WFH開始から1年と半年が経った日記

 fbでもワクチンを打ちました、という投稿がちらほら見えて来て日本でもワクチン接種が進んでいるのは喜ばしい一方で、ようやくワクチン接種率が7割を超えたアメリカでも必ずしも事態が全てにおいて改善しているわけではありません。

 

 確かに大谷翔平が出場するエンジェルスの野球の試合では観客が多数いてマスクしてない人も多数いましたし、バケーションに向かう人々も多く航空便の少なさも相まってフライト料金が高騰、ホテルやレンタカーも高騰しています。(レンタカー会社は各社おそらく相当、車を減らしたりレイオフしてるんでしょう。ホテル業界も人出不足で大変だという記事が出ていました)

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 近隣の国々(中南米など)にバカンスに向かう方々もそれなりにいて、ワクチン接種が完了していれば、それなりに旅行先での行動の自由がある国もあるようです。airbnbのCEOが昨年、「小さな近隣の旅行から復活するだろう」と言っていたのを思い出しますが、まさにそういう展開になっています。

 とはいえ、アメリカでも普段の生活に目を向ければ、WFHは絶賛継続中ですし、オフィスに出社している人はそんなに多くはありません。学校はリオープンしたところが多いですが夏休みに入ったところも多く、サマースクールやら学校の送り迎えがあって、朝夕は車道がそれなりに混んでますが…

 6月中旬、帰任されたVPの後任の方が着任されましたが、それこそ、まだそんなに顔も合わせてないような状態です。VPの方もUSにきて早速ワクチンを接種できていたので、そのあたりは数少ない役得かもしれませんが・・・。

 

 日本では空前絶後の無観客オリンピックが始まってそろそろ終わりますが、始まってからの盛り上がりや選手団の奮闘には勇気をもらう一方で、毎日何かしらのニュースが駆け巡りせわしない感じはします。純粋に競技だけ楽しみたいものですが…。

 今回のオリンピックではドローンによる撮影技術がとても高いなあと感心しています。特に視点が自由自在に動き回るのは観ていて楽しいですね。スケボーとかBMXとか競技内容をよく知らなくてもとても楽しめました。(スケボーは本当に技術的な難易度が遠景ではわかりにくく、スローモーションで見て初めてこれは難しそう…という技がたくさんありました)逆にフェンシングあたりはもう少しスーパースローモーションとか撮影できるカメラをばんばん導入してくれないと決まり手が早すぎてよくわかりませんでした。柔道はJUDOでもはや、レスリングみたいな感じです。昔流行った漫画Yawaraのような試合ってのはなかなか見られるものでもないんですね。

 トライアスロンはダイジェストを観ましたがゴールした金メダリストの方がタンカで運ばれていったり、ゴールエリアが戦場みたいになっていたのが印象的でした。あと、東京湾は汚いから本当にやめてあげてほしかった…もっと綺麗な海は日本にいっぱいあるのに…国際的なアピールに繋がらないことはやめてほしいなあととみに思うばかりです。競歩やマラソンと同じで札幌でやるべきだったのでは。

 ロードレーサーは超長距離レースで観てて驚きでした。女子で数学者がぶっちぎりで優勝したのは観てて凄い話だなあと感心しました。2位の人があまりに引き離されて自分が1位だと思ってたというのもすごい話だなあと。

 

 アメリカではデルタ株の感染拡大を受けて、屋内でのマスク着用が再び義務化されました。驚いたのは娘のプリスクールでもついに屋内ではマスク着用奨励という話が出たことでした。(これまでは子どもに対してそこまでさせる話は出なかったし、感染者も出なかったわけですが…)とはいえ、一度外して良いよと言ってしまったマスクを再びきちんとしてる人はそこまで多くなく、どこまで効果が望めるのかは気になるところです…ただでさえ、夏は暑いしアメリカ人はそもそもマスク嫌いなので…

 

 今焦点が当たっているのはワクチン未接種者がどんどんデルタ株に感染している、という話であり、また、ブレークスルー感染やブースター接種(3回目接種)、そして、ワクチン供給の観点からブースター接種は控えよというWHOの提言が出ているところでしょうか。またアメリカが入国条件にワクチン接種を検討してると言うのはなかなか意外な展開でした。

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これまでの入国後管理がザル過ぎたというのはあるのでしょうけど…(アメリカはあれだけ人が亡くなったのに、日本のように入国管理をしておらず、入国後の隔離やトレースをしたりしてません)

 とはいえ、ワクチン打たないと行動制限が続いて国の経済が本格回復しないとなれば、基本的には各国ともにブースター含めてワクチン接種を推し進めて治療薬の開発も含めていく競争は続いていくのでしょう。

 一時期、想像していたよりもこのコロナとの戦いは長期戦であり、一筋縄ではいかなさそうです。5月にワクチンを接種した時にはもう長い戦いにも出口が見えたと思っていましたが。。。

 

 下記記事はアメリカではなく日本の話ですが、記事はよくまとまっていました。日本にはこうしたデータに基づいた理性的な政策提言をする方がきちんと中枢に近いところにいるのはまだ勇気が持てる一方で行政や政治家にはあまり期待が持てない報道ばかりが流れるのが悩ましいところです。(不安を煽ったり過度に批判的、センセーショナルな報道の姿勢にも問題は多い)

 

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