了し、そこから再びタクシーと新幹線を乗り継いで台北に戻ってきました。うちの台湾の新人女子スタッフが語学学校に通わず、映画やゲームで日本語をマスターした、と聞いて衝撃を受けました。FF13をプレして、覚えた、と言うのだから驚き。そして、きっと、ゲーマーだ!と言うのが面白い!笑。何というか、時代だなあ、と感じます。ぱっと見て、そんなにオタクに見えない人が実は隠れオタク、と言うのは最近のトレンドですが、まさか台湾でも同じような人に会うとは…笑。

夜はディンタイフォンの別の店舗へ行きました。今度は平日だったのでなんとかはいることができ、美味しく戴くことができました。それにしても、仕事の話は当然書けないので、食事の話と文化の話にしかならないのが、悲しいところです。きちんと仕事しに行ってるつもりなのですが…日記に書くとこうなってしまいますね…。

そこから再び、森林北路へ(ここばっかり…(^_^)a。ここで、二年前に台湾に個人旅行で来た時にお会いしたマオさんと再会することができました。商社のMさんとも久しぶりにお会いでき、なかなかに感慨深い夜になりました。


翌日は朝からNHKあまちゃんを観て、身支度し、地下鉄乗り継いで、南港展覧館に向かいました。だいたいホテルから30分弱かなあ。実はこの日からセミコン台湾という、半導体関係の大きな展示会がありまして、うちの会社も少しだけブースが出ていたそうな。そこを台湾のエース級のマネージャーと一緒に回り、あれこれ話しつつ、見て回りました。半導体関係は液晶関係に比べると、まだまだ鼻息洗い印象を受けました。かなり女子がたくさんキャンギャルとして立っている印象を受けました。なぜか、展示会なのにダンスしてたりとか。あと、中国語でアニメ声の方がコスプレして、めちゃめちゃ難しそうな技術説明してたのを見た時にはちょっと、これはどうなのか、とあまりのギャップに笑いました。
今回お世話になった台湾のマネージャーは非常に優秀な人で、うちの会社自体が何度も彼に助けられてるところが沢山あるように感じます。何というかしっかりと仕事の内容を話してくれるあたり、非常に頼りがいがあるように感じました。現況に安住せずに新しい分野の仕事を見つけようとしているところもシンパシーを感じました。私も見習わなくては。

展示会は一時間半くらいで回ってしまい、そこからオフィスに戻り、オフィス近くの水餃子のお店でお昼ご飯食べました。これがまた美味いのなんの。水餃子と言うものの、スープに入っていない、と言うのが新しかったですね。何気に滞在期間中で一番美味しいくらいの味でした。

お昼ご飯を済ませると、そこから商社の方と合流し、桃園の方のお客様へタクシーで向かいました。
40分くらいでお客様のところへ着きました。15人くらい出て来てプレゼン方式でPowerPointを使って、製品関係のお話をさせてもらいました。内容が初級編だったので、質問自体はそれほど難しいものは無かったのですが、ちょっと通訳を介してのやり取りはテンポがやはり馴染めないところはありました。何言ってるかわかればもう少し、楽なところはあるのでしょうけど。今回は相手が日本人と台湾人だったため、どちらか一方の言語に絞れなかったのも面倒な点でした。

説明会が終わり、ちょっとした立ち話をしてたのですが、やはり現地の製造現場というものの、難しさを感じました。「当然こうだろう」という思い込みは必ず失敗を招くので、全てを懇切丁寧に教える必要があるわけで、そこがかなり難しいなあ、と感じるわけです。ちょっとした甘えが、資料の完成度の低さが、隙を生んでしまい、ワーカー側の変な言い訳や思い込みを生み出してしまう、と。そういう意味ではある種、 ワーカーへの説明というのは実際の写真を使いつつ誤解が生じるのを避けながら、微に入り細に入り、説明をしてあげないといけないのだなあ、と。わかってはいても抜けることもありそうで、それが怖いところです。

その後、オフィスに戻り簡単な報告と、メールチェックしたりして、商社の方とお食事へ。夜は北京ダックとか食べました。台湾はマッサージ(変なやつじゃないよ?)も安かったりするので、そういうところへも行ったりして、夜は更けていきました。

最終日は飛行機に乗って帰るだけ。すっかり慣れたタクシーで松山から朝便で飛び立つのでした。

次からは1人で動けちゃうな、台湾は。それくらい、治安も良く、人柄も気候も良い、過ごしやすい国だと感じました。また旅行で来たいと思います。