カリフォルニアでの食生活について

今回はこちらに来てからの食生活に関して書きたい。食は生活の基本なので誰しも関心事だと思う。赴任が決まって色んな方から太る太ると聞かされてきたが、最初はハンバーガーばかり食べるから…だと思っていた。実際、ハンバーガーショップアメリカには多い。しかし、赴任してからもう4ヶ月くらい経つが何気にまだ一度もマクドナルドには行っていない。通勤路にもマクドナルドは一軒あるのだが、奥さんが来る前でもやはり食べる気は起きなかったのだ、なぜか。店が古いってのもあるのかもしれないけど。

ただ、奥さんがハンバーガー好き、というのもあってその他の店には色々と行く機会に恵まれてる。

これまでハンバーガーを食べた店は下記。

・L.B. STAKE
ここはサンノゼにあるオシャレストリートであるサンタナロウにあるオシャレステーキ店。ハンバーガーも絶品。14ー20ドルくらいはするので決して安くはないけど。店名は忘れたがpalo altoでも一軒、ハンバーガーは食べたのだが、ハンバーガーチェーンではないオシャレな店で食べるハンバーガーはかなり美味いことが多い。

・in n out
近場だとAMCの近く、サンノゼ空港の近くにもある。ベイエリアに展開する有名ハンバーガーチェーンとのことで噂はかねがね、だったが、確かに美味い。しかもそこそこ安い。7ドル以下でセットが食べらてそこそこお腹いっぱいになれる。ポテトが切り立て、揚げたての出来立てが出てくるのも特徴。ファーストフードだが、注文受けてから作るのでそこそこ待つ。

・FIVE GUYS
ここは自分の好みのトッピングをタダでガンガン入れられるのが特徴。逆に何も入れないと単なるハンバーガーかチーズバーガーかベーコンバーガーくらいしかない。in n outと同じくそこそこ待つ。made for youは一つの潮流なのだろうな。ポテトも結構美味しい。車で7-8分の近所に一軒ある。

SMASH BURGER
ここはバーガーの種類がそこそこある。オペレーションはそんなに早くないがバーガーはそこそこいける。近所にもあるので、1度行ったがリピートしたいほどではない。

・Carl's Jr.
ここではフレッシュバーガー的なやつを頼んだ。バンズから全てオーガニックですよーという触れ込みのバーガーだったが、これがかなり美味しかった。空港の近く含め意外と色んなところで見かけるので来店チャンスは多い。



その他によく見かける店舗として、メキシカンのファーストフードが流行ってる。CHIPOTOLEは日本にはまだ進出してないと思うが、とても流行ってるメキシカンのお店だと思う。ここも注文してからフレッシュな食材でブリトーを作ってくれる良いお店。歩いて行けるところにあるので月に何度か通うくらいには美味しい。

あと、スタバはかなり通った。今でも行く。スタバこそ全米どこにでもある。正直、コーヒーは飲めるがご飯は美味しくないことで定評のあるスタバだが、近くにコンビニが無いので選択肢が無いためたまに止むを得ずサンドイッチなどを食べる羽目になることがある。コーヒーショップでは他にPeet'sやPhltzが最近のお気に入りである。Peet'sは創業はスタバよりも古く歴史を調べるとスタバが草創期にコーヒー豆をPeet'sから買ってたりとかなり興味深い。日本には過去に進出したことがあるらしいが、結局撤退してしまったそうな。

あとベイエリアでは日本のこってりラーメン屋がとても流行ってる。俺ん家ラーメンは1時間くらい並ぶし、その他のラーメン屋も長蛇の列が出来てることが多い。俺ん家ラーメンは日本で食べるのと匹敵する美味しさではあった。

ここまで書くと、外食ばっかりしてるように見えるが実際にはお家でご飯を食べてる比率の方が断然高い。外食では一食あたりの量がなぜか多く、サンドイッチなどは半分で十分お腹いっぱいだ。なぜ、こんなに量があるのか全く理解出来ないほど。なので、ランニングは必須。こちらに来てから備え付けのジムで走ってるが、日本にいる時よりも運動量は増えたと思う。一つ一つの食事の量が多いので、残すのはもったいない、と教え込まれている日本人はついつい食べきってしまい太ってしまうのだ。これが太りやすい理由か…と妙に納得してしまった。

毎週SunnyvaleのFarmer's marketで買うものも多い。これは毎週土曜の9時-13時にSunnyvaleのダウンタウンでやってる朝市だが、新鮮なオーガニック食材が普通くらいの値段で手に入る。オーガニックスーパーと言うとWHOLE FOODSかTrader's JOEが代表的だ。

まず、水だが、アメリカやヨーロッパは市販の水がかなり安い。日本の田舎のように水道水が飲めるほどの品質には到底無いので流通量も多く、パッケージもとても大きい。クリスタルガイザーの500ml 35本で5ドルそこそこで買える。これは助かった。自販機だと1本2ドルだったりするのでなんだか遣る瀬無い。アメリカはたくさん買う人、上手に量を買う人が得するようになっている。日本のようにいちいちパッケージが小分けになってたり少ない量で買うととても高い。COSTCOの考え方はアメリカではむしろ一般的なのかもしれない。buy one, get freeのお店はやたら多い。

Farmer's marketの利点として野菜や果物などは量り売りで買えるのも挙げられるかもしれない。欲しい量を気軽に買える。沢山無理矢理安さのために買えるわけでもない。やたらピカピカの普通のスーパーの野菜や果物に比べると形は不揃いだったりもするけど、味はイケる。どう見ても産地直送なのもポイント高い。じゃがいもとか人参とか掘ってきたまんま土が付いてたりする。それがいい。素材の良さが楽しめる。果物は試食もしてから買えるので、気に入らないものを沢山買う恐れもない。こないだは苺を買ったが大きいしとても美味しかった。オレンジやリンゴもとても美味しい。

パンはFarmer's marketに出てるACMEブレッドのものを買ってるが、これはベイエリアのレストランに仕入れてるパン屋でもあるらしく、とても美味しい。CIABATA HERBというパンが味もついてて味わい深い。

パスタはTrader's JOEのものを買ってる。太めの麺だがこれもまたとても美味しい。

卵は日本食スーパーであるmarukaiかmitsuwaの地鶏生卵だけがサルモネラ菌の心配をあまりせずに生で食べられる。他のスーパーの卵は生で食べない方が望ましい。12個で5ドルもするので高いっちゃ高いが背に腹は変えられない。

納豆も日本食スーパーで買ってるが2ドルから3ドルくらいはする。種類は豊富で、常時10種類くらいはあるように思う。

豆腐も同様だ。豆腐は日本食スーパーにあるGONBEI豆腐かジャパンタウンにあるサンノゼ豆腐が美味い。しかしでかいし値段も高い(1丁4ドル)ので一人暮らしには不向きではある。現地の豆腐もあるのだけど高い割に味がどうも美味しくない。そのため、豆腐を買いたい時はどちらかの豆腐を買ったほうが良い。

Trader's JOEではその他にワインや冷凍食品も美味しい。ワインは結構値ごろ感がある。冷凍食品ではピラフが美味い。これは本当に美味かった。日本にはない味。

ビールは日本に比べて遥かに安いし、美味いビールが多い。これは嬉しかった。ビール好きにとっては天国ではなかろうか。500mlくらいの瓶に入って6本で7ドルくらいだ。

ステーキを何度か食べたが、そこそこの肉がそこそこの値段で食べられる。外食するよりはスーパーで買って焼いた方が安くて美味しい。上司の家で振舞ってもらった時にある程度、焼き方を学んだので奥さんと悪戦苦闘しながら何度かフライパンで焼いたが結構、家のフライパンでも美味しく焼ける。フランベをやること、焼き過ぎないこと、焼き上がりにアルミホイルに包んで3分ほど置いておくことなどが注意点。きちんと換気をしないとすぐに火災報知器が鳴ってしまうのが難点。これはどの火を使う料理でも同じで煙マネジメントがとても大事。だが、なぜかレンジフードの換気扇が外に向いて付いてない。最初は衝撃を受けた。これは大問題だと思うのだが、なぜそうしなかったのだろう…。上司の家でも同じだったのでアメリカのアパートメントでは結構一般的なことなのかもしれない。いやー、でもレンジフードの換気扇は外に換気してくれよ、と思う。家賃の高さに比べても納得のいかない仕様である。

ワインはそんなに安くはなく、6ドル近辺からだが、種類も無数にあり、近所のスーパーでは選びきれないほどだ。(中には特売で4ドルとか3ドルくらいのワインが出てきたりする)
自分たちがSYRAHもしくはPINO NOIRが好きなことは何度かテイスティングするうちにわかってきた。カリフォルニアはワインの名産地なので、もっと勉強していこうと思う。今のところ、行ったワイナリーは

・クパチーノの山の中のRIDGE
・ロスガトスの山の中のDavid Bruce
サンノゼの街の中にあるJ.Rohr

この中ではやはりRIDGEは眺望といい味といい格別だったが、味ならDavid Bruceもとても美味しい。ワイナリーはテイスティング無料のところもあれば、有料のところもあるが、テイスティングをしてから飲むことで味は確かなものを買えるのでとても良いなあと感じる。

お米は日本食スーパーで買ってるが値段はまあそこそこ、味もそこそこ。ただ、変圧器の手配ミスで手元にまだ無いので炊飯器が使えず、土鍋で炊いてる。これが案外といい味を出してる。
油揚げは日本食スーパーに冷凍で売っているが、そこそこイケる。

そんなこんなでツラツラと取り留めもなく書き綴ったが、奥さんの美味しい料理のおかげで毎日のハードワークも頑張れるなあ、と思うことしきり、これからもカリフォルニアでの生活を楽しみながら仕事を頑張りたいと思う。