1年経過。

なんだかんだでアメリカのサンノゼに赴任してから1年が経とうとしてる。
なんともあっという間でもあり、長かったようにも思う。

FBを見てる方からは私が楽しげな写真しかアップしてないのでアメリカ楽しそう!!とよく言われるのだけど、実際の日々の生活は終電の概念が無くなり残業アンリミテッドになり、残業代は出なくなり、東京にいた頃には基本だった電車移動がほぼ無くなり実質的な仕事してる時間は確実に増えたように思う。

電話会議の機会も増えた。
夕方まで仕事したら、夕方から二日目が始まるような感じだ。
日本にいる時の倍働いてる気すらする。

また、英訳、和訳の機会も格段に増えて語彙も比較的増えてきたように思う。
英語メールや翻訳スピードもそれなりに上がってきたと思う。

顧客との一対一の折衝やプレゼンの機会も増え、また、プレゼン資料やその粗筋自体を自分で組み立てることも増えてきた。
日本にいる頃はそれでもそれなりに技術者からのフォローアップもあったし、打合せに手ぶらで行ってもなんとでも出来たが、アメリカではそれが出来ない。
私自身の英語の実力や場数の問題もあるが、相手のレベルも格段に上がっており、突っ込まれる内容もかなりテクニカルなのでそれなりの対応が出来ていないと即信頼を失う。
事前に準備しなくてはかなり危うい。
メールや電話の問合せ対応スピードも上げる必要がある。
回答に数日もかけていたら、相手が興味を失う。

私の思ってたアメリカと違う!笑。

なんとなく大陸的で緩やかに仕事してるのかなーとか思ってたけど、少なくとも担当する仕事的にはそれが許されるポジションですらない。
あと、自分が置かれてる立場も年齢が若いだけにやっぱり厳しいところにある。
年上ばかりなので仕事を丸投げされることはあっても助けてくれる人はあまりいない。
重要案件以外はかなり抜けることも多い。
小さい仕事を育てるのも好きだったんだけどなあ…。

カリカリしてると、つい愚痴っぽくもなるが、それも許されるような年齢でもなくなってきた。
相手のアウトプットを引き出すのもまた営業の手腕、とまで言われるので果たしてどう動くのか、難しさも感じるところだ。

仕事の話をしてるといくらでも愚痴っぽくなるが、アメリカに来たからこそ出会った人もいるし、経験できてることも沢山ある。

手許に何もなくとも、特に感謝されなくとも、前向きに一つずつ課題を解決して、自分が成長するしかない、と覚悟を決めれば大抵のことは飲み込めるのかもしれない。