Shelter in Place Orderからほぼ4週間が経った日の日記

カリフォルニア州のShelter in place order発令からほぼ4週間が経ちました。


このところ、コロナの厄介なところを強く感じるわけですが…

・まず、大前提としてワクチンが出来る保証は無く、出来るとしても来年以降まだ1年半はかかるだろうということ。治療薬もまだ、完成するまでには時間はかかりそうであること。(ビル・ゲイツが数種類のワクチン工場を同時に建設、みたいなニュースもありましたね。)

jp.wsj.com


・そして、爆発的に感染者が増えている中で集団免疫は徐々についていくだろうけどもそれでもそこに至るまでに医療崩壊させないために相応の自粛やロックダウンは各国で必要ということ。
・欧米は特に影響が大きく、今年はかなり長い間、この調子が続き、それに伴い、景気後退は避けられなくなってきたこと。
・自分の業務周りで考えても展示会は出展も見学も今ほとんどがキャンセルを強いられており、また新規顧客訪問もペンディング、対面での売り込みも出来ない状態。
・その反面、5月末の展示会は主催者側は強気にも「オンライン展示会」を打診してきたこと。(これはかなり気になりますよね。なんというパワーワード感)
・もし、このWFH(work from home)が長期化する場合、在宅勤務しつつも新規売り込みだとか提案ができる仕組みや体制作りが必須であること。
・一旦落ち着いても、いろんな人が飛行機乗りたがらなかったり、対面での打合せをお客様があまり好まない、ないしは嫌がる可能性があること
・そもそも結構WFHでも回せてしまうということが半年から一年で実証される可能性があること

 

こうしたのことを踏まえると多分、そう遠くない将来に、適者生存の法則が発動してしまうのでは?という気もしているのです。

 

下記のURLはまさにそんな未来を想像させますが、そんな世界が本当に訪れるかもしれないという未来への想像力が求められているのかもしれません。

 

ascii.jp

 

 そういえば、私の大好きな映画の一つにジョージ・クルーニーが主演してるUp in the air (邦題マイレージ・マイライフ)という映画があるのですが、こないだたまたま観てたんですよね。

(ちょうど10年前にも見ていました。当時のレビューは下記)

blog.goo.ne.jp

 

 2020年の今、この映画を改めて観終わってしばらくして、とても皮肉な感じがしたんですよね。

Up in the air自体は主役たちがリストラ代行人の仕事をしていく中で、クビを言い渡すようなセンシティブな仕事ではデジタルの血の通わないやりとりではダメで、アナログな対面の重要性を描いていました。映画の中で、ジョージ・クルーニーが演じる主人公は飛行機でスーツケース一つで飛び回り、各地で請け負ったリストラの執行を対面で行い、デジタル的な手段、つまりWeb会議システムでクビ切りできるシステムに関して極めて否定的な態度をとります。結果的には、Web会議で解雇するシステムは採用されず、ジョージ・クルーニー演じる主人公は飛行機でアメリカ国内を飛び回る生活を続けます。

2020年、この映画から10年以上経ち、今の時代はまさに、アナログ的な手練手管がほぼ完全に封じられた世界に様変わりしており、デジタルに無理矢理にでも移行せざるを得なくなりつつあります。必要は発明の母とも言いますが、ことここに至っては生き方すらも変える必要があるのかもしれません。

 まさにそんな形でウイルスによって、「生き方を変えさせられてる最前線」はレストラン業界だと思うのですが、魚の卸をやってるABS Seafoodというところが個人向けの小口販売も始めたそうで、鮭やカンパチ、マグロを買ってみました。鮮度抜群で美味しかったです。

www.absseafood.com

レストランはどこもかしこもが配達やらピックアップしか対応しておらず、この流れで卸へのトータルの発注量は劇的に下がってるものと推測されます。

 

イースター
イースターの感謝祭もあったのですが、近くの公園の芝生でプラスチックの卵を隠して娘に探してもらう形を取りました。長女は楽しそうに卵を見つけていました。

 

■25日目のトイレットペーパー
25日目にしてようやく近所のスーパーマーケットでトイレットペーパーを発見したのは嬉しかったです。いまだかつて、自分の人生でトイレットペーパーがあそこまで輝いて見えたことはありませんでした。ようやく異常な需要が落ち着いてきたのかもしれません。

 

明日からまた1週間頑張ろうと思います。