第二子が産まれました

第二子が産まれました! 

 

 妻が従前より、妊娠高血圧だったため、通院回数も多く、9月初旬の出産予定日よりも早めに産みましょう、と以前から産科医に言われてきたのですが、結局、8/16の午前0時以降、病院の空き状況に応じてきていただくようになります、と言われました。

そのため、8/16金曜日は自分も仕事をお休みし、娘もプリスクールのサマースクールをお休みし、万全の体制を整えてその日を迎えました。。。

 が、結局のところいつ電話がかかってくるかわからない感じになってしまい、私も妻もあまり寝られない夜を過ごす羽目になりました。特に妻はスーパー寝不足状態になってしまいました。8/15木曜は私も仕事を早めに切り上げて、焼肉屋さんに行ったりもしましたのでそのせいかもしれませんが。。。

 

 寝不足のまま迎えた8/16ですが、私は前日の暴食を反省し、インターバルトレーニングをするためにジムでルームバイクにトライしました。そのあと、家で待っているとついに朝10時半頃に電話があり、1時間以内に病院に来るようにとのことでしたので準備をして病院へ向かいました。

 病院は第1子が産まれた病院でもあるため、アクセス含め慣れたものでした。病院へ着いてから、陣痛促進剤を打ち計画出産に臨む予定だったのですが、すぐに陣痛促進剤を打てる血圧ではないくらい高血圧たったため、まずは血圧を下げて、落ち着いてから陣痛促進剤を打ちましょう、ということになりました。

 

 マウンテンビューにある産婦人科医も備えた総合病院の病室(個室)は結構室内の面積も広く、娘も私もベッドとは別の変形タイプのソファでゆっくり寝られるような設計になっていました。テレビモニターも付いていて、ベッドに備え付けのリモコンから操作してストリーミングから最近の話題の映画もかなり見れるようになっており、3年前から病室の設備も進化していました。波音や雨の音を流しておくこともできました。

 娘はしばらく暇だったのでMoanaを観たりしていました。その後、血圧が落ち着いてきたため、陣痛促進剤を打ち、、、病院で晩御飯を食べ、夜になったので寝ることになりました。この病院の近くには日本食スーパーがあり、そこでお弁当を買って病院で食べました。

 ほんの数時間寝た段階で、陣痛促進剤が夜中の2時に効き始めて、そこからあっという間に陣痛の間隔が早くなっていきました。結果的に30-40分程度で第二子は生まれました。途中でもちろん、エピデュラルを打ったため、無痛分娩で出産することが出来ましたが、エピを打つ判断が少しでも遅ければ麻酔が効くのが出産に間に合わなかったくらいのタイミングでした。世の日本での妊婦さんのほとんどが無痛分娩ではなく麻酔を使わない普通分娩だということを考えると恐ろしい文化や考え方の違いだなあ、とも思いました。

 日本の場合、無痛分娩はさらに40万円くらい追加費用がかかるなんて話も聞くのですが、USの場合だと、無痛分娩がデフォルトであり、「無痛分娩でなかったらとか、麻酔がもし効かなかったらなんて考えられない・・・」なんてことを看護師さんたちも口々に話していました。実際、USの出産現場では夫は立ち合うことが普通で私も今回も立ち会っているのですが、妻の様子をずっと間近で見ていれば、「無痛分娩なんて甘え」だとか「自分のおなかを痛めて産まないなんて」なんて、世のご年配の人たちが言うことは口が裂けても言えないなあ、と強く思いました。。。

 陣痛が本格的に始まって40分ほどで第二子が無事、産まれました。へその緒を切らせてくれました。

 産まれる瞬間には長女も立ち会ってくれまして、第二子が産まれる瞬間も見届けてくれました。第二子の出産はとてもうれしく、長女もとても喜んでいました。

第二子は女の子でした。

 産まれてから寝るまで3時間ほどいろいろと後処理や検査などをした後、Labor & Delivery の病室からMother & Baby の病室へ移動するのですが、Mother & Baby の病室では私は宿泊できるのですが、娘は宿泊することはできないのと、病室で寝られる気がしなかったため、私と長女は朝6時頃に帰宅することになりました。明け方の睡眠不足のままでの運転はなかなか堪えました。。。

 妻と次女は出産後に2日間は入院できるのですが、2日後には退院しなくてはなりません。5日間程度は入院していられる日本と比べると、米国は退院までのタイミングが非常にタイトですが、これは米国の文化なんですかねえ。病床数が少ないからなのか、それとも。。。

退院前にBirth Certificateの申請書を記載します。記載内容が直近の政権の政策も一部反映しているようにも感じられました。

 

 妻は今回も不安ながらに異国の地で出産に臨んでくれましたし、今のところ母子ともに健康です。本当に、何度、経験しても出産は素晴らしく、とても幸せな気持ちになります。命と向き合っている感じがします。その一方で出産に伴い大きな身体的な負担のあった妻ほどは苦労をしていない夫である私だから持つ月並みな感想なのかもしれません。生まれた娘を抱きかかえる瞬間は病院ではあまりなかったのですが、やはり抱いてみるとそのあまりのか細さに驚いてしまいますし、彼女を今後育て上げなければ、という強い気持ちが湧いてきます。

 

 退院してきたのでこれから1週間弱、家族をサポートするための育児休暇(Paternity Leave)をしっかりとってまた、仕事にも頑張っていければと思います。