そろそろ3歳になる娘が通っているモンテッソーリ教育のプリスクールで”Silent Journey & Discovery”というイベントが週末金曜日夕方から開催されたため妻と娘はお留守番で私だけ行ってきた。こうしたイベント自体はAMI方式を取り入れているプリスクールでは通常開催されるプログラムとのこと。
お題目からどういうことをやるのかな?と不思議に思っていたが、まさにタイトル通りのイベントだった。
1.まず、普段子どもたちがいる部屋に入って、じっくり観察し、気付きをメモする
2.再度、部屋に行くと今度は先生たちが教室にある教具などについて詳しく解説してくれて理解を深める
上記の手順で親による教室の観察と発見と理解を促すイベントでした。
モンテッソーリ教育では子どもの自主性を尊重し、子どもが集中を促す教育を徹底しています。子どものいる環境をまず整えることの重要性がよくわかりました。
たとえば、
・お部屋の掃除
・手洗い
・コートをしまう
・靴をしまう
こうした日常的な行動を子どもに自然に促しやすく、子どもが自主的に行動できることを目指した配置になっていました。親や教師が全てをしてあげるのではなくて、子どもが自分で考えて行動できることを考えた物の配置、家具の配置、になっていました。
18ヶ月から3歳までのtoddlerクラスではとりわけ子ども向けの高さの低い家具が目立ちました。
また、教具は図形をマッチさせるものや手を洗うためのエリア、掃除道具などが色々ありました。
先日、子供達の様子を観察する20分くらいの長さの動画がポータルサイトに公開されていて、見てみました。動画内では娘が実際にどういう風にプリスクールで過ごしているのか?が分かりました。
服のボタンやファスナーを閉めたり開けたりできる教具もあり娘はそれがお気に入りのようで動画でかなり長い時間取り組んでいました。今回Upされた動画はなかなか面白く、普段は目にすることがないプリスクールの中での娘の振る舞いがよく分かりました。集中し始めると本当にしっかり取り組む子だというのは前から思っていましたが実際にそうでした。動画の中でも娘が映ってる時間が長かったように感じるのは偶然ではない気がしています。つまり、モンテッソーリ教育の方針と結構娘の性格はハマっているように思いました。(自画自賛・親ばかかもしれませんけども。。)
3歳から6歳のprimaryクラスでは徐々に数字の概念や国旗、世界地図、などの概念が増えていきます。6歳以降12歳までのエレメンタリーではピアノなども置かれるようになります。
特にprimary以降は数字との向き合い方が面白かったです。様々な方法で数字や図形の概念を身に付けていきます。簡単に言うとそろばんに近いイメージですが、より視覚的に数の概念を理解するための取り組みとも言えます。
公文式の問題集(もじ、かず、ちえ、めいろ、切る、貼る)を私が日本出張の際に妻がヨドバシやアマゾンで発注してホテルに届くので私が持ち帰ってくるのですが、そうしたドリルをやっていても娘は得意不得意があり、数字はまだ今のところ、苦戦しているように思います。そういう意味では今後のprimaryのクラスも楽しみなのですが、果たして自分がいつまでアメリカにいられるかがちょっとイマイチはっきりしないのでモヤモヤしています。(この辺りは別記事に書きます・・・)
今回の見学を通して、モンテッソーリ教育の難しさであるとか貴重さ、環境整備の大切さを学べたと思います。
子どもの自主性を尊重し、実生活(practical life)に基づいた学びを積み重ねていくというのは口では言うのは簡単ですがなかなか簡単ではないとも感じます。
自分の家がそうなってるか?というとそうでもないし…この辺りはもう少し改善していきたいですね。。