サンノゼ家探し

アメリカに来て2週間くらい経ちました。
あれこれと初体験があるのですが、毎日忙しくてあまり日記を書いてる余裕がありませんでした。
元気にやってます。箇条書きで覚えておきたいことを書いておこうと思います。

■引越し
引越し準備をする時間があまりに無くて最後まで荷物がまとまらず、ゴミが大量に発生したのはショックでした。
ご近所トラブル的なことはこれまで起こしたことが殆どありませんでしたが、最後にゴミが残ってしまったのは痛恨事でした。
なんとか、分散して小分けていきましたが、引越しは計画的に徐々にゴミを捨てていかないといけないということを改めて痛感しました。
引越しが終わる頃には部屋はがらんとしてました。
まー、なんというか、08年にここに引越して来た時にはこういう形でこの部屋を出ていくことになるとは予想はしていませんでした。
感傷的になる部分も無いわけではありませんが、まー、人生いろいろですねえ。
区役所で海外転出届を出したりしててもあまり実感が湧かないもので、書類関係も大抵完了しました。
大量の小銭を郵便局で両替した結果、1.5万円くらいになったのもいい思い出です。
最後の一泊はホテルで泊まったりしました。
最後の退去時のチェックではすこし気分を害されましたが、気を取り直して…
家なき子になった後も9/30の最後の最後まで仕事をさせられたのは何ともかんとも。
もう少し余裕のある引越しをさせてもらいたかったところではあります…。

■出発日
スーツケース2個分の荷物を予め空港郵送しておいたりとあれこれやってましたが、出発日はあっという間にやってきました。
会社に少し出てから成田空港に向かいました。
成田空港ではお昼食べてから少しの間うだうだしてから空港のラウンジを利用しました。
なぜか、うちの会社は赴任する際の便と帰任する際の便はビジネスクラスなんですねえ。
これは嬉しい驚きでした。
成田空港からサンノゼ空港へはANAが直行便を飛ばしてるのですが、この直行便でビジネスクラスのサービスを受けることができました。
す、素晴らしい。
特にフルフラットに出来てしまうシートは感動でした。
隣の人とかなりセパレートされてるのも良かったですね。
ビジネスクラスに乗るとかなりマイルがついたのも驚きでした。
今回のフライトで遂に夢のプラチナクラスに仲間入りしました。
とはいえ、これからはANAに乗る機会はそうは多くは無いわけですが…汗。
プラチナクラスになるとANAのラウンジ使い放題だったのに…無念…。
スーパーフライヤーズだけでも確保しておきたいところ。

飛行機機内では仕事をするという選択肢もあったのですが、出てきた料理やワインが美味しくて器もきちんとしてて、ついついまったりしてしまいました。本を読んだり、映画トランスフォーマーの最新作観たりして過ごしました。

■到着
10/1の11amに飛行機が着いて、会社の上司に迎えに来てもらいました。
上司は普段は別の地域にいらっしゃるのですが、今回は私のセットアップのために数日同行してくださりました。
車はしばらくはレンタカーです。ヒュンダイエラントラというセダンになりました。
ヒュンダイを運転するのは初めてでした。

まず、荷物をホテルに置いてから、SSN(Social Security Number/社会保障番号)を取りに行きましたがオフィスが閉まっていて断念。
あれこれと説明を受けて、取り敢えず夕方からお客様と打合せが入っていていきなり参加することに!
眠くはなかったのですが、かなり疲れを感じつつ…。

サンノゼ家探し
次の日は不動産屋と部屋探し。
部屋探しでは日本人向けの不動産屋を展開しているリダックというところがあり、そこがアポを取ってくれたりしました。
合計6軒ほど回りました。

さて、サンノゼの不動産事情は中々、大変なものがあります。
まず、相場がかなり高い。流石はシリコンバレーと言ったところですがまるで六本木です。
そんなに街中と言う感じでもないのですが。

部屋は日本で言うところの
ワンルームがSTUDIOタイプ、1500-2200ドル、
・1LDKとも言える1ベッドルームが2000-2500ドル
2LDKクラスの2ベッドルームが2500-3500ドルくらい
となっています。

場所や築年数によりかなり変わりますが…毎年価格の更新があり、年によっては10%程度の変更はよくあるそうです。
どんどん値上がりしているそうで…
また、巨大なアパートの数々がどんどん建設されていっています。
アパートメントは集合住宅なので、ある意味昔で言う団地、今で言う高級マンションのような趣があるのですが、大抵、綺麗な庭があったり、Wi-Fi付ビジネスセンターやらジム、プールやジャグジーがあったり、BBQ出来る場所があったりします。
これは中々驚きました。
とはいえ、日本と違い、建物そのものの高さは4階建くらいまでに低く抑えられていて25階建くらいのマンションが普通の東京あたりとはかなりこれまた雰囲気が異なりました。

会社の赴任者向けのサービスなので、リダックは必ずしも個人利用には向かないとは思います。
基本的にマンションの家賃一ヶ月分が成功報酬だそうです。
でも、長い契約書読んだりするのが辛い日本人向けとしては良いのではないかなあ、とも思いました。

それにしても、結構この手の不動産探しは慣れていないので、楽しかったものの、決断もまた難しさを感じました。
もし、私に子どもがいたら、学区のこともあり恐らくクパチーノかサニーベールだったのですが、そこはかなり家賃の相場も高く会社からも遠くなってしまうということもあり、二日間の下見の結果、サンタクララに住まうことにしました。
決定打はスーパーが歩いて行けるほど近くにあったこと、ですが、無理してでもクパチーノ辺りに住むべきだったのかどうかはまだ何とも言えないところです。

リダックの担当者の方が大学軽音の時の後輩しばっちに顔も声も超似てて、生き別れの姉妹なのかと思うほどでしたが写真を撮ることができなかったのが悔やまれます。
世の中には自分に似てる人が3人はいる、と言いますが…

金曜日、ランチでは会社の皆様とウェルカムランチを開いてもらいました。
美味しいイタリアンのお店でした。現地スタッフの皆様の英語が早すぎて聴き取れない問題を感じてはいましたが、痛感し始めました。
むーん、これは慣れるのだろうか。

■ホテルへ帰れない事件
帰りにふと気付くと上司は別の地域に帰っていて、他の先輩方も既に帰宅していたので、1人で車を運転して帰らなくてはいけないことに気付きました。
更にオフィスの先輩や同僚方もみんな帰宅していき、私は一人で残業する羽目になり、ふと気が付いたら一人だった。で、帰ろうとしたときに以下のことに気が付いてしまったのです。


 ・自分の乗っているレンタカーにナビが無い
 ・持っている携帯電話はナビも使えない、ローミングもできないガラケー
 ・日本のプライベートスマホはもちろん契約が終わっていて単なるiPod touchになっていた

これは衝撃でした。
まだ、私の仕事用スマホが手元に届いていなかったので自分が使える地図も無く、Milpitasにあるホテルまでの帰路がよくわからなかったのです。
いい加減な記憶を頼りに車で出発しました。
Milpitasまで帰ることが出来ないことに気が付いた段階で先輩にすがるべきだったのだが、どうしてもそれができない気がして結局、自力で帰れるのではないかと思って何となく来た道を走ろうとしたが、これがいけなかった。
ちなみに上司からあれこれ指南は受けたものの、私は左ハンドル右車線には全く慣れていません。

恐る恐るフリーウェイ(高速道路)に乗りましたがいきなり方向を間違えていたようであらぬ方向にどんどん進んで行きました。
880を間違えて南向きに乗ってしまい、気が付いたらLos Gatosまで行ってしまったのだった。
Los Gatosをぐるぐるさまよい、また880 Northに乗ったときはグッジョブだったし、気が付いたら真っ暗でどこを走っているかもわからず、そのまま走り続けていた。

結局、たまたま通りかかったSantna Rowにあった家電量販店Best buyでGarminのナビを買うことによって難を逃れました。
(そこが、Santna Rowであることすら気付きませんでしたが)うーん、まだまだ未熟…。3時間も帰宅にかかったのでした。


なんだかんだでWi-Fiが通ってるおかげでホテルでは退屈はしませんでした。

長くなって来たのでまた次回…